154 / 375
第10章 アレサレム戦争編
154話 紅き神獣 VS 黒き化身
しおりを挟む
紅き輝きを放ち、世界を侵食するかの様に広がる黒を食止める幼女。
その正体は、ナイトメアの最高幹部の1人にして神話に語られる神獣霊鳥。
「フェル、様……」
「ん!」
ユリウスは後ろから聞こえてきた声に弾かれた様に振り返り、その姿を見て目を丸くして瞬かせる。
そんなユリウスに何故かドヤ顔を浮かべてピースサインを向ける様子は、どこか微笑ましくとても古の大戦を生き抜いた神獣には思えない。
しかし、ユリウスは……十剣達は知っている。
目の前の幼女と言っても差し支えないフェルが、神獣と呼ばれる所以を。
神話にさえ語られる、その圧倒的な実力を。
「まっ、まずいですよ!
貴女様がお姿をお見せになってしまっては!!」
フェルの突然の登場に目を丸くしていたユリウスは、ハッと我に帰って焦った様に声を上げる。
何故ならば今回の戦いに於いて、フェルは姿を見せ無いと言う事になっていたからだ。
「あの子は……」
フェルの姿に唖然と目を見開く稲垣を筆頭とした勇者達。
フェルが姿を見せない事になっていた理由。
それは、火炎の試練で遭遇した勇者達の存在に他ならない。
「ん、でも、仕方ない。
アレは……」
フェルの言葉が激しい揺れと轟音によって遮られる。
拮抗する黒と赤。
突如として現れた存在に、先程まで口角が吊り上がっていた黒き化身が駄々を捏ねる子供の様に地団駄を踏む。
力任せに踏み抜かれた足は地面を割り、一歩毎に地震の様に地面を揺らす。
「むぅ、お前、煩い」
煩わしそうに少し顔をしかめ、鬱陶しそうに呟くと同時に赤き柱が天高く立ち昇り、黒き化身を閉じ込める。
「あれは……」
「ん、吾の結界。
これで、暫くは静か」
「あ、あはは、流石ですね」
何でも無い様に信じられない規模の結界を一瞬で展開させた事実に対してユリウスに苦笑いが浮かぶ。
しかし、フェルの正体と実力を知らない勇者達は愕然と目を見開く。
「吾が、アレを倒すと、きっとエルも、褒めてくれる!!」
両手をグッと両手を握り締め、嬉しそうに呟くフェルの姿に静寂が舞い降りる。
十剣達は苦笑いを浮かべ、勇者達は理解が及ばず戸惑うばかり。
ドォッン!
唸る様に響くその後によって静寂が打ち壊された。
フェルが展開した超大規模結界に広がる罅を目にした勇者達の表情が強張る。
「ふふふ、エルに、なでなで……手柄は、絶対に譲らない」
罅が入った結界に目もくれず、妄想にニヤけていたフェルが真剣な表情で宣言するのと同時に、天まで届く赤き結界が砕ける。
「ギュオォッッ!!」
両腕を刃物の様な形状に変化させた黒き化身が、身体中に現れた口から叫び声を上げる。
膨大な魔力を伴い放たれた、黒き化身の産声との呼べる叫びに数名の勇者達が意識を失い倒れ伏す。
空気が爆ぜる。
黒き化身が音速を遥かに超える速度でフェルに切迫し、刃と化した自身の腕を振り上げる。
ドォゴォァッッン!!
横薙ぎに振るわれた腕によって、その先にあった地面が吹き飛び、土煙が舞い上がる。
勇者達も、十剣ですらその余波によって吹き飛ばされない様に踏ん張るのがやっとの威力。
「ん、大した事無い」
しかし、その圧倒的過ぎる一撃はフェルには届かない。
煙が晴れたそこには一歩も動く事も、腕を上げる事すら無く自然体で佇むフェルの姿。
黒き化身の腕は、フェルを守る結界によって罅すら入る事無く受け止められていた。
「ギュオォッッ!」
攻撃を受け止められた。
その事実に、苛立った様子で叫びながら何度も腕を叩き付ける。
「煩い」
煩わし気にフェルが睨み付けると同時に、黒き化身が吹き飛ばされる。
フェルの背中に現れた、真紅の翼によって。
フェルが吹き飛ばされ空間に漂う黒き化身に向けて片手を翳す。
そんなフェルの前方から放たれる直径数メートルはあろうかと言う赤い熱線。
黒き化身はその熱線を避けるも、熱線は際限無く次々と放たれる。
それは、まさしく鳥籠。
幾本もの熱線によって周囲を囲われ、退路を閉ざす。
「ん、ちょっとは、反省すべき」
何に対して反省するのか?
ルーミエルがこの場に居れば、首を傾げていただろうが、神々しさすら感じさせるフェルを見て、そんな愚かな疑問を口にする者は誰もいない。
フェルが翳していた手をグッと握り締める。
黒き化身の周囲を取り囲んでいた幾多の熱線が一瞬で収束され、限界を超えて圧縮された熱線が凄まじい爆発を生じさせる。
本来ならば周辺一帯を焦土を変えていたであろう爆発さえも、フェルが展開した結界によって封じ込まれ、結界内での威力は計り知れない。
ドゴッン!
