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第19章 神魔大戦編
330話 始めましょうか?
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「お、おい! ルーミエルよ、落ち着くのじゃ!」
「ネルヴィア様は黙っていて下さい。
ヴィスデロビアの奇襲によって、仲間が102名殺されたんです……」
ヴィスデロビアは僕が潰す、これは決定事項です。
「さて、ジバル君。
僕は貴方にヴィスデロビアを譲る気は全くありませんが……」
カタカタと、各々の前に置かれているケーキのお皿とティーカップが揺れて音を鳴らす。
こればっかりは譲れませんからね。
例えマナーが悪かろうが……ガトーショコラを後回しにしてでも、威圧してやります!!
「どうしますか?」
威圧を強めると同時に円卓に罅が走り。
統一神城の壁が、床が軋んで悲鳴を上げる。
ここでジバル君が屈服して引き下がらないのなら……徹底的に僕の実力を刻み込んでやります!!
「っ!! ふ、ふざけるなっ!!
無名の小娘の分際で、この俺が誰なのか分かっているのかっ!?」
「ダブル最上位である序列10位の神、さっきフォルクレスが言っていたので当然知ってますよ。
で? それが何ですか?」
この際、序列がどうだの、知名度がどうだのは関係ありません!
重要なのはジバル君が、僕の獲物を横取りしようとしている事実のみ!!
まぁ、ヴィスデロビアが僕の獲物って誰かに承認されてる訳でもありませんが。
仲間が殺されている以上そんな事はどうでもいい! ヴィスデロビアは必ずこの手で叩き潰しますっ!!
「まぁ、構いませんよ。
貴方が納得できないと言うのなら、面倒ですがここで認めさせてあげましょう」
流石にお城を壊しちゃったらネルヴィア様の怒りが爆発するでしょうから、上手く手加減して……
耐久限界ギリギリ! この威圧を受けて向かってくるなら来るがいい!!
失礼な態度を取られた事も合わせて、力尽くで屈服させてやりますっ!!
ふむ、目の前のこの円卓が邪魔ですね……
僕の前方部分だけ円卓を消滅させ、空洞になっている中心部に出てジバル君へと歩みを進める。
どうやらジバル君もやる気の様ですね。
一瞬たりとも視線を逸らさずにこっちを見て来てますし。
いいでしょう! そっちがその気なら受けて立とうじゃないですかっ!!
しかし、流石はダブル最上位である序列10位。
さっきまで撒き散らしていた威圧を集中したのに、怯むどころか武者震いしていますね。
相手にとって不足なしです!
「む……」
円卓を挟んでジバル君の目の前まで来ましたが……これはマズイ!
このままでは、身長的問題で下からジバル君を見上げる事になってしまうっ!!
多少の距離があるのならまだしも、この至近距離で見下ろされてしまってはその身長差が如実に分かってしまう!
それになんか下に見られてる様な感じがしますし、これは由々しき事態です!!
何としてでも同じ高さで対等に……いや、逆に上から見下ろす状況に持って行かなければっ!!
「さぁ」
不自然なく翼を広げて上昇! 完璧ですっ!
これで誰にも違和感を与える事なく、自然と高さを逆転させる事に成功したでしょう!!
「始めましょうか?」
とは言っても、流石にこの場でやり合う訳には行きませんね。
ここまで僕の威圧を全く意に返さない程ですし……とりあえず、威圧はもう十分ですね。
「はっ! かはっ……ゲホッ、ゴホッ!!」
え? あれ? これは一体??
ジバル君が突然、咳き込みながら真っ直ぐ膝から崩れ落ちたんですけど……
「気圧されて息も出来ないジバル君にあの脅し……流石にちょっと、ジバル君が可哀想に見えて来たよ」
「ん? どう言う事ですか?」
「……うん、まぁ、やっぱりキミって天然だよね」
て、天然っ!? この頭脳明晰で聡明と評判の僕がっ!?
屈辱です! 後で絶対にフォルクレスのコレクションを消し去ってやります!!
「ジバルも、皆もこれでルーミエルの実力が少しは分かっただろう?
ほれ、ルーミエルもそんな所にいないで、早う席に戻るのだ」
えぇ……突然、何故かジバル君が崩れ落ちただけで、僕の実力は一切見せて無いんですが……
いやまぁ、ネルヴィア様がそう言うのなら、そうしますけど。
しかし、円卓の一部を消し去ったから席に戻りやす……あれ? もしかしてこれって後で怒られるヤツじゃ……
ぼ、僕とした事が! まさかこんな落とし穴があるなんて。
いや、まだ間に合うはずです! 神能を使ってこの円卓を完璧に復元させれば……
「あ、あの……円卓も元通りに復元させましたし、これで怒られる事は無いですよね?」
「ルーミエル、お主は本当に……」
な、何故か呆れられました。
けどまぁ、ここで何も言われないって事はお咎めなしって事ですね!
よかった、これで安心して、ケーキを食べられますっ!!
「ネルヴィア様は黙っていて下さい。
ヴィスデロビアの奇襲によって、仲間が102名殺されたんです……」
ヴィスデロビアは僕が潰す、これは決定事項です。
「さて、ジバル君。
僕は貴方にヴィスデロビアを譲る気は全くありませんが……」
カタカタと、各々の前に置かれているケーキのお皿とティーカップが揺れて音を鳴らす。
こればっかりは譲れませんからね。
例えマナーが悪かろうが……ガトーショコラを後回しにしてでも、威圧してやります!!
「どうしますか?」
威圧を強めると同時に円卓に罅が走り。
統一神城の壁が、床が軋んで悲鳴を上げる。
ここでジバル君が屈服して引き下がらないのなら……徹底的に僕の実力を刻み込んでやります!!
「っ!! ふ、ふざけるなっ!!
無名の小娘の分際で、この俺が誰なのか分かっているのかっ!?」
「ダブル最上位である序列10位の神、さっきフォルクレスが言っていたので当然知ってますよ。
で? それが何ですか?」
この際、序列がどうだの、知名度がどうだのは関係ありません!
重要なのはジバル君が、僕の獲物を横取りしようとしている事実のみ!!
まぁ、ヴィスデロビアが僕の獲物って誰かに承認されてる訳でもありませんが。
仲間が殺されている以上そんな事はどうでもいい! ヴィスデロビアは必ずこの手で叩き潰しますっ!!
「まぁ、構いませんよ。
貴方が納得できないと言うのなら、面倒ですがここで認めさせてあげましょう」
流石にお城を壊しちゃったらネルヴィア様の怒りが爆発するでしょうから、上手く手加減して……
耐久限界ギリギリ! この威圧を受けて向かってくるなら来るがいい!!
失礼な態度を取られた事も合わせて、力尽くで屈服させてやりますっ!!
ふむ、目の前のこの円卓が邪魔ですね……
僕の前方部分だけ円卓を消滅させ、空洞になっている中心部に出てジバル君へと歩みを進める。
どうやらジバル君もやる気の様ですね。
一瞬たりとも視線を逸らさずにこっちを見て来てますし。
いいでしょう! そっちがその気なら受けて立とうじゃないですかっ!!
しかし、流石はダブル最上位である序列10位。
さっきまで撒き散らしていた威圧を集中したのに、怯むどころか武者震いしていますね。
相手にとって不足なしです!
「む……」
円卓を挟んでジバル君の目の前まで来ましたが……これはマズイ!
このままでは、身長的問題で下からジバル君を見上げる事になってしまうっ!!
多少の距離があるのならまだしも、この至近距離で見下ろされてしまってはその身長差が如実に分かってしまう!
それになんか下に見られてる様な感じがしますし、これは由々しき事態です!!
何としてでも同じ高さで対等に……いや、逆に上から見下ろす状況に持って行かなければっ!!
「さぁ」
不自然なく翼を広げて上昇! 完璧ですっ!
これで誰にも違和感を与える事なく、自然と高さを逆転させる事に成功したでしょう!!
「始めましょうか?」
とは言っても、流石にこの場でやり合う訳には行きませんね。
ここまで僕の威圧を全く意に返さない程ですし……とりあえず、威圧はもう十分ですね。
「はっ! かはっ……ゲホッ、ゴホッ!!」
え? あれ? これは一体??
ジバル君が突然、咳き込みながら真っ直ぐ膝から崩れ落ちたんですけど……
「気圧されて息も出来ないジバル君にあの脅し……流石にちょっと、ジバル君が可哀想に見えて来たよ」
「ん? どう言う事ですか?」
「……うん、まぁ、やっぱりキミって天然だよね」
て、天然っ!? この頭脳明晰で聡明と評判の僕がっ!?
屈辱です! 後で絶対にフォルクレスのコレクションを消し去ってやります!!
「ジバルも、皆もこれでルーミエルの実力が少しは分かっただろう?
ほれ、ルーミエルもそんな所にいないで、早う席に戻るのだ」
えぇ……突然、何故かジバル君が崩れ落ちただけで、僕の実力は一切見せて無いんですが……
いやまぁ、ネルヴィア様がそう言うのなら、そうしますけど。
しかし、円卓の一部を消し去ったから席に戻りやす……あれ? もしかしてこれって後で怒られるヤツじゃ……
ぼ、僕とした事が! まさかこんな落とし穴があるなんて。
いや、まだ間に合うはずです! 神能を使ってこの円卓を完璧に復元させれば……
「あ、あの……円卓も元通りに復元させましたし、これで怒られる事は無いですよね?」
「ルーミエル、お主は本当に……」
な、何故か呆れられました。
けどまぁ、ここで何も言われないって事はお咎めなしって事ですね!
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