12 / 39
第二章 ~美術部だから絵が上手いんだ~…と言われると、ムッとする~
「入賞するには?」 2
しおりを挟む
「ああ、賞を良く取るヤツって、美術部のヤツがほとんどじゃん?何かすげー練習とかするわけ?」
椿 成平は頬杖をつくと、他愛のない好奇心から、そうたずねた。
椿と冬馬は最近、ある一枚のデッサンがきっかけで親しくなり、三年生であるが帰宅部の椿は、ヒマを見つけると美術部に顔を出すようになっていた。
部員の方も、部外者の椿が出入りしようが全く気にする様子はなく、それぞれ絵を描く事に没頭している…
静かで独特の緊張感がただよう美術室は、椿にとって居心地のいい場所だった。
「ばかだな~椿先輩わ~」
「なんだとぉ?!」
椿は最近顔見知りになった、二年下の秋山 実琴をにらみつけた。
椿 成平は頬杖をつくと、他愛のない好奇心から、そうたずねた。
椿と冬馬は最近、ある一枚のデッサンがきっかけで親しくなり、三年生であるが帰宅部の椿は、ヒマを見つけると美術部に顔を出すようになっていた。
部員の方も、部外者の椿が出入りしようが全く気にする様子はなく、それぞれ絵を描く事に没頭している…
静かで独特の緊張感がただよう美術室は、椿にとって居心地のいい場所だった。
「ばかだな~椿先輩わ~」
「なんだとぉ?!」
椿は最近顔見知りになった、二年下の秋山 実琴をにらみつけた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる