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第二章 ~美術部だから絵が上手いんだ~…と言われると、ムッとする~
「入賞するには?」 4
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「う~ん…どうなんだろう…いちがいに、才能とも言えない所があるような…生まれつきデッサン力がある人とか、色彩感覚がすぐれている人がいるのは確かだけど、だからって賞を取れるとは限らないし…」
冬馬は絵を描く手を止め、腕を組むと天井を見上げた。
「そういうもんなのか~?深いな、絵の世界は…」
椿もつられて腕を組むと、うなずいた。
「深いですよ~本当!がんばったからって認めてもらえないし、デッサンとか作品数重ねるとか無意味じゃないとは思うけど、全てじゃないし~」
秋山もうなずいている…
「…だから面白いですよね…昔、中学の時、美術部だから絵が上手いんだ~…とか言われてムッとした事もありましたが、描く枚数の差じゃないって思ってたし…他の部と違って、練習すれば上手くなるってものでもないですし…」
冬馬が遠くを見ながら、淡々と語った。
冬馬は絵を描く手を止め、腕を組むと天井を見上げた。
「そういうもんなのか~?深いな、絵の世界は…」
椿もつられて腕を組むと、うなずいた。
「深いですよ~本当!がんばったからって認めてもらえないし、デッサンとか作品数重ねるとか無意味じゃないとは思うけど、全てじゃないし~」
秋山もうなずいている…
「…だから面白いですよね…昔、中学の時、美術部だから絵が上手いんだ~…とか言われてムッとした事もありましたが、描く枚数の差じゃないって思ってたし…他の部と違って、練習すれば上手くなるってものでもないですし…」
冬馬が遠くを見ながら、淡々と語った。
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