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第9章 戦争準備編
133話 歓迎しますっ!!
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ぐるっと椅子に座っている全員を見渡しましたが……異論は無いようですね。
それに、どうやら皆さんのお腹の平穏は守られたようです。
「異論は無いようなので、始めますが。
結論から言いましょう、あなた方には2つの選択肢があります。
1つは、ここを出て自由に生きる事
もう1つは、ナイトメアの一員となる事」
僕が提示した2つの選択肢。
それを聞いて、全体が騒めき僅かに色めき立つ。
まぁ、長年実験体として捕まっていた状況から解放されると聞けばこうなるのも当然ですね。
「とは言えです。
すぐにどちらか選べと言われても、選べない方もいるでしょう。
なので、もう少し詳しく説明します」
再び静まり返り、僕に注視してくる皆んな。
ここまで文句無く円滑に進むと、逆にちょっと不気味ですね。
尤も、そっちの方が有り難いのも確かですけど。
「では、まずはナイトメアの説明から。
ハッキリ言ってしまえば、ナイトメアに高尚な目的は一切ありません」
だって、ノリと勢いで作った組織ですし。
魔教団に敵対しているのも、アイツらのやり方が気に食わなかったからってだけですしね。
「それに、ナイトメアは巨大な組織ではありますが、
僕たちは裏世界の住人であり、公の場に出る事は殆どありません」
事実、ナイトメアが公の場に出た事は一度もありませんし。
ネルウァクス帝国やフェーニル王国を傘下に加えているので巨大組織と言えるでしょう。
「あなた達をここに案内した方達を見れば分かると思いますが、ナイトメアは様々な種族が所属する多種族組織です。
あなた方と同じ吸血鬼に竜人、魔人に白狐、当然人間もいます」
人間、と言うワードにほぼ全員が眉をひそめましたね。
まぁ、口を挟む気は無い様ですけど。
「まぁ、あなた方が人間を恨む気持ちも分かります。
ですので、強制はしません。
先程も言った通り選択肢は2つ、どちらを選ぼうがあなた方の自由です」
尤も、ここを出るからと言って、はいそうですかと言う訳にも行きませんけど。
だって秘密結社ですし。
「ですが、仮にここを出て行くなら、ここでの記憶は改竄させて貰います。
そうですね……謎の集団に助けられたと言う感じにしましょうか。
あと多少のお金は渡しますが、それ以上僕たちが干渉することは無いと思って下さい」
まぁようは、出て行くなら好きにして良いけど、面倒は一切見ませんよって事です。
仲間でも無い人達の事まで一々面倒を見てられませんからね。
「あっ、最後に1つ忠告をしておきます。
先程も言った様に、僕達の仲間には人間もいます。
あなた方が人間を憎悪するのは自由ですが、もし仮に僕達に敵対するのなら容赦はしません。
例えナイトメアの一員であろうとも、仲間殺しは絶対に許しません」
一瞬だけ軽く魔力を乗せて威圧する。
全員がビクッと震えて冷や汗をかいていますが……まぁ手加減しているので、大丈夫でしょう。
「1時間、考える時間をあげましょう。
親密な者同士で相談しても結構ですし、よく考えてみて下さい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、残ったのは貴女達だけですね」
僕の眼前に真剣な眼差しで立つ2人の少女。
少女と言っても僕よりかは大きいですけど……
自由になりたいと願った人達は既に記憶を改竄した上で、各々が望む場所に転移してあげました。
けど、まさか2人しか残らないとは……ちょっとショックです。
やっぱり恥ずかしさを隠すために無表情で話していたのが悪かったのでしょうか?
僕ってそんなに不気味なのでしょうか?
そう思うと、この2人も僕達が助けたからって恩義を感じて嫌々残っている気がしてきましたね……
「本当にここに残って良かったのですか?
別に恩義を感じる必要は無いのですよ?
今ならまだ間に合いますけど……」
「確かに貴女様方に助けられた事も大きいと思います。
でも、私はここで貴女様方のお役に立ちたいのです!」
「私も、お姉ちゃんと同じです!」
何この子達、かわいい!!
ここまで2人が言うのであれば、これ以上僕が何かを言うのは失礼ですね。
「分かりました。
僕達、ナイトメアは貴女達2人を歓迎しますっ!!」
それに、どうやら皆さんのお腹の平穏は守られたようです。
「異論は無いようなので、始めますが。
結論から言いましょう、あなた方には2つの選択肢があります。
1つは、ここを出て自由に生きる事
もう1つは、ナイトメアの一員となる事」
僕が提示した2つの選択肢。
それを聞いて、全体が騒めき僅かに色めき立つ。
まぁ、長年実験体として捕まっていた状況から解放されると聞けばこうなるのも当然ですね。
「とは言えです。
すぐにどちらか選べと言われても、選べない方もいるでしょう。
なので、もう少し詳しく説明します」
再び静まり返り、僕に注視してくる皆んな。
ここまで文句無く円滑に進むと、逆にちょっと不気味ですね。
尤も、そっちの方が有り難いのも確かですけど。
「では、まずはナイトメアの説明から。
ハッキリ言ってしまえば、ナイトメアに高尚な目的は一切ありません」
だって、ノリと勢いで作った組織ですし。
魔教団に敵対しているのも、アイツらのやり方が気に食わなかったからってだけですしね。
「それに、ナイトメアは巨大な組織ではありますが、
僕たちは裏世界の住人であり、公の場に出る事は殆どありません」
事実、ナイトメアが公の場に出た事は一度もありませんし。
ネルウァクス帝国やフェーニル王国を傘下に加えているので巨大組織と言えるでしょう。
「あなた達をここに案内した方達を見れば分かると思いますが、ナイトメアは様々な種族が所属する多種族組織です。
あなた方と同じ吸血鬼に竜人、魔人に白狐、当然人間もいます」
人間、と言うワードにほぼ全員が眉をひそめましたね。
まぁ、口を挟む気は無い様ですけど。
「まぁ、あなた方が人間を恨む気持ちも分かります。
ですので、強制はしません。
先程も言った通り選択肢は2つ、どちらを選ぼうがあなた方の自由です」
尤も、ここを出るからと言って、はいそうですかと言う訳にも行きませんけど。
だって秘密結社ですし。
「ですが、仮にここを出て行くなら、ここでの記憶は改竄させて貰います。
そうですね……謎の集団に助けられたと言う感じにしましょうか。
あと多少のお金は渡しますが、それ以上僕たちが干渉することは無いと思って下さい」
まぁようは、出て行くなら好きにして良いけど、面倒は一切見ませんよって事です。
仲間でも無い人達の事まで一々面倒を見てられませんからね。
「あっ、最後に1つ忠告をしておきます。
先程も言った様に、僕達の仲間には人間もいます。
あなた方が人間を憎悪するのは自由ですが、もし仮に僕達に敵対するのなら容赦はしません。
例えナイトメアの一員であろうとも、仲間殺しは絶対に許しません」
一瞬だけ軽く魔力を乗せて威圧する。
全員がビクッと震えて冷や汗をかいていますが……まぁ手加減しているので、大丈夫でしょう。
「1時間、考える時間をあげましょう。
親密な者同士で相談しても結構ですし、よく考えてみて下さい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、残ったのは貴女達だけですね」
僕の眼前に真剣な眼差しで立つ2人の少女。
少女と言っても僕よりかは大きいですけど……
自由になりたいと願った人達は既に記憶を改竄した上で、各々が望む場所に転移してあげました。
けど、まさか2人しか残らないとは……ちょっとショックです。
やっぱり恥ずかしさを隠すために無表情で話していたのが悪かったのでしょうか?
僕ってそんなに不気味なのでしょうか?
そう思うと、この2人も僕達が助けたからって恩義を感じて嫌々残っている気がしてきましたね……
「本当にここに残って良かったのですか?
別に恩義を感じる必要は無いのですよ?
今ならまだ間に合いますけど……」
「確かに貴女様方に助けられた事も大きいと思います。
でも、私はここで貴女様方のお役に立ちたいのです!」
「私も、お姉ちゃんと同じです!」
何この子達、かわいい!!
ここまで2人が言うのであれば、これ以上僕が何かを言うのは失礼ですね。
「分かりました。
僕達、ナイトメアは貴女達2人を歓迎しますっ!!」
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