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第24章 世界会議編
425話 秘訣!
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「う~ん、そろそろだと思うんだけど……」
レフィア神聖王国の王城。
その一室である会議室から転移して、昨日もレオン陛下を出迎えるために来た外壁の上!!
「まだ来ないね」
「うん」
動くなら会議が始まってすぐにでも、なんらかのアクションがあるかと思ってたんだけど。
予想が外れちゃったみたいね。
「こほん! まだ敵は姿を見せていませんが……いつ何が起こるかわかりません。
みんなもとりあえず、油断だけはしないように!」
これでよし!
まったく、Sランク冒険者のリーダーってのも大変だわ。
まぁもう慣れたけども。
「それじゃあ! 敵に何か動きがあるまで……解散!」
これが! これこそが……みんなの、個性の塊と称されるSランク冒険者のリーダーを務める秘訣!!
「了解~、んじゃあ俺はちょっと、王都の様子でも見てくる事にしようかな?」
「あっ! 私も行く!!」
王都の様子を見る……つまりは王都で開催されているお祭りに行くと言っているロイさん。
そんなロイさんについて行くと、元気いっぱい満面の笑みを浮かべるフラン先輩。
この2人は王都の様子を見て、すぐそばで王都の人々を見守る……なんてつもりは、さらさらない。
めっちゃワクワクした顔をしてるし、単純にお祭りに行きたいだけだな。
「ふふっ、この2人だけだと不安だから、私も一緒について行く事にしますね」
「それでは、私もご同行するとしましょう」
さすがはイヴさんと、ミルバレッドさん!
「わかりました、お願いします」
これで王都のお祭りで、ロイさん達が問題を起こす事はない……はず。
たぶん、きっと、おそらく! そうだと思いたい。
「それじゃあ、俺は……」
「おい、何を」
「コイツと一緒に、ちょっとギルドに顔を出して来るよ」
「おいっ! 貴様、何を勝手にっ」
「何か異常が起こったらすぐに戻る。
それじゃあ、また後でな」
「俺はまだ行くとは言ってな……」
「行ってらっしゃい~」
イェーガーさんと、ズルズルと引きずられて行くシャドウさんを見送って。
「では、私も少し席を外すとしよう」
「わかりました。
でも……あまり飲みすぎないようにしてくださいね」
まぁアルマさんは、ロイさんやフラン先輩とは違って分別のついた大人だし。
大丈夫だとは思うけど。
「はっはっはっ、さすがはソフィーくんだ。
もちろん、心得ているよ」
うん、ここはアルマさんを信じよう。
「私はここで少し、ゆっくりとする事にするわ」
「じゃあ私も!」
「右に同じく」
オネットさん、オラシオさん、ラピストさんはここに残ると。
「そうだな……まぁ俺もここに残って、ゆっくりするとするか」
「っ!?」
オネットさん達はいいとして、珍しくガルスさんもここに残るだってっ!?
「今日は何か不吉なことでもあるのかな?」
「嬢ちゃん、お前は俺をなんだと思ってるんだ……」
なんだと思ってるって……それは当然、自由気ままな自由人。
そして真実はどうであれ、約400年前から伝説と呼ばれている英雄の一人。
今は序列二位に甘んじてるけど、その気になればルミエ様とも互角以上に渡り合える怪物。
もとい、非常にあり得ないくらいに、非常識な人だと思ってるけど……
「うん」
これは可哀想だから黙っていてあげるとしよう。
「いや、うんじゃなくてだな……はぁ……」
ガルスさんがため息をついてるけど、細かい事は気にしない!
それで後は……ルミエ様とエレンお兄様は、まぁいつも通り私を見てキャッキャしてるからいいとして。
「フィルはどうする?」
「僕もここに残るよ。
ソフィーは?」
「当然! 私もここに残るわ!!」
なにせ、私は自由気ままで個性の塊であるSランク冒険者達のリーダー!
常識あるまとめ役なのだからっ!!
「ふふっ」
いや~、さすがは私!
一体誰が今の私の堂々たる姿を見て、蝶よ花よと育てられる深窓のご令嬢たら公爵令嬢だと思うだろうか?
もういっそのこと、Sランク冒険者のリーダーを務める秘訣って本でもだそうかな?
ここ数年の経験で導き出した、Sランク冒険者のみんなのリーダーを務める秘訣。
それは……個性の塊である、みんなの行動を制限しないということなのだっ!!
「さてと」
パチンっ!
初めてあの場所に……特級任務の目的地だった、伝説に謳われる神の国。
魔法神ティフィア様が治める、悪魔王国ナイトメアに辿り着いたあの日。
それを目にした、触れた瞬間から私の心をガッツリと掴んで離さない、お気に入りのふかふかクッションを取り出して。
あとは今朝、ファナに用意してもらったケーキと飲み物の用意をしてっと!
「これでよし!」
それじゃあ! 私も敵に動きがあるまでは……ちょっと休憩しながら、最終確認でもするとしましょうか!!
レフィア神聖王国の王城。
その一室である会議室から転移して、昨日もレオン陛下を出迎えるために来た外壁の上!!
「まだ来ないね」
「うん」
動くなら会議が始まってすぐにでも、なんらかのアクションがあるかと思ってたんだけど。
予想が外れちゃったみたいね。
「こほん! まだ敵は姿を見せていませんが……いつ何が起こるかわかりません。
みんなもとりあえず、油断だけはしないように!」
これでよし!
まったく、Sランク冒険者のリーダーってのも大変だわ。
まぁもう慣れたけども。
「それじゃあ! 敵に何か動きがあるまで……解散!」
これが! これこそが……みんなの、個性の塊と称されるSランク冒険者のリーダーを務める秘訣!!
「了解~、んじゃあ俺はちょっと、王都の様子でも見てくる事にしようかな?」
「あっ! 私も行く!!」
王都の様子を見る……つまりは王都で開催されているお祭りに行くと言っているロイさん。
そんなロイさんについて行くと、元気いっぱい満面の笑みを浮かべるフラン先輩。
この2人は王都の様子を見て、すぐそばで王都の人々を見守る……なんてつもりは、さらさらない。
めっちゃワクワクした顔をしてるし、単純にお祭りに行きたいだけだな。
「ふふっ、この2人だけだと不安だから、私も一緒について行く事にしますね」
「それでは、私もご同行するとしましょう」
さすがはイヴさんと、ミルバレッドさん!
「わかりました、お願いします」
これで王都のお祭りで、ロイさん達が問題を起こす事はない……はず。
たぶん、きっと、おそらく! そうだと思いたい。
「それじゃあ、俺は……」
「おい、何を」
「コイツと一緒に、ちょっとギルドに顔を出して来るよ」
「おいっ! 貴様、何を勝手にっ」
「何か異常が起こったらすぐに戻る。
それじゃあ、また後でな」
「俺はまだ行くとは言ってな……」
「行ってらっしゃい~」
イェーガーさんと、ズルズルと引きずられて行くシャドウさんを見送って。
「では、私も少し席を外すとしよう」
「わかりました。
でも……あまり飲みすぎないようにしてくださいね」
まぁアルマさんは、ロイさんやフラン先輩とは違って分別のついた大人だし。
大丈夫だとは思うけど。
「はっはっはっ、さすがはソフィーくんだ。
もちろん、心得ているよ」
うん、ここはアルマさんを信じよう。
「私はここで少し、ゆっくりとする事にするわ」
「じゃあ私も!」
「右に同じく」
オネットさん、オラシオさん、ラピストさんはここに残ると。
「そうだな……まぁ俺もここに残って、ゆっくりするとするか」
「っ!?」
オネットさん達はいいとして、珍しくガルスさんもここに残るだってっ!?
「今日は何か不吉なことでもあるのかな?」
「嬢ちゃん、お前は俺をなんだと思ってるんだ……」
なんだと思ってるって……それは当然、自由気ままな自由人。
そして真実はどうであれ、約400年前から伝説と呼ばれている英雄の一人。
今は序列二位に甘んじてるけど、その気になればルミエ様とも互角以上に渡り合える怪物。
もとい、非常にあり得ないくらいに、非常識な人だと思ってるけど……
「うん」
これは可哀想だから黙っていてあげるとしよう。
「いや、うんじゃなくてだな……はぁ……」
ガルスさんがため息をついてるけど、細かい事は気にしない!
それで後は……ルミエ様とエレンお兄様は、まぁいつも通り私を見てキャッキャしてるからいいとして。
「フィルはどうする?」
「僕もここに残るよ。
ソフィーは?」
「当然! 私もここに残るわ!!」
なにせ、私は自由気ままで個性の塊であるSランク冒険者達のリーダー!
常識あるまとめ役なのだからっ!!
「ふふっ」
いや~、さすがは私!
一体誰が今の私の堂々たる姿を見て、蝶よ花よと育てられる深窓のご令嬢たら公爵令嬢だと思うだろうか?
もういっそのこと、Sランク冒険者のリーダーを務める秘訣って本でもだそうかな?
ここ数年の経験で導き出した、Sランク冒険者のみんなのリーダーを務める秘訣。
それは……個性の塊である、みんなの行動を制限しないということなのだっ!!
「さてと」
パチンっ!
初めてあの場所に……特級任務の目的地だった、伝説に謳われる神の国。
魔法神ティフィア様が治める、悪魔王国ナイトメアに辿り着いたあの日。
それを目にした、触れた瞬間から私の心をガッツリと掴んで離さない、お気に入りのふかふかクッションを取り出して。
あとは今朝、ファナに用意してもらったケーキと飲み物の用意をしてっと!
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