151 / 375
第10章 アレサレム戦争編
151話 降伏
しおりを挟む
時間は少し戻り、帝国十剣と勇者達による戦いが始まろうとしていた頃。
アレサレム王国軍によって占領された元ネルウァクス帝国の国境砦にて総勢4万の王国軍が戦いの雌雄を決する決戦を見守っていた。
帝国十剣と勇者達。
どちらも英雄と呼ぶに相応しいAランクオーバーの実力者。
双方の激突は凄まじく、常人は足手纏いにしかならない。
そんな対峙する双方を砦から眺め、王国軍の総司令官である若き将軍、リシュルは硬く拳を握りしめる。
リシュルの実力は勇者達と同等に戦える程に高い。
しかし、彼の役目は王国軍の総司令。
勇者達と共に戦えない事に悔しく思いながら割れるほどに歯を食いしばる。
彼の眺める戦場では勇者達から凄まじい魔力が迸っていた。
「速い……」
果たしてその速度を何人のものが認識出来ただろうか。
勇者稲垣が十剣の1人に踏み込むと同時に、残りの者は弾かれた様に四方に移動する。
ドゴォオッッン!!
勇者稲垣の攻撃によって、凄まじい音と共に大きく地面が沈み込む。
遠目から見てもハッキリと分かる凄まじい威力に、それを目にした王国兵達が沸き立ち歓声が響く。
誰もがその頂上決戦を食い入る様に眺める、王国の若き将軍リシュル以外は……
「これは……」
リシュルは弾かれた様に振り返り、何も無いはずの壁を睨みつける。
その様子に気づいた王国将校達が怪訝そうに見つめるなか、リシュルはその感覚を研ぎ澄ませる。
「ちぃっ、やられたっ!
全軍に通達、敵の襲撃に警戒せよっ!!」
「そ、それはどう言う……」
突然焦った様子で叫んだリシュルに、近くに控えていた武官の1人がそう言ったところで……砦全体を凄まじい揺れが襲った。
「敵襲だ、くそっ!
十剣と勇者達に気を取られ過ぎた……背後を取られたぞ」
苦虫を噛む様な顔で呟かれたリシュルの一言に、目を見開き驚愕を顕にする武官達。
「し、しかし、それは不可能なのでは?」
武官の1人が言うように、誰にも気づかれずに国境の砦を越える事は不可能に近い。
その理由は、国境沿いにある砦には境界線を指定する一種の結界。
俗に国境結界と呼ばれる結界が張られているからに他ならない。
砦を中心に国境線に沿って左右に伸びる結界は、高さも数十メートルはあり、誰かが国境を越えると感知出来るようになっている。
あくまでも感知するだけで、侵入者を拒む効果などは一切無いので必要魔力も少なく、各国で導入されている技術であり。
それこそ転移魔法でも使用しなければ、感知させずに国境線を越える事は不可能なのだ。
「それをここで議論しても意味は無い。
今重要なのは、どうにかして敵が国境結界を潜り抜け、我らの背後を取っていると言う事だ!
しかも、私の魔力感知によると3万以上だ……」
リシュルの言葉に武官達が唖然と目を見開く。
そして、その僅かな静寂を狙ったかの様なタイミングで扉が慌ただしく開け放たれる。
「緊急事態ですっ!
