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きみに指輪をあげたい
Chapter 4 ① ♡
しおりを挟む本日、ようやく美咲が『魚住 美咲』となった。
女だけにある忌々しい(と和哉が思っている)再婚禁止期間が過ぎた最初の大安吉日の今日、和哉と美咲は婚姻届を役所に提出した。
なので、夫婦になって初めての営みを記念して(?)つい先刻まで、いつも激しいのにさらに激しくヤッていた。
今、ベッドの中の和哉の隣で、美咲は酔い潰されたかのごとく抱き潰されたあと、果てて寝ている。
小柄なうえに華奢な骨格のせいか、着衣の状態では少女のような身体つきにしか見えない美咲だが、脱げばEカップのおっぱいの持ち主だった。しかも、ウエストが締まっているから「落差」も激しい。
さらに、彼女にとってはコンプレックスだそうだが、膝下がほっそりしているのとは裏腹に、おしりから太ももにかけては豊満で、むっちりとしている。
和哉にとってそんな美咲の肢体は、いったんセックスが始まってしまえば、むしゃぶりついてしゃぶり尽くさずにはいられなくなる「極上」のカラダだった。
「……美咲、おまえも悪いんだぞ」
和哉が美咲の広い額をぴん、っと指で弾く。
「おまえのソコは超狭いから、おれはいつも加減してやさしくヤろうと思ってんだ」
和哉の怒張は、友人たちから「規格外のデカさ」と揶揄されていた。
——だからこその「配慮」だというのに……
にもかかわらず、美咲の狭すぎる膣道はいつも、こんこんと膣奥から湧き出る滴りを潤滑油にして、和哉の怒張を健気にもしっかりと迎えてくれ、滾るような「熱」で応えてくれる。
——それだけでも、すぐに射精そうになるというのに……
「なのに、『締めてもいい?』とか言って、きゅううぅ…って締めてきやがってっ!あれでおれの理性がブッ飛ぶんだよっ‼︎」
そのあとは、美咲がどれだけ声を限りに啼き叫ぼうとも、彼女の子宮口目指して烈しく膣内を穿つ和哉の律動が弱まることはなかった。
そして入籍して晴れて正式に「夫婦」になった今夜、たとえ〇.〇数ミリといえども今まで二人を隔たらせていた避妊具の出番はもうない。和哉の烈しさは際限なく、止まることを知らなかった。射精しても射精してもまだ飽き足らず、抜かずとも美咲の膣内で瞬く間に復活した。
和哉は美咲の額に自分の額をこん、っとぶつけた。彼女は目覚めない。満ち足りた顔ですやすやと眠っている。
「昼間はあんなに天使なのに、夜はなんであんなにエロいんだ?」
娼婦みたいだ、と和哉は思った。
——女は買ったことないけど。
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