112 / 460
第7章 新人戦編
112話 開幕
しおりを挟む
『大変長らくお待たせいたしました!
これより、出場者の入場が始まりますっ!!
まず入場するのはFクラスからの出場者!!』
「「「「「「「「「「──!!!」」」」」」」」」」
おぉ~、すごく盛り上がってる。
控え室のここまで、観客の歓声が響いてきた!
「さすがはオルガマギア魔法学園だね」
「うんうん! さすがはオルガマギア魔法学園!!」
「そういえば、ソフィーちゃんとフィルはオルガマギア魔法学園の新人戦を観るのは初めてだったわね。
まだまだこんなモノじゃないわよ!!」
「おぉ~! さすがはミラさん!!
物知りです!」
「ふふ! 私は観客として毎年この新人戦に参加してたからね。
オルガマギア魔法学園の新人戦といえば世界的にも有名だし、年に一回のお祭りみたいなものよ!」
「お祭り!」
「もう屋台とかもいっぱいあって凄いのよ? まぁ、今回は出場選手として参加するわけだし。
流石にお祭りとして楽しむ余裕はないかもしれないけど」
「そ、そうですよね……」
ミラさんのいう通り、今回私達は観客としてではなく、出場選手の1人として新人戦に参加するわけだし。
みんなと一緒にお祭りを楽しむ余裕も時間もない……んだろうけどフィルやミラさん、お友達と一緒にお祭り……
「あはは……わかりやすく落ち込むね。
まぁ、新人戦は予選と決勝の2日間に分けて行われるんだし、心配しなくてもお祭りを楽しむ時間はあるよ」
「ほ、本当っ!?」
「ふふっ、まっ! ソフィーちゃんとフィルは私達の中でも魔力量、技量共にずば抜けてるし、私も予選くらいは軽く突破してみせるわ!
他のみんなは後で聞かないとわからないけど、今日の予選が終わればみんなでお祭りに行きましょ!!」
「~っ! はいっ!!」
やったぁっ! みんなでお祭りっ!!
「にゅふふっ!」
『では、最後にSクラスの入場です!』
っと、お祭りの話をしてる間に私達の番だ!
「じゃあみんな、行くわよ!」
あの……ミラさん?
張り切ってるところ悪いのですが、なぜに私と手を繋いでるんですか?
いやまぁ、別にミラさんと手を繋ぐのはいいんだよ?
いいんだけど……世界的に大きな注目を集めているこの新人戦には各国の重鎮を始め観客席には大勢の観客がいて、さらには魔法で国内の各地に中継されてるらしいし。
さすがにミラさんと手を繋いだまま入場するのは恥ずかしい……
「ん? ソフィーちゃん、どうかした?」
……こんな満面の笑みを向けられたら、恥ずかしいから手を離してほしいとはいえない!
ま、まぁ! 私とミラさんは友達なわけだし! 手を繋ぐのくらいは別に普通だよね!!
うんうん! けど、入場か~。
まぁ、入場といっても別に前世の記憶にある運動会とか、体育祭とかみたいにみんなで整列して行進なんかはしなくて、この魔法陣の上に乗ってるだけだけど……
「ふむ」
なんでもない感じに設置されてるし、FからAクラスまでの出場者は特に気にすることなく普通に使ってたけど……転移魔法の魔法陣とか何気に高度な魔法が駆使されてる!
新人戦の入場のためだけにこんな高度な転移魔法陣を使うなんて、さすがはオルガマギア魔法学園!!
この魔法陣に乗っておけば、あとは勝手に魔法陣が起動して……
「「「「「「「「「「──!!!」」」」」」」」」」
訓練場の指定の位置に一瞬で転移!
そして私達の転移と同時にボワっと派手に立ち昇る火柱に、観客達の凄まじい歓声っ!!
「では、これより新人戦を開始するわ!」
パチン!
「っ!!」
やっと私達の入場と共に立ち昇った火柱が収まったと思ったら……今度は壇上に立ったマリア先生が指を鳴らした瞬間、花火が打ち上がって、一瞬で訓練場の空間が拡張されて広くなった!?
これがオルガマギア魔法学園の新人戦……
「むふふっ!」
楽しくなってきたっ!!
これより、出場者の入場が始まりますっ!!
まず入場するのはFクラスからの出場者!!』
「「「「「「「「「「──!!!」」」」」」」」」」
おぉ~、すごく盛り上がってる。
控え室のここまで、観客の歓声が響いてきた!
