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第四章 ~限りなく自由~
「絵を上手く描くコツって?」 3
しおりを挟む「ほら、邪魔しない」
榎本は椿の肩に手を置くと、冬馬の所に連れて行った。
「う~ん、先生、聞いていい?」
「ん?何だ?」
椿と榎本は、冬馬の邪魔にならない所にイスを置くと、冬馬の絵を見ながら話し始めた。
「絵って、どうやったら上手く描けるんですか?」
「あぁ…お前、難しい事聞くなぁ…」
榎本は少し困って頭をかくと、冬馬に話をふった。
「どう思う?冬馬」
「え…上手く描くコツですか?」
冬馬も返答に困って、手を止めると榎本を見た。
「あるんですか?先生…」
「それが教えられりゃ~いいんだがなぁ…」
美術教師として、答えるのが難しいテーマのようだ。
「へぇ~デッサンの時は、即答だったのにな…」
椿は意外そうに、冬馬を見た。
「ああ、そうですね…デッサンが主観を出来るだけ外すのがコツだとしたら、絵は主観を全開にするのがコツですかね…」
冬馬が思いつくと、そう答えた。
榎本は椿の肩に手を置くと、冬馬の所に連れて行った。
「う~ん、先生、聞いていい?」
「ん?何だ?」
椿と榎本は、冬馬の邪魔にならない所にイスを置くと、冬馬の絵を見ながら話し始めた。
「絵って、どうやったら上手く描けるんですか?」
「あぁ…お前、難しい事聞くなぁ…」
榎本は少し困って頭をかくと、冬馬に話をふった。
「どう思う?冬馬」
「え…上手く描くコツですか?」
冬馬も返答に困って、手を止めると榎本を見た。
「あるんですか?先生…」
「それが教えられりゃ~いいんだがなぁ…」
美術教師として、答えるのが難しいテーマのようだ。
「へぇ~デッサンの時は、即答だったのにな…」
椿は意外そうに、冬馬を見た。
「ああ、そうですね…デッサンが主観を出来るだけ外すのがコツだとしたら、絵は主観を全開にするのがコツですかね…」
冬馬が思いつくと、そう答えた。
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