ジャック&ミーナ ―魔法科学部研究科―【改稿版】

浅山いちる

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最初の魔法④

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「甲冑、ホントにしなくていいのか?」
「してもしなくても一緒よ。だって、どっちにしろ噛まれたら大怪我するんだから」
「簡単に嫌なこと言うなよ······」

 甲冑を脱いでる最中のジャックは、これから取ろうという右腕の小手を一瞥。

「だったら、身軽で逃げやすいようにしておくのが一番でしょ?」
「ふーん。でも道中、別の魔物に会ったらどうするんだ?」
「逃げるわ。あなたを餌に」
「ざけんな!」

 冗談と分かりつつも自分だけ逃げようという彼女の意思に、ジャックは床へ大袈裟に小手を投げつけ怒る。が、その小手が跳ね返り、既に脱いだ彼の脛(すね)へとその勢いのまま直撃。怒りは瞬く間に呻きへ。

 声にならない痛みで蹲(うずくま)る幼馴染に呆れるミーナは「馬鹿じゃないの」と小さく溜め息。しかし、ちゃんと理由も話した。

「どっちにしろ、今は北の荒野で魔物に会うことなんてそうないの」
「そう、なのか?」

 まだ痛みで言葉が繋がらないジャックに対し、ミーナは「えぇ」と言いながら、部屋へ置かれた木製のポールハンガーへ向かい白衣をかける。そして、自分の胸ポケットに刺さるヘアピンを手に。

 複数あったピンを一つ一つ取っては机に置くその彼女を、負傷した箇所を擦りながらジャックはやや涙目ながらに見る。白衣で特に気にならなかった彼女の服装が目に入っていた。

 黒を基調とした胸ポケット付きの五分袖カットソー。彼女の女性らしい胸を強調しているが、袖や裾の広がりはゆったりとした印象を与え、それらを和らげるように調和していた。また、下衣はショートパンツであったがそれも、ブーツまで延びた黒のタイツが、軽そう、という印象を遠ざけた。

 白衣を着ていても見えていた服装だがその全貌が露となったことで、痛みが引くまで改めてその姿をまじまじと見るジャックは、ワンピースではしゃいでた人間がねぇ。と、心の隅で感慨深く、染々と思う。

 程なくして、脛の泣きそうな痛みが引き始め、ようやく立ち上がれるようになったジャックも着替えをする。甲冑を全て脱ぎ終えたジャックの様相は彼女と比べ、質素漂う、みすぼらしくも平凡さを漂わせるものだった。

 少し汚れた白に近いベージュシャツに、黒のパンツと焦げ茶の革靴。それさえ特に装飾はないので、より凡庸さは磨きがかかっていた。が、ジャックはそんなことを特には気にしない。

 唯一、装飾らしいものがあるとすれば、倉庫から持ってきた袋に収まる――ナイフを携えることが出来るポーチぐらいだった。

 そして、それをしっかりと腰に巻くジャックは、

「よし、俺の方は準備できたぞ。そっちは?」

 自分の支度がそれで終わったことを告げた。

 白衣を脱いだミーナはまだ長い髪を手繰り上げ、器用にピンで留めているとこだった。が、こちらも終わりが近かった。

「私もオッケーよ」

 彼女はそう言うとポールハンガーへと向かい、掛かっていた茶色のケープを勢いよく羽織った。




 出発直前――ジャックとミーナはドアの前で互いを確認していた。

「忘れ物はないかしら?」
「ねぇよ。子供じゃねぇんだから」

 どちらかと言えば姉と弟ではあるが、出掛け前の母が息子に言いそうな台詞を言われ、ジャックは鼻白んだ。そんな彼にやや顔を上げるミーナ。

「念のため聞いてあげたのよ」
「そりゃどうも。――とはいえ、お前よりは忘れねぇよ」

 仕返しとばかりに、ふと過去を思い出したジャックはそう言葉を付け加える。

「私が忘れ物なんてありえないわ。何のことかしら?」

 昔の事を引っ張り出されたミーナは口を尖らせ、顔を背けていた。その事は相手にしない、という素振り。ジャックは、分かってんじゃねえか、とジト目。とはいえ、そんな些細なことで喧嘩してもしょうがないか。と、ジャックは溜め息。そして、

「まぁいいや。そんじゃ――」

 それだけで、場は仕切り直される。
 ミーナも背けた顔を元へ戻していた。

 今度はお互い茶化すことなく、相手の眼をちゃんと捉える。
 青の瞳は紅の眼を、紅の瞳は青の眼を。

 そして、少しだけ沈黙をして、

「行くか」
「行きましょうか」

 頬を上げたジャックとミーナは、互いの拳をコツンと突き合わせ、部屋を後にした。




 ウィルドニアの街は、周りを北西から南東へ流れる大きな川で囲まれていた。その川を跨ぐように東西南北へは一つずつ石橋が架けられている。そして、栗毛の馬に乗ったジャック達はその内の北の橋を渡り、荒野を通り、キメリア火山へと向かっていた。

「本当にこっちは魔物見ないんだな」

 そう感慨するように呟くジャック。ジャックが担当しようとしていた地区また東西は、湿地や平原、森が近くにあり魔物がよく出ると悩まされている地区だった。現在地は街の北ではあるが、それでも、外で魔物が出ないというのはジャックにとって新鮮な光景であった。

「火山の噴火で廃れた土地だから、モンスターにとっても食料が少ないの」
「へぇー」

 食料、というのは動物から植物までピンキリではあったが、人気もなく植物を食べる動物もいない。故に、それを狙ってやってくる肉食の魔物も必然的に居なくなる、ということだった。

 ジャックは、彼女のほうを一瞥して、また辺りを見渡す。

 仲間から忘れられたような、骨を彷彿とさせる木々。コロコロとどこへ転がって行くのか分からぬ毛玉のような枯れ草と、蟻の巣のようにポツポツと穴の開いた噴石。遠くに街や緑が見えなければこの世の終わりみたいだな。と、ジャックは思う。

「やっと兵士になったってのに、こんなトコに飛ばされるとはなぁ······」

 それはジャックにとってひとりごとのつもりであったのだが、その言葉は彼女の耳に届いていた。

「あんた、そんな兵士になりたかったの?」

 ミーナは手綱に手を掛けたまま横を向き、首を傾げる。ジャックも、その彼女のほうを「ん? あ、あぁ」と振り向くとその理由を話す。

「俺よく、南地区の川沿いに買い物に行くんだけどさ、そこでたまに、川向こうで魔物と戦う兵士達を見るんだよ。そんで、それ見る度に"あぁ、この人達が居るから街は平和なんだなー"って思ってたんだ」

 その話を聞く少女は彼に向けていた顔を正面へ戻す。そして表情に影を落とし、馬のたてがみを見つめた。ジャックはそれには気付かず話を続ける。

「それで帰ってくると傷だらけの兵士もいてさ、みんなに感謝されてんだ。ありがとう、ありがとうって。老若男女問わずに。すごいよなー。んで、その中に、特にまた美人女性がいてさ、その傷付いた兵士の腕に思いっきり胸押し付けながら、ありがとう! って感謝してんの。その、もうこれでもか、ってくらいに胸に食い込むようにさ。俺は今でもその兵士が鼻の下伸ばしてにやけながら御満悦だったのを鮮明に覚えてるよ。なんか悔しかったなぁ。訓練は本当に厳しいもんだったけどそれ思い出す度、"あー、俺もあぁなりてぇなー。あぁいう人守りてぇなぁ"って、そうやって訓練頑張れてたんだよなぁ······」

 と、青空へ浮かぶ二つの丸い雲を見ながら、遠い遠い昔のことかのように、ジャックは染々と今に至るまでの往年を語った。――が、

「······途中まで感動してたのに、台無しね」

 当然、ミーナは途中から顔を上げ、軽蔑の眼差しを向けていた。しかしジャックはそれにも気付いていなかった。ミーナは、少しでも申し訳ないことしたかなと思った自分を悔いていた。

 そうして溜め息を吐くと、ミーナは考えるだけ馬鹿馬鹿しくなり、同じように空を見上げる。

「まぁ、そのくらいのほうが安心は出来るけど」
「ん、なんだって?」
「単純な人間(ひと)のほうが信頼できる、ってこと」

 と、それが自分の事を指しているジャックは気付くと、誰が単純だよ、と目を細める。すると、そうしているジャックに向け、彼女は「ちなみに」と言葉を付け加える。

「私だって、女の子よ?」
「ん? あぁ、そうだな」
「そうよ」

 当たり前のことを言う少女のほうを、ジャックは不思議そうな顔で見る。まだ何を言いたいのかピンと来てなかった。

 しかし、彼女は前を見たまま、それをまだ続ける。

「私もいずれ、綺麗な女性になるわよ?」
「······それ、自分で言うか?」

 まだジャックは彼女が何を言いたいのか分からなかったが少しして『綺麗な女性』という彼女の言葉で、ようやく察する。

「あぁ。だからあなたが私を守って、ってことか?」

 そう尋ねるジャックのほうを見たミーナは首を傾け、ニコッとする。そして、

「そっ」

 と、目を細くして微笑んだ。

 ジャックは、その嬉しい時に見せる彼女の懐かしい笑みを見てつい閉口。昔の無邪気さと似ているものの、どこか違う可愛らしさに、つい恥ずかしさを覚え、ジャックは前を向く。そして小さく、

「······街を守るより大変だな」

 と、言葉を漏らす。そして、それを聞いたミーナは、

「かもね」

 と、確かに言葉を弾まして、そう言葉を返した。




 それからしばらくして、ミーナは手綱を引いて馬を止めた。

「着いたわ」

 会ってからのあの冷静な調子でそう言った彼女に倣って、ジャックも馬を止めていた。

 二人が着いた火山の麓。そこからは火山洞窟が大きな口を開けて待っているのが見えた。幸い――もとい彼女の予想通り、ここへ辿り着くまで魔物(モンスター)との接触は一度もなかった。

「ここからは歩いて行くしかないわね」

 ジャックとミーナの前――入り口までは噴火によってできた岩石の段が幾重にも連なって、そこを馬で通るには些(いささ)か困難なものがあった。そのため、二人は馬をここに置いて歩いて行くことに決める。

 ――と、近くの手頃な岩へと手綱を縛りながら、

「そういえばミーナ。お前、馬乗れるんだな」
「乗るくらいわね。でも駆けるのは不安よ?」
「そうなのか? まぁでも、俺はそのぐらいが一番良いと思うけど」
「どうして?」
「だって、走ってる時に落馬だなんて大体頭から落ちて危ねぇだろ」
「あぁ、なるほどね。心配してくれてるの?」
「別にそういうつもりで聞いたんじゃねぇよ」
「あら、残念。けど、まるであなた落ちたことのある言い振りだけど?」
「ん? あぁ、俺じゃないけどさ、訓練の時に落ちて肩大怪我した奴がいたんだよ」
「あら、それは可哀想ね」
「医者は少し落ち方が悪ければ死んでただって」
「ふーん。じゃあ、私もその時は気を付けなきゃね」
「あぁ、そのほうがいいぞ」

 と、お互い、手綱を縛りながら目を合わせずに会話。

 先にジャックがそれを縛り終え、ミーナのほうを見る。彼女もあと一回結び目をきつく縛るだけだった。それを縛り終えた彼女は綱の締まりを再確認。それを終えると小声で言い聞かせるように「待っててね」と顔を馬に寄せて「よしよし」と頭を撫でる。その優しく声を掛けられ、頭を下げながらも彼女に寄り添う馬の姿は、まるで離れたくないと言っているようだった。

 二人はジャックを先頭に少しずつ、出来るだけ高低差の少ない道を選んでは、洞窟の入り口へ続く険しい段差を登り始める。

 そうして足場を確かめながら進みつつ、

「ミーナ。ドラゴン、本当にいると思うか?」
「あら。今さらそんなこと聞く?」
「いや、居なかったら無駄足だろ? そしたら、次の当てはあんのかと思ってさ。――あ、そこ危ないぞ」

 ジャックは手を伸ばし、彼女の助けをする。

「ありがと。――ないことはないけど、計画は今回ほど立ててないわ。だから、その時はまた城に戻ってやり直しよ」
「地道な作業なんだな」
「しょうがないわ。誰かが情報を集めててくれれば良いけど、二人だもの」
「······まだ引きずってんのな、それ」
「死ぬまで引きずってやるわ」
「どんだけ執念深いんだよ」
「研究者は、執念深くなきゃ駄目なのよ」
「それきっと意味ちげぇよ」
「そうかしら」

 などと他愛もないことを混ぜつつ、五分程かけて隘路(あいろ)を登り切る。そして、

「ついに来ちゃったな」

 眼前に先程より口を大きく開けて待つ火山洞窟。

「結構、不気味ね······」
「ここだけだろ、きっと······」

 ひゅうううぅ、と、死神の息ような風の細い音がジャック達の抱く怖じ気に気味の悪さを追加させる。本当に呼吸をしているように吹いては止むその生温かい風は、二人の首に纏(まと)わりついては命を弄ぶように、ゆっくりと撫で回した。あくまで錯覚でしかないのだが、そう感じてしまうと鍾乳石も、そこから崩れた地面の岩も、二人には巨大な生物の歯のように見えた。

「か、覚悟はいいかしら?」
「あ、あぁ、もちろん」

 これからその口へ飛び込もうという二人は少し怖じ気づき、同時に固唾を飲む。まだ、先の恐怖の尾が引いていた。だが、ジャックがそれを断ち切るように「それに」と顔を引き締めては彼ミーナへ視線を移した。

「ここまで来たら、もう行くしかないだろ?」

 その、このぐらいなんてことないだろ、と言いそうな顔を見た彼女は、

「······それもそうね」

 と、肩の力を和らげる。そして、前を向くと深呼吸をして気を落ち着けると顔を引き締め、

「じゃあ――」

 と、またジャックを見る。前を向いていたジャックもこちらを見る視線感じると、同じく顔を彼女のほうへ。二人は何も言わず軽く同時に頷くと、一緒に視線を前へ戻す。

 そして、

「行くわよ! ドラゴンの血を取りに!」
「あぁ!」

 ドラゴンの潜む洞窟へと、二人は足を踏み入れた。
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