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第23章 世界会議編・序章
415話 世界会議よりも一足先に!
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「う~む」
5年ごとに。
もしくは、世界に影響を与え得るほどのなんらかの緊急事態が生じた際に、四大国のうち2国からの要請によって開かれる世界最大規模の国際会議。
四大国が中心となって設立され、イストワール王国も含めて殆ど全ての国家が所属してる世界最大の国際機関。
評議会が一堂に会する大会議! 通称、世界会議。
そんな世界会議が明日から始まる!!
っと、いうわけで、今も続々と四大国が一角であり、ネフェリル帝国と並んで超大国と称されるレフィア神聖王国に。
その王都レ・フィーレの中央に鎮座する、美しい白亜の王城に、各国の王達が集結してるわけだけど……
「解せない……」
「ソフィーちゃん、どうかしたの?」
「オラシオさん……いえ、ちょっと」
「えぇ~! なになに!?
気になるじゃない! 勿体ぶらないでお姉さんに話してごらん!!」
オラシオさん、今日ややけにテンションが高……くもないか。
オラシオさんが元気いっぱい! って感じなのはいつもの事だし。
「えっとですね……そんなに大した話じゃないんですけど」
「うんうん! ソフィーちゃんの話なら何でもドンと来いよっ!」
そっか。
ここまで言われちゃったら仕方がない!
昨日この王城に到着した時の話をしようじゃない!!
「こほん、それでは話しますが……知っての通り、私とフィルはイストワール王国から護衛をしてきたわけです」
「それで、それで?」
「そしてレフィア神聖王国の王太子、つまりはこのフィルの事ですけど。
フィルの補佐官であるエミリーさんに出迎えられたんです」
「なるほど、なるほど」
「エミリーさんと話してたら、エルヴァンおじさん……イストワール王から王太子の補佐官と知り合いなのか、もしかして王太子とも知り合いなのかって聞かれて」
「あぁ~、今のでだいたいわかっちゃったよ」
「それで友達だって答えたら……エルヴァンおじさんと、フローラ様お2人から叱られたんです!
そんな重要な事があるなら、報告してほしかったって! 酷くないですかっ!?」
確かにセドリックは別として、エルヴァンおじさんやフローラ様。
王家一家とは家族絡みの付き合いで、親しい間柄だけども!!
だからって、フィルと友達だって伝えてなかっただけで叱られるとかっ!
いくら何でもちょっと酷いと思うわけですよ!!
「ん~、まぁソフィーちゃんの気持ちもわかるけど。
フィルくんがレフィア神聖王国の王太子だってのが周知の事実なのは、私達の中だけでの話だからね~」
いやまぁ、オラシオさんの言う事もわかるんだけども!
そりゃあいきなり私が四大国の、それも超大国と称されるレフィア神聖王国の王太子と友達なんて言ったらビックリするのは当然だもん。
でも! でもだよ!?
だからって、2人して怒らなくてもいいじゃんかっ!!
イストワール王国として私とフィルとで、婚約を結ばせたいとかっていう思惑があったのならまだしも!
友達だって言っただけなのに、別にわざわざ報告するほどの事じゃないのに。
なんか解せない、こう何と言うか……モヤモヤする!!
何とかしてこのモヤモヤを発散したいっ!
「というわけで、一緒に悪魔王国で修行しませんか?」
「「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」」
ストレス発散を兼ねて!!
「あれ?」
おかしいな。
みんな息を呑んで黙り込んじゃった。
「ソフィー、それ昨日からずっと言ってるけど。
それよりも……全員揃ったみたいだよ」
フィルが言うと同時に魔素がほんの僅かに揺らぎ……
「ふふっ、遅れたかしら?」
「よぉお前ら、待たせたな」
ルミエ様とガルスさんが転移して来ちゃった。
「むぅ」
全員揃ったのなら仕方がない。
「この話は後にするとして……こほん、それでは各国の王達による世界会議よりも一足先に!
私達Sランク冒険者、全15名による特別対策会議を始めるとしましょう!!」
5年ごとに。
もしくは、世界に影響を与え得るほどのなんらかの緊急事態が生じた際に、四大国のうち2国からの要請によって開かれる世界最大規模の国際会議。
四大国が中心となって設立され、イストワール王国も含めて殆ど全ての国家が所属してる世界最大の国際機関。
評議会が一堂に会する大会議! 通称、世界会議。
そんな世界会議が明日から始まる!!
っと、いうわけで、今も続々と四大国が一角であり、ネフェリル帝国と並んで超大国と称されるレフィア神聖王国に。
その王都レ・フィーレの中央に鎮座する、美しい白亜の王城に、各国の王達が集結してるわけだけど……
「解せない……」
「ソフィーちゃん、どうかしたの?」
「オラシオさん……いえ、ちょっと」
「えぇ~! なになに!?
気になるじゃない! 勿体ぶらないでお姉さんに話してごらん!!」
オラシオさん、今日ややけにテンションが高……くもないか。
オラシオさんが元気いっぱい! って感じなのはいつもの事だし。
「えっとですね……そんなに大した話じゃないんですけど」
「うんうん! ソフィーちゃんの話なら何でもドンと来いよっ!」
そっか。
ここまで言われちゃったら仕方がない!
昨日この王城に到着した時の話をしようじゃない!!
「こほん、それでは話しますが……知っての通り、私とフィルはイストワール王国から護衛をしてきたわけです」
「それで、それで?」
「そしてレフィア神聖王国の王太子、つまりはこのフィルの事ですけど。
フィルの補佐官であるエミリーさんに出迎えられたんです」
「なるほど、なるほど」
「エミリーさんと話してたら、エルヴァンおじさん……イストワール王から王太子の補佐官と知り合いなのか、もしかして王太子とも知り合いなのかって聞かれて」
「あぁ~、今のでだいたいわかっちゃったよ」
「それで友達だって答えたら……エルヴァンおじさんと、フローラ様お2人から叱られたんです!
そんな重要な事があるなら、報告してほしかったって! 酷くないですかっ!?」
確かにセドリックは別として、エルヴァンおじさんやフローラ様。
王家一家とは家族絡みの付き合いで、親しい間柄だけども!!
だからって、フィルと友達だって伝えてなかっただけで叱られるとかっ!
いくら何でもちょっと酷いと思うわけですよ!!
「ん~、まぁソフィーちゃんの気持ちもわかるけど。
フィルくんがレフィア神聖王国の王太子だってのが周知の事実なのは、私達の中だけでの話だからね~」
いやまぁ、オラシオさんの言う事もわかるんだけども!
そりゃあいきなり私が四大国の、それも超大国と称されるレフィア神聖王国の王太子と友達なんて言ったらビックリするのは当然だもん。
でも! でもだよ!?
だからって、2人して怒らなくてもいいじゃんかっ!!
イストワール王国として私とフィルとで、婚約を結ばせたいとかっていう思惑があったのならまだしも!
友達だって言っただけなのに、別にわざわざ報告するほどの事じゃないのに。
なんか解せない、こう何と言うか……モヤモヤする!!
何とかしてこのモヤモヤを発散したいっ!
「というわけで、一緒に悪魔王国で修行しませんか?」
「「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」」
ストレス発散を兼ねて!!
「あれ?」
おかしいな。
みんな息を呑んで黙り込んじゃった。
「ソフィー、それ昨日からずっと言ってるけど。
それよりも……全員揃ったみたいだよ」
フィルが言うと同時に魔素がほんの僅かに揺らぎ……
「ふふっ、遅れたかしら?」
「よぉお前ら、待たせたな」
ルミエ様とガルスさんが転移して来ちゃった。
「むぅ」
全員揃ったのなら仕方がない。
「この話は後にするとして……こほん、それでは各国の王達による世界会議よりも一足先に!
私達Sランク冒険者、全15名による特別対策会議を始めるとしましょう!!」
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