270 / 460
第14章 白銀の教師編
270話 私の計画!
しおりを挟む
「むふふっ!」
もしも、もしも! この試みが成功すれば……確実に、私は一段上に上がることができるっ!!
すなわちっ! 最強に近づくことができる!!
『以前から考えていたアレって……いつも私にも隠れてコソコソとしてたやつかしら?』
「ふふふ~! そうです!!
びっくりさせようと思ってたんですけど……やっぱりルミエ様にはバレちゃってましたか」
実は結構前から研究を重ねて、理論的には既に完成していたのだ。
あとはいつこの試みを実行するかのタイミングだけだったわけだけど……
初めての試みだからどうなるのかわからないし、オルガマギア魔法学園の先生として授業があって今まで時間が取れなかった。
しかしっ! 今は違うっ!!
「いつものごとく、数日はベッドから出してもらえないだろうから……この機会に挑戦するんです!!」
ファナとミネルバの過保護が発動されてしまって以上、2人の許可が出るまではベッドの上で生活することになる。
私は2人の主人なのにって思わなくもないけど、まぁいつものことだし……ゆっくりと時間をとれるから、これは私にとってもいい機会でもある!
「むふふ!」
この数日で、フィルとの実力を引き離してやる!
いつ謝ってくるのかは知らないけど……このお休みの間に強くなった私を見て、愕然とするフィルの顔が目に浮かぶわ!!
『けど……ファナ達には安静にって言われてるでしょう?』
「っ! そ、それは……」
『ファナ達にバレたらマズイんじゃないかしら?』
そう、ルミエ様のいう通り、この計画はファナ達に露見しないことが大前提となっている。
もし仮にファナ達にバレちゃったら……また怒られちゃう!
「あ、あの! ルミエ様!
お願いですから、ファナ達には内緒にしててくださいね!?」
『ふふっ、わかったわ』
と、とりあえずルミエ様が黙っていてくれれば……いくら感の鋭いファナでも、私の計画を看破することはできない! はず……
『それで、何をするつもりの?』
「こほん! ルミエ様やレヴィアさん、ベル様に鮮血姫と称されるルーナ様。
大賢者であるマリア先生や現人神と呼ばれるショウ陛下、冒険王ガルスさん、雷帝アーク様」
他にも冒険者ギルドの統括のガルドさんに、副統括のクリスティアさん。
帝国守護の五姫の方々などなど、私が出会ったことのある伝説に謳われるような実力者達。
「伝説に語られる英雄や、それに並ぶ強者達と私とで何が違うのか……もちろん、経験や技術などもあるでしょうけど。
もっと直接的な要因として、客観的に比較した結果……それは圧倒的な魔力量という結論に至りました!!」
私の魔力量は、オルガマギア魔法学園に入学した2年前の時点で1280万。
確かに学生の中ではずば抜けてるし、世界的に見てもトップクラスだとは思う。
けど……ルミエ様やレヴィアさん、ベル様やルーナ様から垣間見える圧倒的な。
身体がすくんで、重圧で押し潰されそうになるなどの圧倒的な魔力に比べたらまだまだだといわざるを得ない。
「と、いうわけで……これから私は魔力を増やします!!」
『でも、授業でソフィーが生徒達に説明してたように、一般的には既に自身の素質の限界まで魔力量を上げている場合。
もしくは成人してしまっている場合には、魔力量を増やすことは不可能とされているわよ?』
「確かに一般的にはそうされています」
各々の素質によって上限は違うものの、一般的に魔力は回復する時に僅かに増幅するとされている。
また、魔力量の向上率は幼少期が最も高く、成人すればほとんど成長が止まってしまう。
「けど、一概にそうとはいえないのです!」
ちゃんと生徒達に説明した時にも、一概にそうとはいえないって伝えてるし。
「では、いったいどうして自分自身の素質限界まで上昇させて魔力を、今以上に高めるのか。
答えは簡単! 体のどこかに魔力供給機関を、人為的に作り出す。
これが私の計画ですっ!!」
もしも、もしも! この試みが成功すれば……確実に、私は一段上に上がることができるっ!!
すなわちっ! 最強に近づくことができる!!
『以前から考えていたアレって……いつも私にも隠れてコソコソとしてたやつかしら?』
「ふふふ~! そうです!!
びっくりさせようと思ってたんですけど……やっぱりルミエ様にはバレちゃってましたか」
実は結構前から研究を重ねて、理論的には既に完成していたのだ。
あとはいつこの試みを実行するかのタイミングだけだったわけだけど……
初めての試みだからどうなるのかわからないし、オルガマギア魔法学園の先生として授業があって今まで時間が取れなかった。
しかしっ! 今は違うっ!!
「いつものごとく、数日はベッドから出してもらえないだろうから……この機会に挑戦するんです!!」
ファナとミネルバの過保護が発動されてしまって以上、2人の許可が出るまではベッドの上で生活することになる。
私は2人の主人なのにって思わなくもないけど、まぁいつものことだし……ゆっくりと時間をとれるから、これは私にとってもいい機会でもある!
