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第16章 集結編
298話 依頼内容
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メイド服に身を包んみ、アイシャの名乗った謎の美女。
いったいどうやって、いつこの場に現れたのか……はたまた、最初からその場にいたのか。
とにかく、突然ここに現れたって事実が重要だ。
なにせこの部屋は今、冒険者達の頂点に立つSランク冒険者が勢揃いしている場所!
にも関わらず……最初から気配を消してそこにいたのか、または転移とかで現れたのかはわからないけど!
Sランク冒険者達に気取られることなく、突如として姿を表したっ!!
「っ……!」
このメイドさん、いったい何者なの……?
しかも皆様をこの場に集めたって……それにガルドさんが既に会った人もいるっていってたけど……
このメイドさんが現れて驚いてたのは私を含めて7人。
私、フィル、エレンお兄様、フラン先輩、オネットさん、ミルバレッドさん、ロイさん。
まぁマリア先生と同じく伝説に謳われる〝冒険王〟ガルスさんと、ルミエ様は事前に知らなくても驚かないってことに違和感はないから例外として。
特に驚いた様子のない他の人達は、このメイドさんのことを知っていた?
「ふふっ」
「っ!!」
な、なんか目が合って、めっちゃ優しそうな笑顔を向けられたっ!!
「さて、既にこのミ……」
「……」
み?
なんか一瞬、アイシャさんがガルドさんを睨んでたように見えたけど……
「こほん! そう魅力的なお嬢さんからある程度の事情を聞いてる者もいると思うが……」
そこで一度言葉を切って、私達の顔を見渡してるガルドさんだけど……お嫁さんであるクリスティアさんの前で、そんなことをいわないほうがいいと思う。
いやまぁ、ガルドさんの気持ちはわかるよ?
だってアイシャさんって、めっちゃ美人さんだもん。
それに男の人はメイドさんが好きって、学園で聞いたことがあるし! けど……
「はぁ……」
ほら! クリスティアさんが呆れた感じでため息を吐いちゃってるじゃん!!
「今回お前らに集まってもらったのは他でもない、依頼人であるアイシャ殿との顔合わせ、依頼内容の説明と……依頼を受けるかどうかを聞くためだ」
「一つ訂正を。
依頼主は私ではなく、私のご主人様です。
そこをお間違えなく」
「いや、どっちでも大差ないと思……」
「お間違えなく」
「えっ、あ、うん。
そうだったな、間違えてしまって悪かった」
おぉう、世界的に見ても多大な影響力を持つ超多国籍機関である冒険者ギルド組合のトップである統括のガルドさんが押し負けた……
というか! 依頼ってっ!!
この面子に……世界でも15人しかいないSランク冒険者全員に依頼ってアイシャさんもだけど、アイシャさんのご主人様っていったい何者っ!?
Sランク冒険者1人に指名依頼を出すだけでも、ものすごく莫大な依頼料がかかるのに。
Sランク冒険者全員にって……というか、Sランク冒険者全員に対して依頼するとか、どんな緊急事態が起こってるのっ!?
「と、とにかくだ! 依頼内容ってのはだな……」
「そこは私から」
「あっ、はい。
もう勝手にしてくれ……」
「はぁ……だから格好をつけようとしても無駄だって言ったでしょう?」
「うぐっ……」
クリスティアさんに呆れられて、ガルドさんが項垂れちゃってるけど……うん、今のは見なかったことにしよう。
それよりも今は依頼内容っ!!
「既に数名のSランク冒険者の方には伝えましたが、今回ご主人様が皆様に出した依頼内容は……遥か海の彼方に存在するとされる神域」
「っ! そ、それってまさか、女神ティフィア様の……!!」
「そうです。
魔法神、女神ティフィア様が治めるとされる楽園。
神の国を見つける事、それが私のご主人様から皆様への依頼内容です」
いったいどうやって、いつこの場に現れたのか……はたまた、最初からその場にいたのか。
とにかく、突然ここに現れたって事実が重要だ。
なにせこの部屋は今、冒険者達の頂点に立つSランク冒険者が勢揃いしている場所!
にも関わらず……最初から気配を消してそこにいたのか、または転移とかで現れたのかはわからないけど!
Sランク冒険者達に気取られることなく、突如として姿を表したっ!!
「っ……!」
このメイドさん、いったい何者なの……?
しかも皆様をこの場に集めたって……それにガルドさんが既に会った人もいるっていってたけど……
このメイドさんが現れて驚いてたのは私を含めて7人。
私、フィル、エレンお兄様、フラン先輩、オネットさん、ミルバレッドさん、ロイさん。
まぁマリア先生と同じく伝説に謳われる〝冒険王〟ガルスさんと、ルミエ様は事前に知らなくても驚かないってことに違和感はないから例外として。
特に驚いた様子のない他の人達は、このメイドさんのことを知っていた?
「ふふっ」
「っ!!」
な、なんか目が合って、めっちゃ優しそうな笑顔を向けられたっ!!
「さて、既にこのミ……」
「……」
み?
なんか一瞬、アイシャさんがガルドさんを睨んでたように見えたけど……
「こほん! そう魅力的なお嬢さんからある程度の事情を聞いてる者もいると思うが……」
そこで一度言葉を切って、私達の顔を見渡してるガルドさんだけど……お嫁さんであるクリスティアさんの前で、そんなことをいわないほうがいいと思う。
いやまぁ、ガルドさんの気持ちはわかるよ?
だってアイシャさんって、めっちゃ美人さんだもん。
それに男の人はメイドさんが好きって、学園で聞いたことがあるし! けど……
「はぁ……」
ほら! クリスティアさんが呆れた感じでため息を吐いちゃってるじゃん!!
「今回お前らに集まってもらったのは他でもない、依頼人であるアイシャ殿との顔合わせ、依頼内容の説明と……依頼を受けるかどうかを聞くためだ」
「一つ訂正を。
依頼主は私ではなく、私のご主人様です。
そこをお間違えなく」
「いや、どっちでも大差ないと思……」
「お間違えなく」
「えっ、あ、うん。
そうだったな、間違えてしまって悪かった」
おぉう、世界的に見ても多大な影響力を持つ超多国籍機関である冒険者ギルド組合のトップである統括のガルドさんが押し負けた……
というか! 依頼ってっ!!
この面子に……世界でも15人しかいないSランク冒険者全員に依頼ってアイシャさんもだけど、アイシャさんのご主人様っていったい何者っ!?
Sランク冒険者1人に指名依頼を出すだけでも、ものすごく莫大な依頼料がかかるのに。
Sランク冒険者全員にって……というか、Sランク冒険者全員に対して依頼するとか、どんな緊急事態が起こってるのっ!?
「と、とにかくだ! 依頼内容ってのはだな……」
「そこは私から」
「あっ、はい。
もう勝手にしてくれ……」
「はぁ……だから格好をつけようとしても無駄だって言ったでしょう?」
「うぐっ……」
クリスティアさんに呆れられて、ガルドさんが項垂れちゃってるけど……うん、今のは見なかったことにしよう。
それよりも今は依頼内容っ!!
「既に数名のSランク冒険者の方には伝えましたが、今回ご主人様が皆様に出した依頼内容は……遥か海の彼方に存在するとされる神域」
「っ! そ、それってまさか、女神ティフィア様の……!!」
「そうです。
魔法神、女神ティフィア様が治めるとされる楽園。
神の国を見つける事、それが私のご主人様から皆様への依頼内容です」
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