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第14章 白銀の教師編
261話 天使じゃない! 悪魔だっ!!
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教団……光の使徒の最高幹部の1人、十使徒が第九使徒ペルセ・ベランが嗜虐に歪んだ笑みを浮かべ。
愉悦に染まった声で高らかに叫び……
「っ!」
地面に叩きつけられたビンの中身。
赤黒い液体が……禍々しい魔力を放つ血が、空中に浮かび上がって魔法陣を描く。
「なに、これ……」
自慢じゃないけど、小さい頃から賢者でもあるアルトお兄様にSランク冒険者であるエレンお兄様。
大賢者たるマリア先生達にも、さまざまなことを教えてもらって、修行もつけてもらってたし。
オルガマギア魔法学園に来てからは、図書館でいろいろな魔法について読み漁り。
いろんな魔法を見て、いろんな魔法を身につけた!
そんなわけで、使えるかどうかは別として……
今の私はオルガマギア魔法学園でも、魔法の種類についてから屈指の知識量を測ってるって自負してるし。
学園の図書館にある魔法なら、ほとんど全ての魔法を知ってる熟知しているっ! いるんだけど……なにこの魔法っ!?
「さぁ! 絶望するがいいっ!!」
眩く魔法陣が光り輝き……
「……へ?」
確かにめっちゃ巨大だし、色は赤黒くて禍々しいけど……あのプルンッ! ってしたボディー!!
「赤黒い、スライム?」
ちょっと間抜けな声が出ちゃったけど、こればっかりは仕方ないと思う。
だって……スライムだよ! スライムっ!!
スライムといえば、お兄様たちの付き添いのもと初めて私が訓練の一環で倒した魔物でもあるように、しいわずと知れた最弱の代名詞っ!!
あれだけ大仰なことをやっておいて、召喚されたのが巨大で赤黒いスライムって……
いやまぁ、ただのスライムではないんだろうけども! それにしても……
「ん?」
ちょ、ちょっと待って!
さっきアイツがこのスライムを召喚するための媒体に使った、禍々しい魔力を放つ血液。
そして行方不明になってる数名の生徒。
「まさか、さっきの魔力を含んだ血って……」
「クフフッ! いかにも!!
先程の媒体は私の実験体……おっと失礼、貴女にとっては実験体ではなく学園の生徒達でしたねぇ?
アレは貴女の大切な生徒達の血液を元に精製したモノです」
「っ!!」
「まぁ安心してください、ちゃんと全員生きていますよぉ?
クフフ……彼らにはまだまだ媒体を作るために、質のいい血液を提供してもらわなければなりませんからねぇ~!
もっとも、負の感情を抱いていただくために、多少痛め付けてやりましたけどねぇ?」
「……ふぅ」
落ち着け私。
ここで感情に任せて突っ込んでも、相手の思うツボ!さ
まだあのスライムについてもなにもわかってないし、戦場で冷静を欠くことは死に繋がる。
「それで、お前が拉致した生徒達の血を使ってまで召喚したのが……そのスライムですか?」
「当然ただのスライムではありませんよぉ」
「な、なにー!」
「コレは私の叡智が作り上げた究極の生命体!
物理攻撃、魔法全てを魔力に変換して吸収し、その魔力を用いた圧倒的な再生能力!!」
「な、なんだってー!」
ふふふっ、バカめ!
私の完璧な演技に騙されて、スライムについての情報を話すとは!!
「ソフィー……」
ふふ~ん! フィルも私の素晴らしい演技力に感心してるみたい!!
「クフフ! 真なる神に仇なす愚か者共を、半永久的に殲滅できる忠実な使徒。
エンジェル・スライム!!」
「エンジェル・スライム……」
どちらかと……というより! 確実に天使よりも、悪魔っぽい見た目なんですけど!?
愉悦に染まった声で高らかに叫び……
「っ!」
地面に叩きつけられたビンの中身。
赤黒い液体が……禍々しい魔力を放つ血が、空中に浮かび上がって魔法陣を描く。
「なに、これ……」
自慢じゃないけど、小さい頃から賢者でもあるアルトお兄様にSランク冒険者であるエレンお兄様。
大賢者たるマリア先生達にも、さまざまなことを教えてもらって、修行もつけてもらってたし。
オルガマギア魔法学園に来てからは、図書館でいろいろな魔法について読み漁り。
いろんな魔法を見て、いろんな魔法を身につけた!
そんなわけで、使えるかどうかは別として……
今の私はオルガマギア魔法学園でも、魔法の種類についてから屈指の知識量を測ってるって自負してるし。
学園の図書館にある魔法なら、ほとんど全ての魔法を知ってる熟知しているっ! いるんだけど……なにこの魔法っ!?
「さぁ! 絶望するがいいっ!!」
眩く魔法陣が光り輝き……
「……へ?」
確かにめっちゃ巨大だし、色は赤黒くて禍々しいけど……あのプルンッ! ってしたボディー!!
「赤黒い、スライム?」
ちょっと間抜けな声が出ちゃったけど、こればっかりは仕方ないと思う。
だって……スライムだよ! スライムっ!!
スライムといえば、お兄様たちの付き添いのもと初めて私が訓練の一環で倒した魔物でもあるように、しいわずと知れた最弱の代名詞っ!!
あれだけ大仰なことをやっておいて、召喚されたのが巨大で赤黒いスライムって……
いやまぁ、ただのスライムではないんだろうけども! それにしても……
「ん?」
ちょ、ちょっと待って!
さっきアイツがこのスライムを召喚するための媒体に使った、禍々しい魔力を放つ血液。
そして行方不明になってる数名の生徒。
「まさか、さっきの魔力を含んだ血って……」
「クフフッ! いかにも!!
先程の媒体は私の実験体……おっと失礼、貴女にとっては実験体ではなく学園の生徒達でしたねぇ?
アレは貴女の大切な生徒達の血液を元に精製したモノです」
「っ!!」
「まぁ安心してください、ちゃんと全員生きていますよぉ?
クフフ……彼らにはまだまだ媒体を作るために、質のいい血液を提供してもらわなければなりませんからねぇ~!
もっとも、負の感情を抱いていただくために、多少痛め付けてやりましたけどねぇ?」
「……ふぅ」
落ち着け私。
ここで感情に任せて突っ込んでも、相手の思うツボ!さ
まだあのスライムについてもなにもわかってないし、戦場で冷静を欠くことは死に繋がる。
「それで、お前が拉致した生徒達の血を使ってまで召喚したのが……そのスライムですか?」
「当然ただのスライムではありませんよぉ」
「な、なにー!」
「コレは私の叡智が作り上げた究極の生命体!
物理攻撃、魔法全てを魔力に変換して吸収し、その魔力を用いた圧倒的な再生能力!!」
「な、なんだってー!」
ふふふっ、バカめ!
私の完璧な演技に騙されて、スライムについての情報を話すとは!!
「ソフィー……」
ふふ~ん! フィルも私の素晴らしい演技力に感心してるみたい!!
「クフフ! 真なる神に仇なす愚か者共を、半永久的に殲滅できる忠実な使徒。
エンジェル・スライム!!」
「エンジェル・スライム……」
どちらかと……というより! 確実に天使よりも、悪魔っぽい見た目なんですけど!?
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