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第15章 訪問者編
275話 あなたですね?
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い、いや! そんなはずはない!!
たった今、大爆発が起こった……ように見えた、頭上の学園の結界も無事だし!
今のは気のせい!!
「うん、そうに違いない!!」
「えっ、なにが?」
「こほん! それでは改めて、平穏な日常を……」
ドゴォォォオッ!!!
「に、日常を……」
ドゴォォォオッ!!!
「……」
パリィッン!!
「なっ!? 学園の結界が破られたぞっ!!」
あぁ~、ほんとだぁ~。
唖然と上空を見上げていた生徒が叫んでるように、オルガマギア魔法学園を守ってる結界。
マリア先生が展開してる結界が、キラキラと光り輝きながら砕け散ったぁ~!
「これは、いったいなにが?
ソフィー、どうす……」
「うぅっ! 私の平穏な日常が、崩れ去っていく……」
なんでこうも立て続けにトラブルばかり!
オルガマギア魔法学園の保護結界が堂々と破壊されるなんて、前代未聞の大事件!!
おかしい、これはおかしすぎる!
私が学園に入学してからなにかと、前代未聞も事件が多すぎると思う!!
これは確実に……この学園のどこかに、私の同期の誰かが騒ぎを引き寄せるトラブルメーカーに違いないっ!
「もうっ! いったい誰がトラブルメーカーなのよ……!!」
「いや、ソフィーじゃ……」
『ソフィーだと思うけど……』
やっと、やぁ~っと!
前代未聞の生徒失踪事件も解決して、ファナ達の過保護を発端とするベッドじ生活も終わって!
やっと普通の日常を送れると思ったのにぃっ!!
「よ、も……」
「ソフィー?」
「よくも! 私の平穏な日常をぶっ壊してくれたなぁ~!!」
もう知らないっ!
どこの誰だかは知らないけど……こんなことをしでかしてくれたからには、相応の責任をとってもらわなければっ!!
「フィル! 行くよっ!!」
「はいはい」
とりあえず……結界が砕け散った、学園の上空に転移っ!
「えっ!?」
「むふふ~!」
どうだ、驚いたかぁ~!
ユニークスキル・魔素の支配者の権能は、周囲一定範囲内の大気中に存在する、世界の魔素に対する干渉権を持つこと。
そして、体内の魔素を支配下に置くことができること!
よって! 獲得したことによって、体内の魔素を……
魔力の大元である魔素を、完全にコントロールできるようになった私の魔法に関する技巧は更に洗練されたのであるっ!!
今の私にかかれば、いかに高度な転移魔法といえども!!
「一切の予備動作なく、転移魔法を発動することなんて容易いのだっ!」
ドドンっ!!
ふっ、決まったわ!
「さてさて」
こんなことをしでかしてくれた、犯人の顔を拝んでやろうじゃない!!
「はぁっ!」
「っ!」
いきなり背後にっ!? これは避けきれないっ!
ドゴッ──!
爆音のような轟音をとともに、発生した衝撃波が大気を揺らす。
「ソフィー、大丈夫?」
「もちろん」
あの程度の攻撃でやられる私ではないのである!
確かに突然現れて、背後を取られたことにはびっくりしたけど……しっかりと氷冷の太刀で受け止めたから問題ない。
まぁあれは背後に現れたっていうよりも、上空から降ってきたって方が正しいんだけども。
それより!
「学園の結界を破壊したのは、貴女ですね?」
「へぇ~」
私達の視線の先で……
「今のを受け止めるなんて、なかなかやるじゃん!」
真紅の赤い髪を揺らしながら、肩に大剣を担いだ小柄な美少女が不敵に笑みを浮かべた。
たった今、大爆発が起こった……ように見えた、頭上の学園の結界も無事だし!
今のは気のせい!!
「うん、そうに違いない!!」
「えっ、なにが?」
「こほん! それでは改めて、平穏な日常を……」
ドゴォォォオッ!!!
「に、日常を……」
ドゴォォォオッ!!!
「……」
パリィッン!!
「なっ!? 学園の結界が破られたぞっ!!」
あぁ~、ほんとだぁ~。
唖然と上空を見上げていた生徒が叫んでるように、オルガマギア魔法学園を守ってる結界。
マリア先生が展開してる結界が、キラキラと光り輝きながら砕け散ったぁ~!
「これは、いったいなにが?
ソフィー、どうす……」
「うぅっ! 私の平穏な日常が、崩れ去っていく……」
なんでこうも立て続けにトラブルばかり!
オルガマギア魔法学園の保護結界が堂々と破壊されるなんて、前代未聞の大事件!!
おかしい、これはおかしすぎる!
私が学園に入学してからなにかと、前代未聞も事件が多すぎると思う!!
これは確実に……この学園のどこかに、私の同期の誰かが騒ぎを引き寄せるトラブルメーカーに違いないっ!
「もうっ! いったい誰がトラブルメーカーなのよ……!!」
「いや、ソフィーじゃ……」
『ソフィーだと思うけど……』
やっと、やぁ~っと!
前代未聞の生徒失踪事件も解決して、ファナ達の過保護を発端とするベッドじ生活も終わって!
やっと普通の日常を送れると思ったのにぃっ!!
「よ、も……」
「ソフィー?」
「よくも! 私の平穏な日常をぶっ壊してくれたなぁ~!!」
もう知らないっ!
どこの誰だかは知らないけど……こんなことをしでかしてくれたからには、相応の責任をとってもらわなければっ!!
「フィル! 行くよっ!!」
「はいはい」
とりあえず……結界が砕け散った、学園の上空に転移っ!
「えっ!?」
「むふふ~!」
どうだ、驚いたかぁ~!
ユニークスキル・魔素の支配者の権能は、周囲一定範囲内の大気中に存在する、世界の魔素に対する干渉権を持つこと。
そして、体内の魔素を支配下に置くことができること!
よって! 獲得したことによって、体内の魔素を……
魔力の大元である魔素を、完全にコントロールできるようになった私の魔法に関する技巧は更に洗練されたのであるっ!!
今の私にかかれば、いかに高度な転移魔法といえども!!
「一切の予備動作なく、転移魔法を発動することなんて容易いのだっ!」
ドドンっ!!
ふっ、決まったわ!
「さてさて」
こんなことをしでかしてくれた、犯人の顔を拝んでやろうじゃない!!
「はぁっ!」
「っ!」
いきなり背後にっ!? これは避けきれないっ!
ドゴッ──!
爆音のような轟音をとともに、発生した衝撃波が大気を揺らす。
「ソフィー、大丈夫?」
「もちろん」
あの程度の攻撃でやられる私ではないのである!
確かに突然現れて、背後を取られたことにはびっくりしたけど……しっかりと氷冷の太刀で受け止めたから問題ない。
まぁあれは背後に現れたっていうよりも、上空から降ってきたって方が正しいんだけども。
それより!
「学園の結界を破壊したのは、貴女ですね?」
「へぇ~」
私達の視線の先で……
「今のを受け止めるなんて、なかなかやるじゃん!」
真紅の赤い髪を揺らしながら、肩に大剣を担いだ小柄な美少女が不敵に笑みを浮かべた。
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