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第13章 魔教団殲滅編
212話 やられましたっ!!
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「恨み……ふふ、ふっふっふ!!」
体勢を立て直し、笑い出すリーリス。
ぶ、不気味ですね……ぶっちゃけ、怖い。
「ふざけないでっ!
私の計画を滅茶苦茶にして、本部すら……貴女は何なのよっ!!」
こ、これが俗に言う、ヒステリーってやつでしょうか?
誰かと聞かれて、別に答える義理はありませんが。
10万年前の大戦を生き抜いた事に敬意を表して……そして、ノアとシアの主人として答えてやりましょう。
怖いですけど……
「そう言えば、前回は挨拶する暇もなく逃げられたので自己紹介がまだでしたね」
「っ!」
「僕の名前はルーミエル。
秘密結社ナイトメアの主にして、この場にいる眷属である皆んなの主」
「眷属、ですって……」
「その通りです」
「ふふふ、傑作だわ。
確かに、あの時の存在感は目を見張るモノがあったけどねぇ。
人間風情が、超越者を眷属に何て出来はずないでしょう?」
ニヤリと嘲る様な笑みを浮かべるリーリス。
何か、めっちゃ馬鹿にされてますね。
背後で、皆んなの怒気が凄まじい勢いで膨れ上がっているのを感じます!!
「ん? 僕は人間じゃ無いですよ?
僕の種族は……」
マズイ。
ここで種族を言えば、自身で幼女だと認めた事に!
でも、この状況で黙るのも……ええぃ、ままよ!
こうなったら堂々と言い放ってやりましょう!!
「よっ、幼女神です!!」
しかし、激おこ状態のあの僕を見て、僕の事をただの人間だと思っていたとは……
と言うか、フェルとコレール、オルグイユを眷属にした時は本当にただの人間だったんですけど。
普通にフェル達を眷属に出来た僕って一体……
「なっ!? いえ、仮に神だとしても、普通の神がこの数の超越者を眷属に従える何て……」
何やら驚いていますね。
まぁ尤も、メルヴィー、ノア、シアの3人が超越者に至ったのは眷属にした後ですけどね。
「あの、そんなに凄い事なのですか?」
「それはもう。
大神達ですら、10名もの超越者を眷属として従えるのは難しいでしょう」
マジですか!
動揺するリーリスと、そんな彼女の様子に狼狽するハスルートに聞こえない様に小声で聞いたのに……
普通にビックリしてポーカーフェイスが崩れちゃいました。
「ふふふ、でもそう。
それじゃあ、貴女を侮れない強敵と判断した私は間違ってい無かったって訳ねぇ」
どうやら余裕を取り戻した様ですね。
僕ばかり相手の質問に答えるのは割りに合わない。
こっちの疑問にも答えてもらうとしましょうか。
「僕も質問なんですが。
何故、ハスルートは生きているのでしょうか?」
あの時のハスルートは既に限界を迎えていたはず。
にも関わらず、何故か今はピンピンしている……謎です。
「それは、ヒ・ミ・ツ!」
この人、一々動作が勘に触りますね。
「でも、そうねぇ……捧げた、とだけ言っておこうかしら」
「捧げた、ですか……」
一体何に?
普通に考えれば、魔教団が崇める存在、魔神ヴィスデロビアですが。
そもそも、ヴィスデロビアはバラバラに封印されているはずです。
「それじゃあ、お話はお終いにしましょうか。
戦いを始める前に、1つだけ良い事を教えておいてあげるわぁ」
「良い事?」
リーリスがニヤリと口角を吊り上げる。
その瞬間。
僕を捉える巨大な魔法陣……前後左右上下に立体積層魔法陣が展開される。
「先日から、ずっと対貴女用にとっておきの魔法を仕込んでいたの」
やられましたっ!!
この魔法の感じ……恐らくは時空間系統、それも、これは時空間創造に属する超高等魔法。
破壊は……ギリギリ間に合いませんか。
「出来る限り最速で戻って来るので、僕が不在の間は任せました!」
「お嬢様っ!」
珍しく焦った様子のコレール達の姿を最後に、リーリスの魔法が発動した。
体勢を立て直し、笑い出すリーリス。
ぶ、不気味ですね……ぶっちゃけ、怖い。
「ふざけないでっ!