「さすがはオルガマギア魔法学園だね」
「うんうん! さすがはオルガマギア魔法学園!!」
「そういえば、ソフィーちゃんとフィルはオルガマギア魔法学園の新人戦を観るのは初めてだったわね。
まだまだこんなモノじゃないわよ!!」
「おぉ~! さすがはミラさん!!
物知りです!」
「ふふ! 私は観客として毎年この新人戦に参加してたからね。
オルガマギア魔法学園の新人戦といえば世界的にも有名だし、年に一回のお祭りみたいなものよ!」
「お祭り!」
「もう屋台とかもいっぱいあって凄いのよ? まぁ、今回は出場選手として参加するわけだし。
流石にお祭りとして楽しむ余裕はないかもしれないけど」
「そ、そうですよね……」
ミラさんのいう通り、今回私達は観客としてではなく、出場選手の1人として新人戦に参加するわけだし。
みんなと一緒にお祭りを楽しむ余裕も時間もない……んだろうけどフィルやミラさん、お友達と一緒にお祭り……
「あはは……わかりやすく落ち込むね。
まぁ、新人戦は予選と決勝の2日間に分けて行われるんだし、心配しなくてもお祭りを楽しむ時間はあるよ」
「ほ、本当っ!?」
「ふふっ、まっ! ソフィーちゃんとフィルは私達の中でも魔力量、技量共にずば抜けてるし、私も予選くらいは軽く突破してみせるわ!
他のみんなは後で聞かないとわからないけど、今日の予選が終わればみんなでお祭りに行きましょ!!」
「~っ! はいっ!!」
やったぁっ! みんなでお祭りっ!!
「にゅふふっ!」
『では、最後にSクラスの入場です!』
っと、お祭りの話をしてる間に私達の番だ!
「じゃあみんな、行くわよ!」
あの……ミラさん?
張り切ってるところ悪いのですが、なぜに私と手を繋いでるんですか?
いやまぁ、別にミラさんと手を繋ぐのはいいんだよ?
いいんだけど……世界的に大きな注目を集めているこの新人戦には各国の重鎮を始め観客席には大勢の観客がいて、さらには魔法で国内の各地に中継されてるらしいし。
さすがにミラさんと手を繋いだまま入場するのは恥ずかしい……
「ん? ソフィーちゃん、どうかした?」
……こんな満面の笑みを向けられたら、恥ずかしいから手を離してほしいとはいえない!
ま、まぁ! 私とミラさんは友達なわけだし! 手を繋ぐのくらいは別に普通だよね!!
うんうん! けど、入場か~。
まぁ、入場といっても別に前世の記憶にある運動会とか、体育祭とかみたいにみんなで整列して行進なんかはしなくて、この魔法陣の上に乗ってるだけだけど……
「ふむ」
なんでもない感じに設置されてるし、FからAクラスまでの出場者は特に気にすることなく普通に使ってたけど……転移魔法の魔法陣とか何気に高度な魔法が駆使されてる!
新人戦の入場のためだけにこんな高度な転移魔法陣を使うなんて、さすがはオルガマギア魔法学園!!
この魔法陣に乗っておけば、あとは勝手に魔法陣が起動して……
「「「「「「「「「「──!!!」」」」」」」」」」
訓練場の指定の位置に一瞬で転移!
そして私達の転移と同時にボワっと派手に立ち昇る火柱に、観客達の凄まじい歓声っ!!
「では、これより新人戦を開始するわ!」
パチン!
「っ!!」
やっと私達の入場と共に立ち昇った火柱が収まったと思ったら……今度は壇上に立ったマリア先生が指を鳴らした瞬間、花火が打ち上がって、一瞬で訓練場の空間が拡張されて広くなった!?
これがオルガマギア魔法学園の新人戦……
「むふふっ!」
楽しくなってきたっ!!
10
お気に入りに追加
1,673
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが最強ですよ??
鈴の音
ファンタジー
乙女ゲームでありながら戦闘ゲームでもあるこの世界の悪役令嬢である私、前世の記憶があります。
で??ヒロインを怖がるかって?ありえないw
ここはゲームじゃないですからね!しかも、私ゲームと違って何故か魂がすごく特別らしく、全属性持ちの神と精霊の愛し子なのですよ。
だからなにかあっても死なないから怖くないのでしてよw
主人公最強系の話です。
苦手な方はバックで!
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる