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「海の長老」
「海の長老」 8
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「え?」
フレアは、ジッと目を凝らしてクメカの手を見ると、そこには透明な体をした、小さな…フレアの指の上に乗りそうなぐらいの、タツノオトシゴが浮かんでいた。
「…かわいい~」
フレアはため息まじりに、タツノオトシゴを見つめた。
「これは姫、お会い出来て光栄です…数日前からお会いしていたのですが、なにぶんこの容器…結界でも張っているかのごとく、声が遮断されるらしく、呼べど叫べど誰にも気づいてもらえず、あきらめている所でした…」
タツノオトシゴは礼儀正しく頭を下げると、フレアに事情を説明した。
「あらためまして、私、アルーシャ王国・護衛騎士の、ラギと申します…」
「わたしは、フレイヤースおうこく・おうじょのフレアよ、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします、姫…」
「うん、ラギはどうして、タツノオトシゴのかっこうをしているの?それに、アルーシャおうこくって、はじめてきく名まえだわ~」
「それは…」
ラギが説明に困っていると、全く別の声が会話に加わってきた。
フレアは、ジッと目を凝らしてクメカの手を見ると、そこには透明な体をした、小さな…フレアの指の上に乗りそうなぐらいの、タツノオトシゴが浮かんでいた。
「…かわいい~」
フレアはため息まじりに、タツノオトシゴを見つめた。
「これは姫、お会い出来て光栄です…数日前からお会いしていたのですが、なにぶんこの容器…結界でも張っているかのごとく、声が遮断されるらしく、呼べど叫べど誰にも気づいてもらえず、あきらめている所でした…」
タツノオトシゴは礼儀正しく頭を下げると、フレアに事情を説明した。
「あらためまして、私、アルーシャ王国・護衛騎士の、ラギと申します…」
「わたしは、フレイヤースおうこく・おうじょのフレアよ、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします、姫…」
「うん、ラギはどうして、タツノオトシゴのかっこうをしているの?それに、アルーシャおうこくって、はじめてきく名まえだわ~」
「それは…」
ラギが説明に困っていると、全く別の声が会話に加わってきた。
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