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第5章 瀑水の試練編
75話 平和です!
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「ふぁ~、ん」
「おはようございます、お嬢様」
「ふぁようございまふ」
「ふふ、さぁこちらですよ。
まずは、お顔を洗いましょう」
「寝起きで挨拶が覚束ないお嬢様……天使の様ですね」
言われるがままに手を繋がれて、洗面所で顔を洗う。
すると、どうでしょう。
ショボショボしていた目がサッパリ! スッキリとした目覚めに早変わりです!!
「ふぅー。
シア、ノア、おはようございます」
「「おはよございます、お嬢様」」
流石は姉妹ですね。
ピッタリと寸分ズレのない動きで、綺麗に一礼する2人はとても絵になる。
何処へ出しても恥ずかしくない一流のメイドさんです!
「朝食の準備が出来ておりますので、参りましょう」
「わかりました」
再び2人に手を引かれて廊下を歩くこと暫く、食堂にに到着しました。
尤も、このホテルは現在、僕たちが貸し切ってる様で、食堂にいるのは僕達だけですけど。
「お嬢様、おはよございます」
「おっ、起きたかお嬢!」
「おはよございますコレール、リュグズール」
そんな食堂にいるのはコレールとリュグズールの2人のみ。
そう! 何とあの後、オルグイユ達は帰ってこなかったのです!!
暫くは、スケートリンクで遊んでいたのですが。
眠たくなってきても帰ってこなかったので、一度転移でホテルに戻ってきたと言う訳です。
因みに、貸切にしたのは、お風呂場での戦いの後だそうで。
理由は、『僕の尊い身体を下等な男どもに見せない為』だそうです。
必死の説得と、お説教の末、もう2度とやらないと約束してくれましたけど。
僕のあの説得が無ければ、昨日ビーチに行く事も出来たかどうか……
「あら、おはようございます、ルーミエル様」
ノアが引いてくれた椅子に座り、シアが入れてくれた朝のミルクを飲んでいると。
不意に食堂の入り口からそんな声が聞こえてきました。
「おはようございます、プレシーさん」
そこに立っていたのは、綺麗な青色の長髪をした女性、プレシーさんです。
プレシーさんだけ置いていくのも嫌だったので一緒に来てもらっちゃいました!
お持ち帰りですっ!!
後はフェルですが……当たり前ですが、まだ寝ていますね。
それにしても、女性3人の男性1人で朝まで帰ってこないとは……
ムフフな事でもやっているのか、はたまたリヴァさんが悲惨な目にあっているのか。
多分後者だろうとは思いますけど……リヴァさんファイトです!
「お待たせ致しました」
世間話に花を咲かせていると、ホテルのシェフが朝食をテーブルに並べる。
いつもは、メイドだからと頑なに一緒の席に座ろうとしないノアとシア。
でも、ホテルという事もあってか、一緒の席についてくれるので嬉しい!
やっぱり、ご飯は皆んなで食べた方が美味しいです!
地球で長年、ニートやってた僕が言うのですから間違いありません!!
「ん! 美味しいです!!」
「ありがとうございます」
運ばれてきたのは、お洒落なパンケーキ。
ふわっふわっな食感に、濃厚な味わい。
これぞプロの技ですね。
そして、優雅に頭を下げてみせるシェフ!
流石は超高級ホテル、レベルが高いと言わざる得ないでしょう。
「これは!」
「なかなかやりますね……」
ノアとシアも、満足したようです。
お屋敷および本部で料理にも携わっているこの2人の舌を唸らせるとは。
シェフ、恐るべしです。
「っ!?」
プレシーさんなんて、一口食べた状況で目を見開いて固まってしまっています。
竜であるプレシーさんは今まで、凝った料理を食べた事は殆ど無いでしょうから、これぞ正にカルチャーショックですね。
「いい腕をしていらっしゃいますね。
我が屋敷の料理人達に御指南いただきたい程です」
「まだまだ修行の身ですが、お客様方にご満足頂けた様で幸いでございます」
パンケーキを食べただけですが、この人は料理の腕だけでなく志も一流ですね!
しかもコレールにここまで言わせるとは!!
「また是非、こちらのホテルを使わせてもらいますね!」
「光栄です。
では、食後のお飲物をご用意させて頂きます。
私は失礼いたしますが、是非ごゆっくりとお過ごし下さい」
にっこりと微笑み一礼してから踵を返して厨房に戻っていくシェフ。
「カッコいいですね」
「ええ、あの様な方こそプロと呼ぶに相応しい方です」
「これは今夜が楽しみですね」
何気に、このホテルに来てまだ一度も夜ご飯をホテルで食べていません。
初日は馬車酔いの影響で即座に寝落ち。
2日目の昨日はダンジョンで食べてしまいましたからね。
「しかし、オルグイユ達は大丈夫でしょうか?」
「リヴァイアサンが、無事かどうかはさて置き。
恐らく平然とした顔で戻ってくると思いますよ」
「確かに……皆んなでリヴァさんの冥福を祈るとしましょう」
まぁ、死んでは無いですけど……多分。
それにしても、オルグイユ達がいなくて寂しくはありますが。
これはこれで平和ですね!
「おはようございます、お嬢様」
「ふぁようございまふ」
「ふふ、さぁこちらですよ。
まずは、お顔を洗いましょう」
「寝起きで挨拶が覚束ないお嬢様……天使の様ですね」
言われるがままに手を繋がれて、洗面所で顔を洗う。
すると、どうでしょう。
ショボショボしていた目がサッパリ! スッキリとした目覚めに早変わりです!!
「ふぅー。
シア、ノア、おはようございます」
「「おはよございます、お嬢様」」
流石は姉妹ですね。
ピッタリと寸分ズレのない動きで、綺麗に一礼する2人はとても絵になる。
何処へ出しても恥ずかしくない一流のメイドさんです!
「朝食の準備が出来ておりますので、参りましょう」
「わかりました」
再び2人に手を引かれて廊下を歩くこと暫く、食堂にに到着しました。
尤も、このホテルは現在、僕たちが貸し切ってる様で、食堂にいるのは僕達だけですけど。
「お嬢様、おはよございます」
「おっ、起きたかお嬢!」
「おはよございますコレール、リュグズール」
そんな食堂にいるのはコレールとリュグズールの2人のみ。
そう! 何とあの後、オルグイユ達は帰ってこなかったのです!!
暫くは、スケートリンクで遊んでいたのですが。
眠たくなってきても帰ってこなかったので、一度転移でホテルに戻ってきたと言う訳です。
因みに、貸切にしたのは、お風呂場での戦いの後だそうで。
理由は、『僕の尊い身体を下等な男どもに見せない為』だそうです。
必死の説得と、お説教の末、もう2度とやらないと約束してくれましたけど。
僕のあの説得が無ければ、昨日ビーチに行く事も出来たかどうか……
「あら、おはようございます、ルーミエル様」
ノアが引いてくれた椅子に座り、シアが入れてくれた朝のミルクを飲んでいると。
不意に食堂の入り口からそんな声が聞こえてきました。
「おはようございます、プレシーさん」
そこに立っていたのは、綺麗な青色の長髪をした女性、プレシーさんです。
プレシーさんだけ置いていくのも嫌だったので一緒に来てもらっちゃいました!
お持ち帰りですっ!!
後はフェルですが……当たり前ですが、まだ寝ていますね。
それにしても、女性3人の男性1人で朝まで帰ってこないとは……
ムフフな事でもやっているのか、はたまたリヴァさんが悲惨な目にあっているのか。
多分後者だろうとは思いますけど……リヴァさんファイトです!
「お待たせ致しました」
世間話に花を咲かせていると、ホテルのシェフが朝食をテーブルに並べる。
いつもは、メイドだからと頑なに一緒の席に座ろうとしないノアとシア。
でも、ホテルという事もあってか、一緒の席についてくれるので嬉しい!
やっぱり、ご飯は皆んなで食べた方が美味しいです!
地球で長年、ニートやってた僕が言うのですから間違いありません!!
「ん! 美味しいです!!」
「ありがとうございます」
運ばれてきたのは、お洒落なパンケーキ。
ふわっふわっな食感に、濃厚な味わい。
これぞプロの技ですね。
そして、優雅に頭を下げてみせるシェフ!
流石は超高級ホテル、レベルが高いと言わざる得ないでしょう。
「これは!」
「なかなかやりますね……」
ノアとシアも、満足したようです。
お屋敷および本部で料理にも携わっているこの2人の舌を唸らせるとは。
シェフ、恐るべしです。
「っ!?」
プレシーさんなんて、一口食べた状況で目を見開いて固まってしまっています。
竜であるプレシーさんは今まで、凝った料理を食べた事は殆ど無いでしょうから、これぞ正にカルチャーショックですね。
「いい腕をしていらっしゃいますね。
我が屋敷の料理人達に御指南いただきたい程です」
「まだまだ修行の身ですが、お客様方にご満足頂けた様で幸いでございます」
パンケーキを食べただけですが、この人は料理の腕だけでなく志も一流ですね!
しかもコレールにここまで言わせるとは!!
「また是非、こちらのホテルを使わせてもらいますね!」
「光栄です。
では、食後のお飲物をご用意させて頂きます。
私は失礼いたしますが、是非ごゆっくりとお過ごし下さい」
にっこりと微笑み一礼してから踵を返して厨房に戻っていくシェフ。
「カッコいいですね」
「ええ、あの様な方こそプロと呼ぶに相応しい方です」
「これは今夜が楽しみですね」
何気に、このホテルに来てまだ一度も夜ご飯をホテルで食べていません。
初日は馬車酔いの影響で即座に寝落ち。
2日目の昨日はダンジョンで食べてしまいましたからね。
「しかし、オルグイユ達は大丈夫でしょうか?」
「リヴァイアサンが、無事かどうかはさて置き。
恐らく平然とした顔で戻ってくると思いますよ」
「確かに……皆んなでリヴァさんの冥福を祈るとしましょう」
まぁ、死んでは無いですけど……多分。
それにしても、オルグイユ達がいなくて寂しくはありますが。
これはこれで平和ですね!
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