私の計画を滅茶苦茶にして、本部すら……貴女は何なのよっ!!」
こ、これが俗に言う、ヒステリーってやつでしょうか?
誰かと聞かれて、別に答える義理はありませんが。
10万年前の大戦を生き抜いた事に敬意を表して……そして、ノアとシアの主人として答えてやりましょう。
怖いですけど……
「そう言えば、前回は挨拶する暇もなく逃げられたので自己紹介がまだでしたね」
「っ!」
「僕の名前はルーミエル。
秘密結社ナイトメアの主にして、この場にいる眷属である皆んなの主」
「眷属、ですって……」
「その通りです」
「ふふふ、傑作だわ。
確かに、あの時の存在感は目を見張るモノがあったけどねぇ。
人間風情が、超越者を眷属に何て出来はずないでしょう?」
ニヤリと嘲る様な笑みを浮かべるリーリス。
何か、めっちゃ馬鹿にされてますね。
背後で、皆んなの怒気が凄まじい勢いで膨れ上がっているのを感じます!!
「ん? 僕は人間じゃ無いですよ?
僕の種族は……」
マズイ。
ここで種族を言えば、自身で幼女だと認めた事に!
でも、この状況で黙るのも……ええぃ、ままよ!
こうなったら堂々と言い放ってやりましょう!!
「よっ、幼女神です!!」
しかし、激おこ状態のあの僕を見て、僕の事をただの人間だと思っていたとは……
と言うか、フェルとコレール、オルグイユを眷属にした時は本当にただの人間だったんですけど。
普通にフェル達を眷属に出来た僕って一体……
「なっ!? いえ、仮に神だとしても、普通の神がこの数の超越者を眷属に従える何て……」
何やら驚いていますね。
まぁ尤も、メルヴィー、ノア、シアの3人が超越者に至ったのは眷属にした後ですけどね。
「あの、そんなに凄い事なのですか?」
「それはもう。
大神達ですら、10名もの超越者を眷属として従えるのは難しいでしょう」
マジですか!
動揺するリーリスと、そんな彼女の様子に狼狽するハスルートに聞こえない様に小声で聞いたのに……
普通にビックリしてポーカーフェイスが崩れちゃいました。
「ふふふ、でもそう。
それじゃあ、貴女を侮れない強敵と判断した私は間違ってい無かったって訳ねぇ」
どうやら余裕を取り戻した様ですね。
僕ばかり相手の質問に答えるのは割りに合わない。
こっちの疑問にも答えてもらうとしましょうか。
「僕も質問なんですが。
何故、ハスルートは生きているのでしょうか?」
あの時のハスルートは既に限界を迎えていたはず。
にも関わらず、何故か今はピンピンしている……謎です。
「それは、ヒ・ミ・ツ!」
この人、一々動作が勘に触りますね。
「でも、そうねぇ……捧げた、とだけ言っておこうかしら」
「捧げた、ですか……」
一体何に?
普通に考えれば、魔教団が崇める存在、魔神ヴィスデロビアですが。
そもそも、ヴィスデロビアはバラバラに封印されているはずです。
「それじゃあ、お話はお終いにしましょうか。
戦いを始める前に、1つだけ良い事を教えておいてあげるわぁ」
「良い事?」
リーリスがニヤリと口角を吊り上げる。
その瞬間。
僕を捉える巨大な魔法陣……前後左右上下に立体積層魔法陣が展開される。
「先日から、ずっと対貴女用にとっておきの魔法を仕込んでいたの」
やられましたっ!!
この魔法の感じ……恐らくは時空間系統、それも、これは時空間創造に属する超高等魔法。
破壊は……ギリギリ間に合いませんか。
「出来る限り最速で戻って来るので、僕が不在の間は任せました!」
「お嬢様っ!」
珍しく焦った様子のコレール達の姿を最後に、リーリスの魔法が発動した。
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