最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜

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第15章 学園入学編

267話 お花見宴会ですっ!

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「本当ですかっ!?」

 つまりは、この学園で1年間過ごすと晴れて皆んなと同じ神の仲間入り!
 何と言う素晴らしい新制度なんでしょうかっ!!

「聞きましたか、メルヴィー!
 これで、僕だけ仲間外れにはなりませんねっ!!」 

「ふふふ、はい、その様ですね。
 おめでとうございます」

 うんうん、これは実に目出度い事です。
 イヴァル王やウェスル帝、グラウス爺とアレックさんに十剣の皆んなも招待して、盛大な宴会を開くとしましょう!
 ソシリア達も呼んで……ついでだからあの事もう話すとしましょう!! 

 そうと決まれば、こうしてはいられません!
 神であるソシリア達は暇を持て余しているだろうから大丈夫でしょうけど。
 一国の君主であるイヴァル王やウェスル帝、帝国の守護を担っている十剣の皆んな忙しいでしょうし……

 神々よりも人間である君主達の方が忙しそうなのはちょっと謎ですが。
 とにかく、いきなり宴会開くから来てねって言われても困るでしょうし。
 ふふふ、これは人生で初めてのパーティーの招待状を作らなければなりませんねっ!!

「メルヴィー、今日はこれから忙しくなりますよっ!」 

「かしこまりました。
 ですがご安心下さい、既に連絡は致しました」

「流石ですね!
 あっ、丁度いいし桜を植えてお花見宴会を開催しましょう!!」 

「承知いたしました」 

 ふっふっふ!  我ながら完璧過ぎる計画です!!
 桜のインスピレーションを与えてくれたのはネルヴィア様ですしね。
 功労者を招待しないわけにはいきません!

 ネルヴィア様に連絡を……学園の結界が邪魔ですね……
 まぁ仕方ありませんね、神能を使えば結界なんて関係ありませんし。
 無限収納の中で招待状を作成して、次空間支配で送信!  これで問題ありませんね。

「と言う訳で、関係者達を集めてお祝いの宴会を開催するのですがオシークスさんもどうですか?」

「おぉ、儂が参加しても構わんのですかな?」

「勿論ですよ!
 でも、人間も参加予定なのでエネルギー量の調整はお願いします……あっ、ネルヴィア様も参加するようです!」

 ついさっき連絡を入れたばかりなのに、もう返事が返ってくるとは……
 ネルヴィア様の食い付きが凄い!

「それでは儂もお邪魔させてもらうとしよう。
 しかし、そこまで本気になるとは……」

 オシークスさんが言っているのは、僕が神能まで使った事に対してでしょうが。
 そんなの当然じゃないですかっ!
 基本的に引き篭りですが……ふっ、イベントには全力を尽くすタイプなのですっ!!

「あ、あの……先程から一体何の話を?
 それに制度?  ルーミエルさんが1年で卒業?」

 ぼ、僕とした事が、アイリースさんの事を置いてけぼりにしてしまうとは……
 明らかに情報過多で困惑しちゃってますね。

「えっとですね……今回の新制度なら、多分卒業できるから、仲間外れにはならない事を祝って宴会を開こうと思って……」

 くっ、言葉が上手く出てこないっ!  人見知りの口下手が恨めしいっ!!
 どう説明すれば……そもそも、説明したところでそう簡単に信じてもらえるのでしょうか?
 いや、アイリースさんには入試の時に僕の実力は見せましたし……う~ん、面倒ですね!!

「取り敢えず!  オシークスさんの言う制度は、序列戦でナンバーズにまで勝ち残れば学園の卒業資格を貰えると言う制度
 そして僕なら恐らくは勝ち残れる、だからそれを祝って宴会を開くのです!」

「そ、そうなの?
 確かにルーミエルさんは強いけど、ナンバーズには流石に……」

「その事については後で説明します!
 それでですね、アイリースさんも宴会に参加しませんか?」

「えっ?」

「オシークスさんも来ますし。
 宴会でなら色々と説明しやすいのです!  ダメですか?」

「うぅっ……わ、分かったわ」

 よし!  これで万事解決です!!
 宴会には神王たるネルヴィア様も来ますからね、ネルヴィア様と一緒に説明すれば納得できるでしょう!

「丸投げする魂胆が透けて見える……」

 オシークスさんが何か言ってますが……宴会のホストとして忙しいですし、細かい事は気にしないでおきましょう!
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