最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

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第18章 神魔大戦編・序章

315話 現状確認です!

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「さて、皆んな知っていますけど一旦情報を纏めておきましょう。
 今回の敵は元シングルの神ヴィスデロビアと彼の配下。
 その配下の筆頭である四魔皇の内、ゼサータレンは死亡、リーリスはこっちに着いている……と」

 まぁもしかすれば他にも四魔皇に並ぶ強者がいるかも知れませんけど。
 考慮する必要ありますが、今考えてもどうにもなりませんね。

「ちょっと待って頂きたい。
 四魔皇とは?」

「それに既に1人は死亡、リーリス殿はこっちにとは、どう言う事ですか?」

 どう言う事って、リーリスは魔教団の創設者で元ヴィスデロビアの筆頭眷属の四魔皇だし。
 ゼサータレンはネルヴィア様にお願いされて倒しに行ったんですけど……

 あれ?  2人には言ってませんでしたっけ?
 いや、確かリーリスの処遇は伝えたはずなのでリーリスの事は知ってるはず。
 それに、お願いされた後に帰郷するって話は確実にしています。
 という事は……

「ふっふっふ、2人とも意外とうっかりさんですね。
 リーリスの事はちょっと前ですから忘れても仕方ないとしても、ゼサータレンの事はつい3日前に話したばかりじゃないですか」

 いつも最小限の情報でしっかりと物事を読み切る2人が……ふふふ、イヴァル王もウェルス帝も可愛いところがあるじゃないですか!

「リーリス殿の事は、魔教団のリーダーで罰として配下にした。
 帰郷する事は、用事ができたからちょっと故郷に行って来る、としか我々は聞いておりませんが?」

「全くもってイヴァル王の仰る通りです」

 あれ?  お、おかしいですね、そんなはずは無いのですが。
 リーリスの事もしっかりと……言ってないですね。
 いやでも、ゼサータレンの事は……これもしっかり説明はしてない……

「……こほん、リーリス」

「はぁい、ここに」

「知っての通り、リーリスは元魔教団のリーダーにして今回の敵、ヴィスデロビアの眷属だったんです」

「ふふふ、その通りです。
 私は元ヴィスデロビアの眷属の中でも最強の4人、四魔皇の1人でした。
 尤も、今はご主人様の忠実な下僕ですので、以後お見知り置き下さい」

 おぉ、リーリスがいつになくまともです!

「ありがとうございます。
 取り敢えず下がってもらって構いませんよ」

「あふぅんっ!  邪魔だから下がれだなんてっ!!
 あぁ!  ゾクゾクします!  ご主人様、私濡れてしまいますわ!!」

「「……」」

 2人の視線が若干気になりますけど、ここは黙殺しましょう。
 リーリスも頬を上気させて恍惚とした表情になってますし……うん、気にせずに話を進めるとしましょう。

「それで次がゼサータレンですが。
 今回僕が帰郷したのって、僕の故郷に潜伏していたゼサータレンの討伐をネルヴィア様にお願いされたからなんですよ」

「なるほど、それで突然帰郷されたのですか」

「しかし、そのゼサータレンとやらは捕獲しなかったのですか?」

 このリーリスを完全にスルーするとは……ウェルス帝もイヴァル王も中々の玄人ですね。

「実はゼサータレンが最後の最後に自爆して星もろとも吹き飛ばそうとしたので、僕がこの手で消し去りました」

「なるほど」

「しかし、そうなると敵は四魔皇と言う主力の半数を既に欠いていると言う事になりますね」

 まぁ、他にも四魔皇に並ぶ強者がいないとも限りませんし。
 それを補って余りあるヴィスデロビアがいますけどね。

「とまぁ、ここまでが現在の状況なのですが。
 取り敢えず、コレールには軍団全体の総司令をお願いしても大丈夫ですか?」

「勿論でございます」

 よかった。
 コレールが総司令いるってだけで安心感が違いますからね。

「任せましたよ。
 じゃあ、軍事編成なのですが……対魔教団同盟の参入で負担が削減されたので皆んなには単独で動いて貰いたいのですが構いませんか?」

「全てはルーミエル様の御心のままに」

 どうやらオルグイユ以外の皆んなも異論はない様ですね。

「ではまずは軍団の数と、各軍団の軍団長を決めていきましょう。
 皆んな候補の推薦をお願いします!」
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