「むふふ!」
この数日で、フィルとの実力を引き離してやる!
いつ謝ってくるのかは知らないけど……このお休みの間に強くなった私を見て、愕然とするフィルの顔が目に浮かぶわ!!
『けど……ファナ達には安静にって言われてるでしょう?』
「っ! そ、それは……」
『ファナ達にバレたらマズイんじゃないかしら?』
そう、ルミエ様のいう通り、この計画はファナ達に露見しないことが大前提となっている。
もし仮にファナ達にバレちゃったら……また怒られちゃう!
「あ、あの! ルミエ様!
お願いですから、ファナ達には内緒にしててくださいね!?」
『ふふっ、わかったわ』
と、とりあえずルミエ様が黙っていてくれれば……いくら感の鋭いファナでも、私の計画を看破することはできない! はず……
『それで、何をするつもりの?』
「こほん! ルミエ様やレヴィアさん、ベル様に鮮血姫と称されるルーナ様。
大賢者であるマリア先生や現人神と呼ばれるショウ陛下、冒険王ガルスさん、雷帝アーク様」
他にも冒険者ギルドの統括のガルドさんに、副統括のクリスティアさん。
帝国守護の五姫の方々などなど、私が出会ったことのある伝説に謳われるような実力者達。
「伝説に語られる英雄や、それに並ぶ強者達と私とで何が違うのか……もちろん、経験や技術などもあるでしょうけど。
もっと直接的な要因として、客観的に比較した結果……それは圧倒的な魔力量という結論に至りました!!」
私の魔力量は、オルガマギア魔法学園に入学した2年前の時点で1280万。
確かに学生の中ではずば抜けてるし、世界的に見てもトップクラスだとは思う。
けど……ルミエ様やレヴィアさん、ベル様やルーナ様から垣間見える圧倒的な。
身体がすくんで、重圧で押し潰されそうになるなどの圧倒的な魔力に比べたらまだまだだといわざるを得ない。
「と、いうわけで……これから私は魔力を増やします!!」
『でも、授業でソフィーが生徒達に説明してたように、一般的には既に自身の素質の限界まで魔力量を上げている場合。
もしくは成人してしまっている場合には、魔力量を増やすことは不可能とされているわよ?』
「確かに一般的にはそうされています」
各々の素質によって上限は違うものの、一般的に魔力は回復する時に僅かに増幅するとされている。
また、魔力量の向上率は幼少期が最も高く、成人すればほとんど成長が止まってしまう。
「けど、一概にそうとはいえないのです!」
ちゃんと生徒達に説明した時にも、一概にそうとはいえないって伝えてるし。
「では、いったいどうして自分自身の素質限界まで上昇させて魔力を、今以上に高めるのか。
答えは簡単! 体のどこかに魔力供給機関を、人為的に作り出す。
これが私の計画ですっ!!」
0
お気に入りに追加
1,673
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが最強ですよ??
鈴の音
ファンタジー
乙女ゲームでありながら戦闘ゲームでもあるこの世界の悪役令嬢である私、前世の記憶があります。
で??ヒロインを怖がるかって?ありえないw
ここはゲームじゃないですからね!しかも、私ゲームと違って何故か魂がすごく特別らしく、全属性持ちの神と精霊の愛し子なのですよ。
だからなにかあっても死なないから怖くないのでしてよw
主人公最強系の話です。
苦手な方はバックで!
異世界転生 転生後は自由気ままに〜
猫ダイスキー
ファンタジー
ある日通勤途中に車を運転していた青野 仁志(あおの ひとし)は居眠り運転のトラックに後ろから追突されて死んでしまった。
しかし目を覚ますと自称神様やらに出会い、異世界に転生をすることになってしまう。
これは異世界転生をしたが特に特別なスキルを貰うでも無く、主人公が自由気ままに自分がしたいことをするだけの物語である。
小説家になろうで少し加筆修正などをしたものを載せています。
更新はアルファポリスより遅いです。
ご了承ください。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
黄金蒐覇のグリード 〜力と財貨を欲しても、理性と対価は忘れずに〜
黒城白爵
ファンタジー
とある異世界を救い、元の世界へと帰還した玄鐘理音は、その後の人生を平凡に送った末に病でこの世を去った。
死後、不可思議な空間にいた謎の神性存在から、異世界を救った報酬として全盛期の肉体と変質したかつての力である〈強欲〉を受け取り、以前とは別の異世界にて第二の人生をはじめる。
自由気儘に人を救い、スキルやアイテムを集め、敵を滅する日々は、リオンの空虚だった心を満たしていく。
黄金と力を蒐集し目指すは世界最高ランクの冒険者。
使命も宿命も無き救世の勇者は、今日も欲望と理性を秤にかけて我が道を往く。
※ 更新予定日は【月曜日】と【金曜日】です。
※第301話から更新時間を朝5時からに変更します。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる