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第14章 神界編
234話 嫌われちゃったぁ!!
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「ふんっ、皆さんこんにちは!」
「無視っ!?」
何やらバカな事を騒いでいるフォルクレスは放置してっと。
今日はどんなお菓子があるのか、楽しみですっ!!
あれ? 何故か皆んなの視線が何時もよりも鋭い気がしますね。
これは明らかにおかしい! も、もしかして、これって皆んな何か怒ってるんじゃ……
「残念ながら、今回は皆んな私の味方なのさ!」
「フォ、フォルクレス、一体何を……」
ニッコリと微笑みを浮かべるフォルクレス。
ミスった! 正面から目を離すべきでは無かった……もう怖くて、振り返れません!!
「エルちゃん、私たちの言いたい事分かりますね?」
ひぃっ! これ絶対に怒ってますよ!!
いつも優しい聖母のようなソシリアの声なのに、今は恐怖しか感じません!
これから皆んなに怒られるんだ。
それで皆んな、きっと僕の事を嫌いになって……
うぅ、と、取り敢えず落ち着くのです! ひっ、ひっ、ふぅ~!!
「ふふふ、ルーちゃん、分かるよね?」
アフィリスまで!
怖い! 怖い怖い怖い怖い怖い!!
手が震え、足が震え、身体中が震えて、視界がじわりと滲む。
襲い来る、猛烈な不安と恐怖で思考が乱れる。
それが自覚出来ているのに、まともに頭が回らない!!
友達に嫌われるかも知れない。
この事実は、ヒキニートぼっちを極めていた僕にとっては最大級の恐怖。
メルヴィーも、オルグイユもアヴァリスもリュグズールも、頼れる人が誰も居ない。
不安で押し潰されそう……うぅ、僕が一体何をしたって言うんですかっ!!
「はぁ、まさか分からないんですか?
これだから全く」
直ぐ近くに……隣に居たフォルクレスの呆れたような溜息に、ビクッと肩が自然と跳ねる。
ぐすぅ、うぅ……誰か助けて! せめて近くに居てっ!!
「貴女が迂闊な事をしたせいで、魔王が、魔神ヴィスデロビアが復活したのですよ?」
「それなのに、我々が死ぬ程苦労して封印したと言うのに……」
「それなのに、報告もせずに、丸々2日間も呑気にお眠りですか?」
「だ、だって……」
「だって、じゃありません!」
ひぃっ! 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!
ソシリアに怒鳴られた……
「我々の10万年に渡る苦労を水の泡にしてくれた事。
更には、丸2日間も自堕落に寝て報告にも来なかった事に対して、謝罪も無いのですか?」
「ご、ごめん、なさい……」
「んん? 聞こえませんねぇ?」
「うぅ、ごめん、ひっぐ……なさぃ!
ぐすぅ、えっぐ……僕が、全部……ひっぐ、悪いんですぅ!」
魔王が復活したのも。
報告せずに寝ちゃったのも、全部全部、僕のせい。
だから皆んなに嫌われちゃったぁ!!
「え? えっ? えっ??」
「「「「「うわぁ……」」」」」
「幼いルーミエル様を泣かせるとは……だから私は辞めろと申しましたのに。
お可愛そうに」
「ちょっ、エルちゃん、ごめんなさい!」
「ルーちゃん! ちょっとした冗談なんです!!」
嫌われた……友達に嫌われた……
「ひぃっ! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「エルちゃん、泣かないで!」
「本当にごめんなさい!」
初めて出来た友達に嫌われた。
嫌だっ! 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!
アフィリスとソシリアの気配が近付いてくる。
きっと叩かれるんだ。
逃げなきゃ! でも、足が震えて上手く動かない。
だからしゃがんで蹲って、謝るしかない。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
「お嬢様っ!!」
「ルーミエル様っ!!」
聞き慣れた声と共に、優しい暖かさに包まれる。
不思議と震えが止まり、恐怖と不安がスゥっと和らぐ。
「ぁあ……メルヴィー? オルグイユ?」
恐る恐る顔を上げると……何故かここには居るハズも無いメルヴィーとオルグイユの姿。
2人は優しく抱き寄せて、頭をゆっくりと、落ち着かせる様に撫でてくれました。
「無視っ!?」
何やらバカな事を騒いでいるフォルクレスは放置してっと。
今日はどんなお菓子があるのか、楽しみですっ!!
あれ? 何故か皆んなの視線が何時もよりも鋭い気がしますね。
これは明らかにおかしい! も、もしかして、これって皆んな何か怒ってるんじゃ……
「残念ながら、今回は皆んな私の味方なのさ!」
「フォ、フォルクレス、一体何を……」
ニッコリと微笑みを浮かべるフォルクレス。
ミスった! 正面から目を離すべきでは無かった……もう怖くて、振り返れません!!
「エルちゃん、私たちの言いたい事分かりますね?」
ひぃっ! これ絶対に怒ってますよ!!
いつも優しい聖母のようなソシリアの声なのに、今は恐怖しか感じません!
これから皆んなに怒られるんだ。
それで皆んな、きっと僕の事を嫌いになって……
うぅ、と、取り敢えず落ち着くのです! ひっ、ひっ、ふぅ~!!
「ふふふ、ルーちゃん、分かるよね?」
アフィリスまで!
怖い! 怖い怖い怖い怖い怖い!!
手が震え、足が震え、身体中が震えて、視界がじわりと滲む。
襲い来る、猛烈な不安と恐怖で思考が乱れる。
それが自覚出来ているのに、まともに頭が回らない!!
友達に嫌われるかも知れない。
この事実は、ヒキニートぼっちを極めていた僕にとっては最大級の恐怖。
メルヴィーも、オルグイユもアヴァリスもリュグズールも、頼れる人が誰も居ない。
不安で押し潰されそう……うぅ、僕が一体何をしたって言うんですかっ!!
「はぁ、まさか分からないんですか?
これだから全く」
直ぐ近くに……隣に居たフォルクレスの呆れたような溜息に、ビクッと肩が自然と跳ねる。
ぐすぅ、うぅ……誰か助けて! せめて近くに居てっ!!
「貴女が迂闊な事をしたせいで、魔王が、魔神ヴィスデロビアが復活したのですよ?」
「それなのに、我々が死ぬ程苦労して封印したと言うのに……」
「それなのに、報告もせずに、丸々2日間も呑気にお眠りですか?」
「だ、だって……」
「だって、じゃありません!」
ひぃっ! 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!
ソシリアに怒鳴られた……
「我々の10万年に渡る苦労を水の泡にしてくれた事。
更には、丸2日間も自堕落に寝て報告にも来なかった事に対して、謝罪も無いのですか?」
「ご、ごめん、なさい……」
「んん? 聞こえませんねぇ?」
「うぅ、ごめん、ひっぐ……なさぃ!
ぐすぅ、えっぐ……僕が、全部……ひっぐ、悪いんですぅ!」
魔王が復活したのも。
報告せずに寝ちゃったのも、全部全部、僕のせい。
だから皆んなに嫌われちゃったぁ!!
「え? えっ? えっ??」
「「「「「うわぁ……」」」」」
「幼いルーミエル様を泣かせるとは……だから私は辞めろと申しましたのに。
お可愛そうに」
「ちょっ、エルちゃん、ごめんなさい!」
「ルーちゃん! ちょっとした冗談なんです!!」
嫌われた……友達に嫌われた……
「ひぃっ! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「エルちゃん、泣かないで!」
「本当にごめんなさい!」
初めて出来た友達に嫌われた。
嫌だっ! 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!
アフィリスとソシリアの気配が近付いてくる。
きっと叩かれるんだ。
逃げなきゃ! でも、足が震えて上手く動かない。
だからしゃがんで蹲って、謝るしかない。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
「お嬢様っ!!」
「ルーミエル様っ!!」
聞き慣れた声と共に、優しい暖かさに包まれる。
不思議と震えが止まり、恐怖と不安がスゥっと和らぐ。
「ぁあ……メルヴィー? オルグイユ?」
恐る恐る顔を上げると……何故かここには居るハズも無いメルヴィーとオルグイユの姿。
2人は優しく抱き寄せて、頭をゆっくりと、落ち着かせる様に撫でてくれました。
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