目が覚めたらマグロだった

なぜ、俺はこんな姿で走っている?
なぜ、俺はマグロなのに手足が生えている?

なぜ······。

慶介は平原を走りながら、そう自問自答した。

元の姿へ戻るには繰り出されるステージをクリアしなければならなかった。自分達を喰らう生き物から逃れるためには、宝石を破壊しなければならなかった。生き延びるためには、慶介は、今日も走り続けねばならなかった。

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※この小説は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載されています。
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