突如として帝国軍が背後に出現、その数約3万程です!!」
息も絶え絶えで報告を告げた兵士によって、リシュルの言葉が証明される。
その事実の重大さに軍上層部たる武官や軍師、指揮官達すらも浮き足立ちかけ……
「退路を絶たれたか」
1万の帝国軍にすら押し返された事から考えても、3万の帝国軍に背後を取られたこの状況は絶対絶命と言える。
しかし、そんな状況にあっても冷静に、しかし力強く呟かれたリシュルの一言によって将校達は平静を取り戻す。
「被害状況は?」
「はっ! 城壁の一部が崩壊しておりますが、負傷者は出ておりません」
「帝国軍を率いる将は誰だか分かるか?」
「帝国軍を率いる将は5名……」
「私達、帝国十剣ですよ」
報告兵の言葉を遮って告げられた言葉に、全員が扉の外に警戒を向ける。
悠々と歩きながら扉から姿を現したのは、美しい銀色の長髪をした1人の女性。
高位貴族の御令嬢と言われても……いや、そう言われた方が納得できる程の美貌を持つ美しき乱入者に、この異常な状況であって誰もが見惚れて息を呑む。
「貴女は?」
「初めまして、私の名はアスティーナ。
ネルウァクス帝国十剣・ニノ剣です、貴方方には剣姫と言った方が分かりやすいかも知れませんね」
美しき乱入。
アスティーナは、リシュルの問いにそう言って微笑みを浮かべる。
「それで、その十剣が何の用だ?」
「いえ、大した用事ではありません。
ただ、1つ提案をしようと思いまして」
「提案だと?
貴女はこの状況をご理解なさっていない様だ。
いくら十剣と言えど、この場から無事で帰れるとでも?」
その瞬間、リシュルから凄まじい殺気が放たれる。
アスティーナの登場に見惚れていた武官達将校も、各々が武器を抜き放ち、明確な殺意を持ってアスティーナを睨みつける。
「試してみますか?」
腰のレイピアに指を掛け淡々とそう告げるアスティーナから発せられる、死を錯覚させられる程に鋭く重い殺気。
リシュルを含めた達王国将校達が固唾を呑み込み、頬から一筋の冷や汗が流れ落ちる。
「フフフ、冗談ですよ」
誰も一言も発する事の無い、重く張り詰めた緊張感がふっと和らぐ。
その瞬間、不幸にもアスティーナの近くで彼女の殺気を浴びた報告兵が呼吸を激しく乱して崩れ落ちる。
この場にいた誰もが理解させられた、戦えば皆殺しにされると。
「私の提案、聞いて頂けますよね?」
その日、ネルウァクス帝国に侵攻したアレサレム王国との国境砦での戦いは、開戦たった1日と言う短さで終結を迎える。
勇者の敗北と、王国軍の4万の降伏と言う事実をもって。
アレサレム王国軍によって占領された元ネルウァクス帝国の国境砦にて総勢4万の王国軍が戦いの雌雄を決する決戦を見守っていた。
帝国十剣と勇者達。
どちらも英雄と呼ぶに相応しいAランクオーバーの実力者。
双方の激突は凄まじく、常人は足手纏いにしかならない。
そんな対峙する双方を砦から眺め、王国軍の総司令官である若き将軍、リシュルは硬く拳を握りしめる。
リシュルの実力は勇者達と同等に戦える程に高い。
しかし、彼の役目は王国軍の総司令。
勇者達と共に戦えない事に悔しく思いながら割れるほどに歯を食いしばる。
彼の眺める戦場では勇者達から凄まじい魔力が迸っていた。
「速い……」
果たしてその速度を何人のものが認識出来ただろうか。
勇者稲垣が十剣の1人に踏み込むと同時に、残りの者は弾かれた様に四方に移動する。
ドゴォオッッン!!
勇者稲垣の攻撃によって、凄まじい音と共に大きく地面が沈み込む。
遠目から見てもハッキリと分かる凄まじい威力に、それを目にした王国兵達が沸き立ち歓声が響く。
誰もがその頂上決戦を食い入る様に眺める、王国の若き将軍リシュル以外は……
「これは……」
リシュルは弾かれた様に振り返り、何も無いはずの壁を睨みつける。
その様子に気づいた王国将校達が怪訝そうに見つめるなか、リシュルはその感覚を研ぎ澄ませる。
「ちぃっ、やられたっ!
全軍に通達、敵の襲撃に警戒せよっ!!」
「そ、それはどう言う……」
突然焦った様子で叫んだリシュルに、近くに控えていた武官の1人がそう言ったところで……砦全体を凄まじい揺れが襲った。
「敵襲だ、くそっ!
十剣と勇者達に気を取られ過ぎた……背後を取られたぞ」
苦虫を噛む様な顔で呟かれたリシュルの一言に、目を見開き驚愕を顕にする武官達。
「し、しかし、それは不可能なのでは?」
武官の1人が言うように、誰にも気づかれずに国境の砦を越える事は不可能に近い。
その理由は、国境沿いにある砦には境界線を指定する一種の結界。
俗に国境結界と呼ばれる結界が張られているからに他ならない。
砦を中心に国境線に沿って左右に伸びる結界は、高さも数十メートルはあり、誰かが国境を越えると感知出来るようになっている。
あくまでも感知するだけで、侵入者を拒む効果などは一切無いので必要魔力も少なく、各国で導入されている技術であり。
それこそ転移魔法でも使用しなければ、感知させずに国境線を越える事は不可能なのだ。
「それをここで議論しても意味は無い。
今重要なのは、どうにかして敵が国境結界を潜り抜け、我らの背後を取っていると言う事だ!
しかも、私の魔力感知によると3万以上だ……」
リシュルの言葉に武官達が唖然と目を見開く。
そして、その僅かな静寂を狙ったかの様なタイミングで扉が慌ただしく開け放たれる。
「緊急事態ですっ!
突如として帝国軍が背後に出現、その数約3万程です!!」
息も絶え絶えで報告を告げた兵士によって、リシュルの言葉が証明される。
その事実の重大さに軍上層部たる武官や軍師、指揮官達すらも浮き足立ちかけ……
「退路を絶たれたか」
1万の帝国軍にすら押し返された事から考えても、3万の帝国軍に背後を取られたこの状況は絶対絶命と言える。
しかし、そんな状況にあっても冷静に、しかし力強く呟かれたリシュルの一言によって将校達は平静を取り戻す。
「被害状況は?」
「はっ! 城壁の一部が崩壊しておりますが、負傷者は出ておりません」
「帝国軍を率いる将は誰だか分かるか?」
「帝国軍を率いる将は5名……」
「私達、帝国十剣ですよ」
報告兵の言葉を遮って告げられた言葉に、全員が扉の外に警戒を向ける。
悠々と歩きながら扉から姿を現したのは、美しい銀色の長髪をした1人の女性。
高位貴族の御令嬢と言われても……いや、そう言われた方が納得できる程の美貌を持つ美しき乱入者に、この異常な状況であって誰もが見惚れて息を呑む。
「貴女は?」
「初めまして、私の名はアスティーナ。
ネルウァクス帝国十剣・ニノ剣です、貴方方には剣姫と言った方が分かりやすいかも知れませんね」
美しき乱入。
アスティーナは、リシュルの問いにそう言って微笑みを浮かべる。
「それで、その十剣が何の用だ?」
「いえ、大した用事ではありません。
ただ、1つ提案をしようと思いまして」
「提案だと?
貴女はこの状況をご理解なさっていない様だ。
いくら十剣と言えど、この場から無事で帰れるとでも?」
その瞬間、リシュルから凄まじい殺気が放たれる。
アスティーナの登場に見惚れていた武官達将校も、各々が武器を抜き放ち、明確な殺意を持ってアスティーナを睨みつける。
「試してみますか?」
腰のレイピアに指を掛け淡々とそう告げるアスティーナから発せられる、死を錯覚させられる程に鋭く重い殺気。
リシュルを含めた達王国将校達が固唾を呑み込み、頬から一筋の冷や汗が流れ落ちる。
「フフフ、冗談ですよ」
誰も一言も発する事の無い、重く張り詰めた緊張感がふっと和らぐ。
その瞬間、不幸にもアスティーナの近くで彼女の殺気を浴びた報告兵が呼吸を激しく乱して崩れ落ちる。
この場にいた誰もが理解させられた、戦えば皆殺しにされると。
「私の提案、聞いて頂けますよね?」
その日、ネルウァクス帝国に侵攻したアレサレム王国との国境砦での戦いは、開戦たった1日と言う短さで終結を迎える。
勇者の敗北と、王国軍の4万の降伏と言う事実をもって。
10
お気に入りに追加
2,156
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる