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第17章 地球帰郷編
302話 すぐに死にますよ
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「第二ラウンド……クッ、クックックッ、クハッハッハッ!!
私この力を見て、ここまで私を虚仮にしたのは貴女が初めてですよ」
「? そうですか」
ついさっきまでまで激昂していたのに、突然笑い出して、今はこの落ち着いた感じ。
情緒不安定なんでしょうか? こうもコロコロと態度が変わるちょっと不気味で気味が悪いですね……
なんか昔見たホラー映画にこんな感じの殺人鬼がいたのを思い出しますね。
アレを夜中に、若干6歳にして1人で見た自分を褒めてあげたい!
これは帰ったらスイーツ天国確定ですね!!
「しかし、随分と余裕そうですね?」
「余裕そう、ですか……う~ん、確かにそうかも知れません」
何せコレール達が見守ってくれてますからね!
僕が感知する暇もなく、一瞬で殺されたら別ですが。
それ以外の状況下で僕が致命傷を負っても、皆んなが必ず助けてくれますし。
もし仮に一瞬で僕が殺されたとしても、この場所には神々の頂点に君臨するシングル、フォルクレスがいます。
ちょろ神なフォルクレスですけど、その実力は間違いない。
戦いの場に於いて、慢心し油断した者から死んで行く。
だかこそ戦場ではどんなヤツが相手でも全力で臨まなければならない!
……けど! この状況じゃあちょっと気が抜けてしまうのは仕方ないと思います。
僕じゃなくても絶対に、確実に気を抜きますね!
しかし状況が状況とは言え敵を前にして油断……いや、今の僕の余裕は慢心から来る物。
ゼサータレンと言う強者を前に慢心を抱く、一歩間違えば本当に死んでいてもおかしく無かったですね。
「我ながら情けないです……」
「は?」
「いいでしょう。
ゼサータレン、ここからは僕も本気でやります」
「っ!!」
ここから先、余裕は持っても慢心して油断する事は一切しない。
全身全霊を持って、真正面から叩き潰すっ!
「あ、貴女は……お前は一体……」
目を見開くゼサータレン。
僕に余裕云々と言っておきながら敵を前にして動きを止めるなんて。
他の人は知りませんが、少なくともこの僕の前では自殺行為に等しい行為です。
「何者なんだ……?」
何者か、ですか。
そう言えば、アニクスに行ってから良く聞かれますね……ふふふ。
ゼサータレンが言った、何故か毎回聞かれる言葉に自然と頬が緩む。
右腕を持ち上げ、指鉄砲を作り、ゼサータレンの眉間に標準を合わす。
「パンっ!」
丁度ゼサータレンの頭部を消し飛ばす大きさの滅砲。
まさしく光速の一撃に鮮血が宙を舞う。
「っ!!」
「よく躱しましたね」
確かに神能を保有する者は、思考加速程度は当然の様に持っているので、光速を躱す事は難しく無い。
とは言え、この距離で僕の神能を上乗せした滅光魔法を避けた事は称賛に値します。
「まぁ1つ目は、ですけど」
ビチャビチャっと、地面に大量の血液が弾ける音が鳴り響く。
その音の発生源には、右腕と左足が消し飛び、大量の血を流すゼサータレンの姿。
「初撃はただのダミーです。
お前程の強者なら当然避けれるでしょうからね。
ダミーで視界を潰し、回避させて体勢を崩した所に二撃目、三撃目を撃ち込む」
まぁ、それでもダブル上位。
ゼサータレンの実力なら容易に避けるなり、結界で弾くなり、相殺する事は可能です。
「ふふふ、戦闘中に呆けていてはダメじゃないですか」
「くっ! 小癪な……こんな、も……っ!?」
「あぁ、言っておきますが、そう簡単に再生はできませんよ?」
何せ今のは僕の神能〝殲滅ノ神〟の権能を上乗せしていますからね。
例えゼサータレンが神能を用いようとも、神能の中でも最高位の〝神〟クラスでなければそれなりの時間が掛かる。
「僕が何者か。
そんな事に気を取られていたら……お前、すぐに死にますよ」
私この力を見て、ここまで私を虚仮にしたのは貴女が初めてですよ」
「? そうですか」
ついさっきまでまで激昂していたのに、突然笑い出して、今はこの落ち着いた感じ。
情緒不安定なんでしょうか? こうもコロコロと態度が変わるちょっと不気味で気味が悪いですね……
なんか昔見たホラー映画にこんな感じの殺人鬼がいたのを思い出しますね。
アレを夜中に、若干6歳にして1人で見た自分を褒めてあげたい!
これは帰ったらスイーツ天国確定ですね!!
「しかし、随分と余裕そうですね?」
「余裕そう、ですか……う~ん、確かにそうかも知れません」
何せコレール達が見守ってくれてますからね!
僕が感知する暇もなく、一瞬で殺されたら別ですが。
それ以外の状況下で僕が致命傷を負っても、皆んなが必ず助けてくれますし。
もし仮に一瞬で僕が殺されたとしても、この場所には神々の頂点に君臨するシングル、フォルクレスがいます。
ちょろ神なフォルクレスですけど、その実力は間違いない。
戦いの場に於いて、慢心し油断した者から死んで行く。
だかこそ戦場ではどんなヤツが相手でも全力で臨まなければならない!
……けど! この状況じゃあちょっと気が抜けてしまうのは仕方ないと思います。
僕じゃなくても絶対に、確実に気を抜きますね!
しかし状況が状況とは言え敵を前にして油断……いや、今の僕の余裕は慢心から来る物。
ゼサータレンと言う強者を前に慢心を抱く、一歩間違えば本当に死んでいてもおかしく無かったですね。
「我ながら情けないです……」
「は?」
「いいでしょう。
ゼサータレン、ここからは僕も本気でやります」
「っ!!」
ここから先、余裕は持っても慢心して油断する事は一切しない。
全身全霊を持って、真正面から叩き潰すっ!
「あ、貴女は……お前は一体……」
目を見開くゼサータレン。
僕に余裕云々と言っておきながら敵を前にして動きを止めるなんて。
他の人は知りませんが、少なくともこの僕の前では自殺行為に等しい行為です。
「何者なんだ……?」
何者か、ですか。
そう言えば、アニクスに行ってから良く聞かれますね……ふふふ。
ゼサータレンが言った、何故か毎回聞かれる言葉に自然と頬が緩む。
右腕を持ち上げ、指鉄砲を作り、ゼサータレンの眉間に標準を合わす。
「パンっ!」
丁度ゼサータレンの頭部を消し飛ばす大きさの滅砲。
まさしく光速の一撃に鮮血が宙を舞う。
「っ!!」
「よく躱しましたね」
確かに神能を保有する者は、思考加速程度は当然の様に持っているので、光速を躱す事は難しく無い。
とは言え、この距離で僕の神能を上乗せした滅光魔法を避けた事は称賛に値します。
「まぁ1つ目は、ですけど」
ビチャビチャっと、地面に大量の血液が弾ける音が鳴り響く。
その音の発生源には、右腕と左足が消し飛び、大量の血を流すゼサータレンの姿。
「初撃はただのダミーです。
お前程の強者なら当然避けれるでしょうからね。
ダミーで視界を潰し、回避させて体勢を崩した所に二撃目、三撃目を撃ち込む」
まぁ、それでもダブル上位。
ゼサータレンの実力なら容易に避けるなり、結界で弾くなり、相殺する事は可能です。
「ふふふ、戦闘中に呆けていてはダメじゃないですか」
「くっ! 小癪な……こんな、も……っ!?」
「あぁ、言っておきますが、そう簡単に再生はできませんよ?」
何せ今のは僕の神能〝殲滅ノ神〟の権能を上乗せしていますからね。
例えゼサータレンが神能を用いようとも、神能の中でも最高位の〝神〟クラスでなければそれなりの時間が掛かる。
「僕が何者か。
そんな事に気を取られていたら……お前、すぐに死にますよ」
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