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第一章 ~変り者が多い~
「美・デッサンのすすめ」 2
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「冬馬…話聞いてたと思うけど、そういう訳だから、椿のデッサン見てやってくれないか?大学の推薦がかかってるんだとよ…美術で評定平均下げる訳にはいかんと、泣きつかれてなぁ」
美術部の顧問でもある榎本は、頭をかきながら説明した。
「はぁ…」
「頼む!冬馬、一生のお願いだ!」
将来がかかっている椿は、冬馬に両手を合わせると頼み込んだ。
「同じ選択美術クラスのよしみで、教えてやってくれよ、冬馬…じゃ、頼んだぞ!」
そう言って榎本は冬馬の肩を叩くと、足早に美術室を出て行ってしまった。
「…冬馬、同じ選択美術クラスのよしみで、頼む!」
椿はもう一度、冬馬に両手を合わせると頼み込んだ。
「…同じ、選択美術クラス程度の間柄ですけど…僕でよろしければ…」
と言うと、冬馬は椿に笑いかけた。
「恩に着る!…で、さっそくで悪いんだが、コレどうやったら良くなる?B判定は欲しいんだが…」
「…デッサン見せてもらっても、いいですか?」
「ああ…」
美術部の顧問でもある榎本は、頭をかきながら説明した。
「はぁ…」
「頼む!冬馬、一生のお願いだ!」
将来がかかっている椿は、冬馬に両手を合わせると頼み込んだ。
「同じ選択美術クラスのよしみで、教えてやってくれよ、冬馬…じゃ、頼んだぞ!」
そう言って榎本は冬馬の肩を叩くと、足早に美術室を出て行ってしまった。
「…冬馬、同じ選択美術クラスのよしみで、頼む!」
椿はもう一度、冬馬に両手を合わせると頼み込んだ。
「…同じ、選択美術クラス程度の間柄ですけど…僕でよろしければ…」
と言うと、冬馬は椿に笑いかけた。
「恩に着る!…で、さっそくで悪いんだが、コレどうやったら良くなる?B判定は欲しいんだが…」
「…デッサン見せてもらっても、いいですか?」
「ああ…」
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