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アルスフォード編
第五十三話 価値の違い
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「……というのが、俺達とアレクの成り行きだ」
全てを語り終えたラフテルが、顔を上げてそう言った。
伝えられた情報量の多さに、ライアンとシオンはパンク気味のようで、呆然と口を開けていた。
「すっ……すまんアレク」
まず最初に言葉を発したのはガディであった。
エルルは冷や汗をダラダラにしながら、必死になって問いかける。
「あっ、アレク……私達のこと、嫌いになった?」
「ううん! 兄様と姉様のこと、大好きだよ!」
「「アレクゥウウウウ」」
綺麗な顔をぐしゃぐしゃにして、二人はアレクに抱きついた。
今更であるが、美形が形なしである。
すると、アリスが気になったことをラフテルに聞いた。
「その後はどうなったの? お兄さん達は……」
「ああ、実はな……偉そうなこと言っておいて、アレクを助けることはできなかったんだ。寧ろこっちが助けられた。別れ際に再び会うことを約束して、俺達は離れた」
「でも、お兄さんはそのこと覚えてないんでしょ?」
アリスの問いに、アレクは頷いた。
「ごめんけど、ここまで聞いても思い出せないんだ。そんなことしたくらいなら、覚えてるものだと思うんだけど……」
「消されちゃったんじゃない?」
「え」
「記憶」
アリスの発言に、確かに納得がいく。
アレクはかつて、水の精霊であるウンディーネに記憶を消されたことがある。
そのような力がこの世に存在することは、重々承知だ。
しかし問題は、誰が記憶を消したかだ。
「お兄さんは心当たりとかないの?」
「うーん……」
頭を悩ませるアレクに、ユリーカが言った。
「アレク君の中にいた人じゃないの?」
「中にいた……オウのこと?」
「私はその名前は知らないけど、そうじゃない? アレク君の中にいたなら、簡単にやってしまいそうだし」
今はいない、精霊王のことを思う。
アレクに自身は必要ないと判断して、去っていった精霊王。
繋がる点はいくつか存在した。
「オウは僕の、『過去視』の能力を抑えててくれたんだ。力が暴走したら、僕が苦しむことになるから。ラフテル達と会った時に暴走したから、記憶を消しちゃったのかもしれない」
合点のいく推理であった。
無くしてしまった記憶は、どれだけ辿ろうが出てこない。
しかしアレクは、ラフテルの語ったことが事実としか思えなかった。
「忘れててごめんね。ラフテル……それと、ナオさん。でも、これからも仲良くしてくれると嬉しいな」
「アレク……! もちろんだ。こちらこそ、よろしく頼む」
「アレク様っ! 私とも仲良くしてくださいねっ!」
話が纏まったところで、話題は一転して雑談へと移る。
穏やかな空模様に、アレクの頬も緩んだ。
◆ ◆ ◆
空の旅から四日後。
アレク達は無事、アルスフォードへと到着した。
国境付近へ風魔を下ろし、入国の許可証を貰う。
ナオが前に出ると、大きく手を広げて笑った。
「皆様、ようこそアルスフォードへ! 見慣れぬものもたくさんありますし、なんなりとお申し付けください!」
「「「わぁあああ~っ!」」」
アルスフォードに広がる景色に、アレク達は感嘆の声を上げた。
トリティカーナと違い、アルスフォードは科学の発展した国。
乗り物、建物、地面、その他……あらゆるものが新鮮だ。
「あれっ! あれっ、なに!?」
「カッケェーッ!」
道を走る鉄の塊に、アレクとライアンが身を乗り出す。
ナオが鉄の塊のことを紹介した。
「あれは『車』です! 燃料となる特殊な魔石を積んで動きます! ただ、その魔石の採取がアルスフォードでしかできない上、使えるのも国内のみでして……『車』はアルスフォードの特徴と呼べるものなんですよ!」
「「乗ってみた~い!」」
はしゃぐ二人を見て、エルルは微笑ましげに口を緩める。
「やっぱり男の子ってああいうの好きなのかしら……ねえ、ガディ」
「………」
「ガディ?」
ここでエルルが、ガディがあるものに興味津々なことに気がつく。
「おい、あれって」
「何あれ……」
「いいところに目をつけましたね!」
横からナオが顔を覗かせる。
目線の先には、機械の密集した建物があった。
「あれはゲームセンターといいます! 設置してあるゲームで遊べますよ! 寄っていきましょう!」
「あ、ちょ……」
「いいのか? よし、行くぞ」
止めようとしたエルルだったが、ガディがあまりにもワクワクとした様子でゲームセンターへ吸い込まれていくのを見て、慌てて後を追った。
遅れてアレク達も、ゲームセンターへと足を踏み入れる。
「かっ、可愛い!」
「これどうなってるのかしら……」
透明なガラス板の向こうに、コミカルな表情をしたぬいぐるみがある。
そのぬいぐるみがすっかり気に入ったらしいシオンは、慣れない機械にへばりついていた。
「ナオさん! これ、どうやったら遊べますか!?」
「はいはーい! これはお金を入れたら遊べますよ!」
ナオが懐からコインを取り出すと、機械の穴へと投入する。
すると機械が光出し、設置してあるアームを動かせるようになった。
「すご~い!」
「嘘……これどういう仕組み」
「頑張ってくださいっ、シオン様! もうちょっと横っ!」
三人がゲームで盛り上がる中、アレクはライアンとアリスと共に、シューティングゲームへと興味を移した。
「アレク、アリス! 勝負しようぜっ!」
「いいよ! 負けないから!」
「私も負けない……!」
揃って備え付けのレーザー銃を持ち、敵が出てくる画面に向けて打ち続ける。
シューティングゲームは白熱し、一歩も譲らないほどの激闘であったがーー僅かにアレクがリードして勝利した。
「やったあー!」
「お兄さん、強い!」
「くっそぉ! もう一回!」
そこにラフテルがやってくる。
「アレク。ガディとエルルを知らないか?」
「兄様と姉様は見てないけど……どうしたの?」
「いや、俺も見つけられなくてな。はぐれては状況がややこしくなる」
そんな会話をした矢先に、隣のゲームが騒がしいことに気がつく。
アレク達は隣のゲームを覗くことにした。
「お前さん達、強いねぇ。負けるのは久しぶりじゃよ」
「どうも」
「あなたも強いわね。相当な腕前の持ち主だわ」
「お若い二人に褒められるとは、まだまだアチキも捨てたもんじゃないねぇ」
ガディとエルルと、誰かが話している。
周りの人々は、その誰かに注目しているようだ。
「ポルカが負けたぞ!?」
「あの負けなしポルカがか!」
「あいつら何者だよ!」
どうやらポルカと呼ばれた少女は、このゲームセンターの常連らしい。
彼女の負けに周囲が大きくどよめいている。
「ポルカ!」
すると、ラフテルが少女に向かって声をかけた。
「おぉ、ラフテル。大きくなったのぉ」
「会ったのこの前だろ。それより、今回の依頼人だ」
「この二人が? へぇ~……なるほど」
「ラフテル! 知り合いなの?」
アレクの言葉に、ラフテルが「ああ」と返事をした。
「紹介する。ドワーフのポルカだ。今回ガディとエルルの短剣を作る、鍛治職人のな」
「よろしくのぉ、お若いの」
ポルカは、見た目の若々しさに反した口調で笑った。
全てを語り終えたラフテルが、顔を上げてそう言った。
伝えられた情報量の多さに、ライアンとシオンはパンク気味のようで、呆然と口を開けていた。
「すっ……すまんアレク」
まず最初に言葉を発したのはガディであった。
エルルは冷や汗をダラダラにしながら、必死になって問いかける。
「あっ、アレク……私達のこと、嫌いになった?」
「ううん! 兄様と姉様のこと、大好きだよ!」
「「アレクゥウウウウ」」
綺麗な顔をぐしゃぐしゃにして、二人はアレクに抱きついた。
今更であるが、美形が形なしである。
すると、アリスが気になったことをラフテルに聞いた。
「その後はどうなったの? お兄さん達は……」
「ああ、実はな……偉そうなこと言っておいて、アレクを助けることはできなかったんだ。寧ろこっちが助けられた。別れ際に再び会うことを約束して、俺達は離れた」
「でも、お兄さんはそのこと覚えてないんでしょ?」
アリスの問いに、アレクは頷いた。
「ごめんけど、ここまで聞いても思い出せないんだ。そんなことしたくらいなら、覚えてるものだと思うんだけど……」
「消されちゃったんじゃない?」
「え」
「記憶」
アリスの発言に、確かに納得がいく。
アレクはかつて、水の精霊であるウンディーネに記憶を消されたことがある。
そのような力がこの世に存在することは、重々承知だ。
しかし問題は、誰が記憶を消したかだ。
「お兄さんは心当たりとかないの?」
「うーん……」
頭を悩ませるアレクに、ユリーカが言った。
「アレク君の中にいた人じゃないの?」
「中にいた……オウのこと?」
「私はその名前は知らないけど、そうじゃない? アレク君の中にいたなら、簡単にやってしまいそうだし」
今はいない、精霊王のことを思う。
アレクに自身は必要ないと判断して、去っていった精霊王。
繋がる点はいくつか存在した。
「オウは僕の、『過去視』の能力を抑えててくれたんだ。力が暴走したら、僕が苦しむことになるから。ラフテル達と会った時に暴走したから、記憶を消しちゃったのかもしれない」
合点のいく推理であった。
無くしてしまった記憶は、どれだけ辿ろうが出てこない。
しかしアレクは、ラフテルの語ったことが事実としか思えなかった。
「忘れててごめんね。ラフテル……それと、ナオさん。でも、これからも仲良くしてくれると嬉しいな」
「アレク……! もちろんだ。こちらこそ、よろしく頼む」
「アレク様っ! 私とも仲良くしてくださいねっ!」
話が纏まったところで、話題は一転して雑談へと移る。
穏やかな空模様に、アレクの頬も緩んだ。
◆ ◆ ◆
空の旅から四日後。
アレク達は無事、アルスフォードへと到着した。
国境付近へ風魔を下ろし、入国の許可証を貰う。
ナオが前に出ると、大きく手を広げて笑った。
「皆様、ようこそアルスフォードへ! 見慣れぬものもたくさんありますし、なんなりとお申し付けください!」
「「「わぁあああ~っ!」」」
アルスフォードに広がる景色に、アレク達は感嘆の声を上げた。
トリティカーナと違い、アルスフォードは科学の発展した国。
乗り物、建物、地面、その他……あらゆるものが新鮮だ。
「あれっ! あれっ、なに!?」
「カッケェーッ!」
道を走る鉄の塊に、アレクとライアンが身を乗り出す。
ナオが鉄の塊のことを紹介した。
「あれは『車』です! 燃料となる特殊な魔石を積んで動きます! ただ、その魔石の採取がアルスフォードでしかできない上、使えるのも国内のみでして……『車』はアルスフォードの特徴と呼べるものなんですよ!」
「「乗ってみた~い!」」
はしゃぐ二人を見て、エルルは微笑ましげに口を緩める。
「やっぱり男の子ってああいうの好きなのかしら……ねえ、ガディ」
「………」
「ガディ?」
ここでエルルが、ガディがあるものに興味津々なことに気がつく。
「おい、あれって」
「何あれ……」
「いいところに目をつけましたね!」
横からナオが顔を覗かせる。
目線の先には、機械の密集した建物があった。
「あれはゲームセンターといいます! 設置してあるゲームで遊べますよ! 寄っていきましょう!」
「あ、ちょ……」
「いいのか? よし、行くぞ」
止めようとしたエルルだったが、ガディがあまりにもワクワクとした様子でゲームセンターへ吸い込まれていくのを見て、慌てて後を追った。
遅れてアレク達も、ゲームセンターへと足を踏み入れる。
「かっ、可愛い!」
「これどうなってるのかしら……」
透明なガラス板の向こうに、コミカルな表情をしたぬいぐるみがある。
そのぬいぐるみがすっかり気に入ったらしいシオンは、慣れない機械にへばりついていた。
「ナオさん! これ、どうやったら遊べますか!?」
「はいはーい! これはお金を入れたら遊べますよ!」
ナオが懐からコインを取り出すと、機械の穴へと投入する。
すると機械が光出し、設置してあるアームを動かせるようになった。
「すご~い!」
「嘘……これどういう仕組み」
「頑張ってくださいっ、シオン様! もうちょっと横っ!」
三人がゲームで盛り上がる中、アレクはライアンとアリスと共に、シューティングゲームへと興味を移した。
「アレク、アリス! 勝負しようぜっ!」
「いいよ! 負けないから!」
「私も負けない……!」
揃って備え付けのレーザー銃を持ち、敵が出てくる画面に向けて打ち続ける。
シューティングゲームは白熱し、一歩も譲らないほどの激闘であったがーー僅かにアレクがリードして勝利した。
「やったあー!」
「お兄さん、強い!」
「くっそぉ! もう一回!」
そこにラフテルがやってくる。
「アレク。ガディとエルルを知らないか?」
「兄様と姉様は見てないけど……どうしたの?」
「いや、俺も見つけられなくてな。はぐれては状況がややこしくなる」
そんな会話をした矢先に、隣のゲームが騒がしいことに気がつく。
アレク達は隣のゲームを覗くことにした。
「お前さん達、強いねぇ。負けるのは久しぶりじゃよ」
「どうも」
「あなたも強いわね。相当な腕前の持ち主だわ」
「お若い二人に褒められるとは、まだまだアチキも捨てたもんじゃないねぇ」
ガディとエルルと、誰かが話している。
周りの人々は、その誰かに注目しているようだ。
「ポルカが負けたぞ!?」
「あの負けなしポルカがか!」
「あいつら何者だよ!」
どうやらポルカと呼ばれた少女は、このゲームセンターの常連らしい。
彼女の負けに周囲が大きくどよめいている。
「ポルカ!」
すると、ラフテルが少女に向かって声をかけた。
「おぉ、ラフテル。大きくなったのぉ」
「会ったのこの前だろ。それより、今回の依頼人だ」
「この二人が? へぇ~……なるほど」
「ラフテル! 知り合いなの?」
アレクの言葉に、ラフテルが「ああ」と返事をした。
「紹介する。ドワーフのポルカだ。今回ガディとエルルの短剣を作る、鍛治職人のな」
「よろしくのぉ、お若いの」
ポルカは、見た目の若々しさに反した口調で笑った。
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