274 / 460
第15章 訪問者編
274話 平穏な日常を満喫……
しおりを挟む
「むふふっ!」
『本当に、ここ数日ずっとその調子ね』
「えっ? そうですか?」
『えぇ、ずっとご機嫌って感じよ?
ファナ達に訝しまれないか、私が心配になるくらいだもの』
「またまたぁ~」
ルミエ様ったらご冗談を!
こう見えて私は淑女教育を完璧に終わらせ、王妃教育すらもすでに完遂してみせた秀才!!
そんな私がずっとご機嫌って感じ満載だなんて……ないないない! それはない!!
私の感情のコントロールは完璧なのである!!
『ふふっ、まぁでもだらしない顔をしてるソフィーも可愛いから、別にいいんだけど』
「もう、ルミエ様ったら~」
私が人前でだらしない顔なんて、するわけないじゃないですか!
でもまぁ……確かにちょっと浮かれて、ウキウキした気分なのは認めましょう!
なにせ! 私が手に入れた新たな称号とユニークスキル!
これがもうすごいんだから、最強を目指す者として、嬉しくなったちゃうのも仕方がない!!
まず称号の到達者だけど……
称号・到達者
最高神……ではなく偉大なるーーーが定めた、一定の水準を超えた存在へと与えられる称号。
この称号を手にする者は、世界の真の強者と言える。
とまぁ! この称号を獲得したってことは、私は世界基準でも正真正銘の強者の仲間入りを果たしたわけなのである!!
まぁルミエ様いわく、この到達者の称号の上にもう1つ基準となる称号が存在するらしいんだけど……
細かいことは気にしない!!
とにかく! 今重要なのは……私が名実ともに世界の中でも真の強者と呼ばれるレベルに至ったということっ!!
「そして……」
獲得したユニークスキル・魔素の支配者!
ユニークスキル・魔素の支配者
ソフィア・ルスキューレが保有するユニークスキル。
周囲一定範囲内の大気中に存在する、世界の魔素に対する干渉権を持つ。
また、体内の魔素を支配下に置くことができる。
一見しただけじゃあ隠してるからわからないだろうけど。
このユニークスキル・魔素の支配者によって、私の保有する魔力量はベッド生活をしていたこの数日の間で激増したっ!!
それに伴って、今まで使っていた魔法を全力で使ったときの威力が上がったのはもちろん!
これまでは魔力量が足りずに使えなかった魔法が使えるように……
「にゅふっ!」
そしてこれで! 今まで再現できなかった、前世の記憶にある数々の必殺技の再現がっ……!!
「ふんふんふ~ん!」
鼻歌を歌いながら!
数日ぶりの自由を謳歌して、オルガマギア魔法学園の廊下をいざ行かん!!
「おはよう、ソフィー」
「あっ、フィル!
おはよう」
フィルは確かに強い。
ちょっと前までなら、私と本気で戦えばどっちが勝つのかわからないほどには強い。
それに顔も憎たらしいほどに整ってるから、女子からの人気も高くて……
その上、四大国が一角の、それも超大国と称される片割れであるレフィア神聖王国の第一王子!
フィルがもう意味不明なほどの、超絶高スペックを誇ってるのは認めよう。
だがしかしっ!!
「ふっ」
今となっては、私とフィルの間には隔絶した力の差が存在するのであるっ!!
「まぁ頑張りたまえ、フィルくん」
「えっ? なにそれ?
なんで僕、ソフィーからニヤニヤした顔で見られながら、肩を叩かれてるの?」
「よし! それじゃあ、教室に向かおっか」
「完全に無視っ!?」
いやぁ~、今日も平和だわ!
生徒の失踪事件も無事に解決したし、数日間に及ぶベッド生活から解放された。
「久々に平穏な日常を満喫……」
ドゴォォォオッ!!!
私の言葉を遮って……眩い閃光とともに、耳をつんざく爆音が鳴り響いた。
『本当に、ここ数日ずっとその調子ね』
「えっ? そうですか?」
『えぇ、ずっとご機嫌って感じよ?
ファナ達に訝しまれないか、私が心配になるくらいだもの』
「またまたぁ~」
ルミエ様ったらご冗談を!
こう見えて私は淑女教育を完璧に終わらせ、王妃教育すらもすでに完遂してみせた秀才!!
そんな私がずっとご機嫌って感じ満載だなんて……ないないない! それはない!!
私の感情のコントロールは完璧なのである!!
『ふふっ、まぁでもだらしない顔をしてるソフィーも可愛いから、別にいいんだけど』
「もう、ルミエ様ったら~」
私が人前でだらしない顔なんて、するわけないじゃないですか!
でもまぁ……確かにちょっと浮かれて、ウキウキした気分なのは認めましょう!
なにせ! 私が手に入れた新たな称号とユニークスキル!
これがもうすごいんだから、最強を目指す者として、嬉しくなったちゃうのも仕方がない!!
まず称号の到達者だけど……
称号・到達者
最高神……ではなく偉大なるーーーが定めた、一定の水準を超えた存在へと与えられる称号。
この称号を手にする者は、世界の真の強者と言える。
とまぁ! この称号を獲得したってことは、私は世界基準でも正真正銘の強者の仲間入りを果たしたわけなのである!!
まぁルミエ様いわく、この到達者の称号の上にもう1つ基準となる称号が存在するらしいんだけど……
細かいことは気にしない!!
とにかく! 今重要なのは……私が名実ともに世界の中でも真の強者と呼ばれるレベルに至ったということっ!!
「そして……」
獲得したユニークスキル・魔素の支配者!
ユニークスキル・魔素の支配者
ソフィア・ルスキューレが保有するユニークスキル。
周囲一定範囲内の大気中に存在する、世界の魔素に対する干渉権を持つ。
また、体内の魔素を支配下に置くことができる。
一見しただけじゃあ隠してるからわからないだろうけど。
このユニークスキル・魔素の支配者によって、私の保有する魔力量はベッド生活をしていたこの数日の間で激増したっ!!
それに伴って、今まで使っていた魔法を全力で使ったときの威力が上がったのはもちろん!
これまでは魔力量が足りずに使えなかった魔法が使えるように……
「にゅふっ!」
そしてこれで! 今まで再現できなかった、前世の記憶にある数々の必殺技の再現がっ……!!
「ふんふんふ~ん!」
鼻歌を歌いながら!
数日ぶりの自由を謳歌して、オルガマギア魔法学園の廊下をいざ行かん!!
「おはよう、ソフィー」
「あっ、フィル!
おはよう」
フィルは確かに強い。
ちょっと前までなら、私と本気で戦えばどっちが勝つのかわからないほどには強い。
それに顔も憎たらしいほどに整ってるから、女子からの人気も高くて……
その上、四大国が一角の、それも超大国と称される片割れであるレフィア神聖王国の第一王子!
フィルがもう意味不明なほどの、超絶高スペックを誇ってるのは認めよう。
だがしかしっ!!
「ふっ」
今となっては、私とフィルの間には隔絶した力の差が存在するのであるっ!!
「まぁ頑張りたまえ、フィルくん」
「えっ? なにそれ?
なんで僕、ソフィーからニヤニヤした顔で見られながら、肩を叩かれてるの?」
「よし! それじゃあ、教室に向かおっか」
「完全に無視っ!?」
いやぁ~、今日も平和だわ!
生徒の失踪事件も無事に解決したし、数日間に及ぶベッド生活から解放された。
「久々に平穏な日常を満喫……」
ドゴォォォオッ!!!
私の言葉を遮って……眩い閃光とともに、耳をつんざく爆音が鳴り響いた。
0
お気に入りに追加
1,673
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが最強ですよ??
鈴の音
ファンタジー
乙女ゲームでありながら戦闘ゲームでもあるこの世界の悪役令嬢である私、前世の記憶があります。
で??ヒロインを怖がるかって?ありえないw
ここはゲームじゃないですからね!しかも、私ゲームと違って何故か魂がすごく特別らしく、全属性持ちの神と精霊の愛し子なのですよ。
だからなにかあっても死なないから怖くないのでしてよw
主人公最強系の話です。
苦手な方はバックで!
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一する事になった。〜おっさんから夜王への転身〜
ちょび
ファンタジー
萌渕 優は高校時代柔道部にも所属し数名の友達とわりと充実した高校生活を送っていた。
しかし気付けば大人になり友達とも疎遠になっていた。
「人生何とかなるだろ」
楽観的に考える優であったが32歳現在もフリーターを続けていた。
そしてある日神の手違いで突然死んでしまった結果別の世界に転生する事に!
…何故かサキュバスの眷属として……。
転生先は魔法や他種族が存在する世界だった。
名を持つものが強者とされるその世界で新たな名を授かる優。
そして任せられた使命は世界の掌握!?
そんな主人公がサキュバス達と世界統一を目指すお話しです。
お気に入りや感想など励みになります!
お気軽によろしくお願いいたします!
第13回ファンタジー小説大賞エントリー作品です!
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる