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Chapter 2
③ ♡
しおりを挟む彼の舌がまた、痴態を見せているわたしの乳頭を、しつこく舐め回しにかかった。
それと同時に、左のおっぱいを思うまま弄っていた彼の不埒な右手が、なだらかな下腹を通って降りていく。
当然のようにわたしの両脚を左右にぱかりと開き、その間に自分の身をするりと割り入れてきた。
彼の右手がわたしの茂みにかかる。そこはすでにしっとりと湿っているはずだ。
彼の人差し指が迷うことなく茂みの奥の割れ目に挿入はいってくる。くちゅくちゅ…という淫らな音とともに、指の出し挿れが始まった。
——元カレと別れてずいぶん経つし、あれから出会いはあっても「その先」に進むまでにポシャってたしなぁ。膣内に挿れられたときに、擦れるようなヒリヒリした痛みにならないかな?
自然と荒くなっていく息を抑えたくて、そんなふうに気を紛らわせていたら……突然、陰核を親指で、さわっ、とゆるく撫でられた。
「ぁあああーーーっ!」
たったこれしきのことなのに、びりっ、と電流が走った。ぶわっ、と膣奥から潤いが溢れ出てくる。
わたしの意識が、一瞬、飛んだ。
カラダじゅうがすっかり弛緩して、力が入らない。
——ええっ、わたしって、こんなにすぐにイケるカラダだったっけ?
非情にも、すぐさま左の乳頭を彼の舌で舐め回され、右の乳頭は彼の左手に、クリと膣内は彼の右手に、思いぞんぶん弄られてしまう。
——あんっ、またイッてしまう……!
そして、また意識を飛ばしてしまった。
再度、絶頂を味わったわたしは彼に懇願した。
「……ねぇ、もう……お願い……」
彼の指だけでは——もう、全然足りない。
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