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第22章 神の国編
405話 神国の国名
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「これから諸君に話すのは主に3つ。
1つはこの国について、キミ達はまだこの国の国名も知らないでしょ?」
「っ!」
た、確かに!
御伽話や伝説に語られてる楽園たる、神の国だから普通に神の国って認識だったけど……それは国名じゃなくて、ただの別称。
神の国の国名をまだ知らないんだった!!
「2つ! それはこの国に辿り着いた事で、残念ながら決定されてしまったキミ達自身の運命について」
私達の運命……さっきも国王陛下とそんな話をしてたし。
その国王陛下も最初に、そんな事を言ってたよね……
「まっ、この国に辿り着かなくてもあまり変わらなかったと思うんだけど、今回の事で確定しちゃったからね」
はっ! ま、まさかっ!!
ネフェリアス様は軽い感じでおっしゃられてるけど……これは、お前達は知りすぎた的なやつではっ!?
秘匿された神の国に辿り着いた事で、消されちゃうんじゃ……
「ふふっ……残念だけど、その通りだよ」
「っ!!」
ネフェリアス様は正真正銘、この世界の頂点に立っていらっしゃる最高神様だし、今更私の思考を読まれてる事に驚きはしないけど……
私を見て、怪しく微笑みながらニヤって!!
この国に辿り着いた事、それこそが本来ならば知ってはならない禁忌っ!
「うぅ……」
やっぱり、私達は殺されちゃうんだぁっ!!
セドリック達や、教団のヤツらが相手なら負けるつもりは毛頭ないし、孤高の悪役令嬢として華麗に叩き潰してやる所存だけど……
この場には今の私では手も足も出ない、悪魔族達の統治者である悪魔公の七魔公の皆様。
伝説に謳われる大英雄、そしてなにより……本物の神様が二柱!!
いくら人類最強の一角と呼ばれる私達、現役のSランク冒険者が全員で力を合わせてもなすすべなく。
誰一人として逃げる事すら叶わずに、始末される未来が容易に想像でき……
「悪ふざけが過ぎますよ、ネフェリアス様」
ん?
「あはは、ごめんごめん。
あの子の反応が面白くってついね」
「へっ?」
そ、それってつまり……
「あのな嬢ちゃん、最初から殺すつもりなら、わざわざこうして歓迎会なんて開かねぇだろ?」
「そう言う事! ガ……ルスくんの言う通り、キミ達を殺すつまりなんてこれっぽっちもないから安心して」
「っ~!!」
か、揶揄われてたっ!!?
こ、ここここ、この私としたことがっ! 周辺諸国にその名を轟かせ、天才という評価を欲しいままにする才媛!!
今やイストワール王国内に留まらずに、各国の社交界で名実共に月の女神と称されるこの私がっ!!
揶揄われて、取り乱しちゃってたなんてっ! やばい、恥ずかしい! 穴があったら入りたいぃっ~!!
「あははっ、本当に面白いね。
悪魔ちゃんとは違って、揶揄い甲斐があるよ」
「うぅ~、忘れてくださいぃ……」
みんなの。
この部屋にいるみんなから、注がれている生暖かい視線が痛い……
「さて、ソフィーくんを揶揄うのはこのくらいにして、3つ目は……この世界の真実について」
この世界の、真実?
「それじゃあ! さっそく本題に入ろうか。
まずは諸君が楽園だったり、神の国と呼ぶこの国……悪魔王国について説明しよう!!」
1つはこの国について、キミ達はまだこの国の国名も知らないでしょ?」
「っ!」
た、確かに!
御伽話や伝説に語られてる楽園たる、神の国だから普通に神の国って認識だったけど……それは国名じゃなくて、ただの別称。
神の国の国名をまだ知らないんだった!!
「2つ! それはこの国に辿り着いた事で、残念ながら決定されてしまったキミ達自身の運命について」
私達の運命……さっきも国王陛下とそんな話をしてたし。
その国王陛下も最初に、そんな事を言ってたよね……
「まっ、この国に辿り着かなくてもあまり変わらなかったと思うんだけど、今回の事で確定しちゃったからね」
はっ! ま、まさかっ!!
ネフェリアス様は軽い感じでおっしゃられてるけど……これは、お前達は知りすぎた的なやつではっ!?
秘匿された神の国に辿り着いた事で、消されちゃうんじゃ……
「ふふっ……残念だけど、その通りだよ」
「っ!!」
ネフェリアス様は正真正銘、この世界の頂点に立っていらっしゃる最高神様だし、今更私の思考を読まれてる事に驚きはしないけど……
私を見て、怪しく微笑みながらニヤって!!
この国に辿り着いた事、それこそが本来ならば知ってはならない禁忌っ!
「うぅ……」
やっぱり、私達は殺されちゃうんだぁっ!!
セドリック達や、教団のヤツらが相手なら負けるつもりは毛頭ないし、孤高の悪役令嬢として華麗に叩き潰してやる所存だけど……
この場には今の私では手も足も出ない、悪魔族達の統治者である悪魔公の七魔公の皆様。
伝説に謳われる大英雄、そしてなにより……本物の神様が二柱!!
いくら人類最強の一角と呼ばれる私達、現役のSランク冒険者が全員で力を合わせてもなすすべなく。
誰一人として逃げる事すら叶わずに、始末される未来が容易に想像でき……
「悪ふざけが過ぎますよ、ネフェリアス様」
ん?
「あはは、ごめんごめん。
あの子の反応が面白くってついね」
「へっ?」
そ、それってつまり……
「あのな嬢ちゃん、最初から殺すつもりなら、わざわざこうして歓迎会なんて開かねぇだろ?」
「そう言う事! ガ……ルスくんの言う通り、キミ達を殺すつまりなんてこれっぽっちもないから安心して」
「っ~!!」
か、揶揄われてたっ!!?
こ、ここここ、この私としたことがっ! 周辺諸国にその名を轟かせ、天才という評価を欲しいままにする才媛!!
今やイストワール王国内に留まらずに、各国の社交界で名実共に月の女神と称されるこの私がっ!!
揶揄われて、取り乱しちゃってたなんてっ! やばい、恥ずかしい! 穴があったら入りたいぃっ~!!
「あははっ、本当に面白いね。
悪魔ちゃんとは違って、揶揄い甲斐があるよ」
「うぅ~、忘れてくださいぃ……」
みんなの。
この部屋にいるみんなから、注がれている生暖かい視線が痛い……
「さて、ソフィーくんを揶揄うのはこのくらいにして、3つ目は……この世界の真実について」
この世界の、真実?
「それじゃあ! さっそく本題に入ろうか。
まずは諸君が楽園だったり、神の国と呼ぶこの国……悪魔王国について説明しよう!!」
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