黒き化身は受け身すら取れずに地面に落下する。
フェルが翼を乱雑に振るう、それだけで土煙が爆煙と共に消し飛ばされる。
顕になった黒き化身の姿に、勇者達が息を飲む。
片腕と片足が消し飛び、身体中から黒い血液を垂れ流す。
「反省、した?」
軽く首を傾げながら、唸り声を上げ身体を起こそうとする黒き化身の頭部を踏み付ける。
十剣5人を圧倒して見せた黒き化身を踏み付ける幼女。
そんなカオスとも言える光景を勇者達は唖然と見つめていた。
その正体は、ナイトメアの最高幹部の1人にして神話に語られる神獣霊鳥。
「フェル、様……」
「ん!」
ユリウスは後ろから聞こえてきた声に弾かれた様に振り返り、その姿を見て目を丸くして瞬かせる。
そんなユリウスに何故かドヤ顔を浮かべてピースサインを向ける様子は、どこか微笑ましくとても古の大戦を生き抜いた神獣には思えない。
しかし、ユリウスは……十剣達は知っている。
目の前の幼女と言っても差し支えないフェルが、神獣と呼ばれる所以を。
神話にさえ語られる、その圧倒的な実力を。
「まっ、まずいですよ!
貴女様がお姿をお見せになってしまっては!!」
フェルの突然の登場に目を丸くしていたユリウスは、ハッと我に帰って焦った様に声を上げる。
何故ならば今回の戦いに於いて、フェルは姿を見せ無いと言う事になっていたからだ。
「あの子は……」
フェルの姿に唖然と目を見開く稲垣を筆頭とした勇者達。
フェルが姿を見せない事になっていた理由。
それは、火炎の試練で遭遇した勇者達の存在に他ならない。
「ん、でも、仕方ない。
アレは……」
フェルの言葉が激しい揺れと轟音によって遮られる。
拮抗する黒と赤。
突如として現れた存在に、先程まで口角が吊り上がっていた黒き化身が駄々を捏ねる子供の様に地団駄を踏む。
力任せに踏み抜かれた足は地面を割り、一歩毎に地震の様に地面を揺らす。
「むぅ、お前、煩い」
煩わしそうに少し顔をしかめ、鬱陶しそうに呟くと同時に赤き柱が天高く立ち昇り、黒き化身を閉じ込める。
「あれは……」
「ん、吾の結界。
これで、暫くは静か」
「あ、あはは、流石ですね」
何でも無い様に信じられない規模の結界を一瞬で展開させた事実に対してユリウスに苦笑いが浮かぶ。
しかし、フェルの正体と実力を知らない勇者達は愕然と目を見開く。
「吾が、アレを倒すと、きっとエルも、褒めてくれる!!」
両手をグッと両手を握り締め、嬉しそうに呟くフェルの姿に静寂が舞い降りる。
十剣達は苦笑いを浮かべ、勇者達は理解が及ばず戸惑うばかり。
ドォッン!
唸る様に響くその後によって静寂が打ち壊された。
フェルが展開した超大規模結界に広がる罅を目にした勇者達の表情が強張る。
「ふふふ、エルに、なでなで……手柄は、絶対に譲らない」
罅が入った結界に目もくれず、妄想にニヤけていたフェルが真剣な表情で宣言するのと同時に、天まで届く赤き結界が砕ける。
「ギュオォッッ!!」
両腕を刃物の様な形状に変化させた黒き化身が、身体中に現れた口から叫び声を上げる。
膨大な魔力を伴い放たれた、黒き化身の産声との呼べる叫びに数名の勇者達が意識を失い倒れ伏す。
空気が爆ぜる。
黒き化身が音速を遥かに超える速度でフェルに切迫し、刃と化した自身の腕を振り上げる。
ドォゴォァッッン!!
横薙ぎに振るわれた腕によって、その先にあった地面が吹き飛び、土煙が舞い上がる。
勇者達も、十剣ですらその余波によって吹き飛ばされない様に踏ん張るのがやっとの威力。
「ん、大した事無い」
しかし、その圧倒的過ぎる一撃はフェルには届かない。
煙が晴れたそこには一歩も動く事も、腕を上げる事すら無く自然体で佇むフェルの姿。
黒き化身の腕は、フェルを守る結界によって罅すら入る事無く受け止められていた。
「ギュオォッッ!」
攻撃を受け止められた。
その事実に、苛立った様子で叫びながら何度も腕を叩き付ける。
「煩い」
煩わし気にフェルが睨み付けると同時に、黒き化身が吹き飛ばされる。
フェルの背中に現れた、真紅の翼によって。
フェルが吹き飛ばされ空間に漂う黒き化身に向けて片手を翳す。
そんなフェルの前方から放たれる直径数メートルはあろうかと言う赤い熱線。
黒き化身はその熱線を避けるも、熱線は際限無く次々と放たれる。
それは、まさしく鳥籠。
幾本もの熱線によって周囲を囲われ、退路を閉ざす。
「ん、ちょっとは、反省すべき」
何に対して反省するのか?
ルーミエルがこの場に居れば、首を傾げていただろうが、神々しさすら感じさせるフェルを見て、そんな愚かな疑問を口にする者は誰もいない。
フェルが翳していた手をグッと握り締める。
黒き化身の周囲を取り囲んでいた幾多の熱線が一瞬で収束され、限界を超えて圧縮された熱線が凄まじい爆発を生じさせる。
本来ならば周辺一帯を焦土を変えていたであろう爆発さえも、フェルが展開した結界によって封じ込まれ、結界内での威力は計り知れない。
ドゴッン!
黒き化身は受け身すら取れずに地面に落下する。
フェルが翼を乱雑に振るう、それだけで土煙が爆煙と共に消し飛ばされる。
顕になった黒き化身の姿に、勇者達が息を飲む。
片腕と片足が消し飛び、身体中から黒い血液を垂れ流す。
「反省、した?」
軽く首を傾げながら、唸り声を上げ身体を起こそうとする黒き化身の頭部を踏み付ける。
十剣5人を圧倒して見せた黒き化身を踏み付ける幼女。
そんなカオスとも言える光景を勇者達は唖然と見つめていた。
10
お気に入りに追加
2,156
あなたにおすすめの小説

俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる