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第13章 魔教団殲滅編
228話 復活ですかっ!?
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「お嬢様! ご無事ですか?」
地面が爆ぜると同時に、翼に包まったお陰でダメージは無いですね。
まぁ、吹き飛ばされましたけど。
「大丈夫です。
メルヴィーも……大丈夫そうですね」
吹き飛ばされた僕を受け止めてくれるのは良いけど……翼に顔を埋めないで欲しい。
神経とか結構集中していて、ムズムズするんですよね。
「それよりも、これは……」
爆ぜた地面から溢れ出る漆黒の魔力。
地下から近づいて来る、リーリスに勝るとも劣らない膨大な闇の力の塊。
「う~ん?」
姿を現したのは、闇を纏った青年。
何処からどう見てもリーリスの援軍……
「おかしいですね、事前の情報ではあんな奴は知りませんよ!」
魔教団で注意しなければならない戦力はリーリスとハスルートの2名のみ。
ハスルートは既に拘束して本部にて厳重に隔離済み。
全く、ここに来て新たな強者とかやめて欲しい限りです。
「それに、あの人何処かで……」
ハッキリとは思い出せないけど、何処かで見た事ある様な妙な既視感が……
「ふふふ、ふはっはっはっ!!
残念だったわねぇ! もう少しでこの私に勝つ事が出来たのにねぇ!!」
リーリスが勝ち誇った様な笑みを浮かべ、青年が手を振りかざす。
パリィッン!!
「む! 僕の滅光結界が……」
ガラスが砕ける様な音と共にリーリスを捕らえていた滅光結界が砕け散る。
まぁ、当然の結果ですね。
今回の結界は内部からの衝撃には強くても、外部からの衝撃にはかなり脆い。
頑張れば十剣の皆んなでも単独で破壊できる程度ですし。
リーリスと同等の魔力を放っている彼が破壊出来ないハズありません。
「あぁ! この時をずっとお待ちしておりました。
貴方様がお目醒めになるこの瞬間をっ!」
歓喜に打ち震えた声で青年の前に跪くリーリス。
魔王の側近の1人であった彼女が跪く……それってつまり……
「ヴィスデロビア様っ!!」
マジですか!
予兆も何にも無く、何で突然ラスボスが復活する訳?
もうこの世界のテンプレさんが仕事を放棄しているとしか思えません!!
「ふふふ、おチビちゃん、人間が最も負の感情を抱くのはいつだと思う?」
今リーリス、僕の事を『チビ』って!
くそぉっ! 援軍が来たからって調子に乗りやがって!!
「答えは、死ぬ直前。
貴女達のお陰で、恐怖、絶望、憎しみ、そう言った負の感情を大量に集める事が出来たわぁ。
その負の感情を闇の魔力に変換し、こうしてう忌々しき封印を解き放ったって訳よ!!」
えっ? つまり魔教団を殲滅したせいって事?
もしかしなくても、僕って戦犯…………後で大神達にも謝っておきましょう……
「ふふふ、ヴィスデロビア様が復活なされたからには、貴女達の勝利はっ」
「煩いよ」
……
………
…………
「ぇあ?」
唖然と目を見開いたリーリスの首が、地面に転がった。
本物かどうかはさて置き、ヴィスデロビアの奴、突然背後からリーリスの首を……
「ヴィス、デロビア……様?」
「我が眷属、リーリス。
君は10万年もの間、一体何をしていたのかな?」
「私、は!!」
「黙れ。
我の眷属に無能は必要無い」
うわぁ……これは酷い。
流石にちょっとリーリスに同情しちゃいました。
宇宙の帝王も逃げ出す、理不尽な上司ですよっ!!
「死ぬが良い」
何の気負いも無く、青年…… 魔王ヴィスデロビアはおもむろに手を振り上げ……
「っ!!」
背後に飛び退いた。
「何を勝手に殺そうとしてるんですか?
リーリスを裁くのはお前じゃ無くて、この僕です」
地面が爆ぜると同時に、翼に包まったお陰でダメージは無いですね。
まぁ、吹き飛ばされましたけど。
「大丈夫です。
メルヴィーも……大丈夫そうですね」
吹き飛ばされた僕を受け止めてくれるのは良いけど……翼に顔を埋めないで欲しい。
神経とか結構集中していて、ムズムズするんですよね。
「それよりも、これは……」
爆ぜた地面から溢れ出る漆黒の魔力。
地下から近づいて来る、リーリスに勝るとも劣らない膨大な闇の力の塊。
「う~ん?」
姿を現したのは、闇を纏った青年。
何処からどう見てもリーリスの援軍……
「おかしいですね、事前の情報ではあんな奴は知りませんよ!」
魔教団で注意しなければならない戦力はリーリスとハスルートの2名のみ。
ハスルートは既に拘束して本部にて厳重に隔離済み。
全く、ここに来て新たな強者とかやめて欲しい限りです。
「それに、あの人何処かで……」
ハッキリとは思い出せないけど、何処かで見た事ある様な妙な既視感が……
「ふふふ、ふはっはっはっ!!
残念だったわねぇ! もう少しでこの私に勝つ事が出来たのにねぇ!!」
リーリスが勝ち誇った様な笑みを浮かべ、青年が手を振りかざす。
パリィッン!!
「む! 僕の滅光結界が……」
ガラスが砕ける様な音と共にリーリスを捕らえていた滅光結界が砕け散る。
まぁ、当然の結果ですね。
今回の結界は内部からの衝撃には強くても、外部からの衝撃にはかなり脆い。
頑張れば十剣の皆んなでも単独で破壊できる程度ですし。
リーリスと同等の魔力を放っている彼が破壊出来ないハズありません。
「あぁ! この時をずっとお待ちしておりました。
貴方様がお目醒めになるこの瞬間をっ!」
歓喜に打ち震えた声で青年の前に跪くリーリス。
魔王の側近の1人であった彼女が跪く……それってつまり……
「ヴィスデロビア様っ!!」
マジですか!
予兆も何にも無く、何で突然ラスボスが復活する訳?
もうこの世界のテンプレさんが仕事を放棄しているとしか思えません!!
「ふふふ、おチビちゃん、人間が最も負の感情を抱くのはいつだと思う?」
今リーリス、僕の事を『チビ』って!
くそぉっ! 援軍が来たからって調子に乗りやがって!!
「答えは、死ぬ直前。
貴女達のお陰で、恐怖、絶望、憎しみ、そう言った負の感情を大量に集める事が出来たわぁ。
その負の感情を闇の魔力に変換し、こうしてう忌々しき封印を解き放ったって訳よ!!」
えっ? つまり魔教団を殲滅したせいって事?
もしかしなくても、僕って戦犯…………後で大神達にも謝っておきましょう……
「ふふふ、ヴィスデロビア様が復活なされたからには、貴女達の勝利はっ」
「煩いよ」
……
………
…………
「ぇあ?」
唖然と目を見開いたリーリスの首が、地面に転がった。
本物かどうかはさて置き、ヴィスデロビアの奴、突然背後からリーリスの首を……
「ヴィス、デロビア……様?」
「我が眷属、リーリス。
君は10万年もの間、一体何をしていたのかな?」
「私、は!!」
「黙れ。
我の眷属に無能は必要無い」
うわぁ……これは酷い。
流石にちょっとリーリスに同情しちゃいました。
宇宙の帝王も逃げ出す、理不尽な上司ですよっ!!
「死ぬが良い」
何の気負いも無く、青年…… 魔王ヴィスデロビアはおもむろに手を振り上げ……
「っ!!」
背後に飛び退いた。
「何を勝手に殺そうとしてるんですか?
リーリスを裁くのはお前じゃ無くて、この僕です」
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