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第5話 聖女って何で聖女と呼ぶんだっけ?
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『貴女は聖女です』
うわっ!いきなり謎の声が脳内に流れ込んできた。
『毒神沼蟹カルキノスの生態(緊急事態価格0E)』
・・・なぬ?空中から薄い小さい本が出現して私の手元に落ちてきた。沼蟹?え?毒竜ヒュドラの事を知りたいんですけど?
毒竜ヒュドラの正体は『毒神沼蟹カルキノス』の魔法です。
毒神沼蟹カルキノスは亜空間に潜み、カルキノスの体から出る毒で構成した毒竜ヒュドラを魔法操作して殺した生物の魂を亜空間に引きずり込みその魂を食らう。
毒で構成された巨大な胴体に前足があり九つの首を持つ蛇の毒竜ヒュドラの真ん中にある首の中にある魔石を破壊するとカルキノスを亜空間から引きずり出せる。
毒竜ヒュドラの胴体にある魔石はダミーで弱点とよく間違われ攻撃されるがその魔石はダメージを与えるほどヒュドラの再生能力を上昇させるだけである。
カルキノスの毒は耐性効果を無効化する。
鋏脚に濃い毛が生えており硬質化して飛ばしてくる。
体色は腹部と胸部腹甲が白色でそれ以外は紫色でダメージを負い過ぎると体色が黒色に変色しカルキノスの耐久力・持続力・筋力・技量・魔法が上昇する。
体色が黒くなると地面を毒沼に変えて潜りながら相手の隙をつく戦い方に変化する。
・・・説明だけでも半端なく強そうなんですけど!
『毒魔法+300(緊急事態価格0E)』
『無毒化』の魔法を習得しました。
毒神沼蟹カルキノスの毒は強力で耐性効果を持つ生物や物でもその効果を無効化し毒状態にするがあくまで毒耐性を無力化する性質の毒なので『無毒化の魔法』で毒自体を無力化してしまえば毒はさほど脅威ではないが毒神沼蟹カルキノスはけして弱いモンスターではない。
・・・つまりは真っ向勝負で私が勝てばいい話ね!
闇魔法関係なく毒の問題は解決したわね。
「サミ、ところでラジム村が守護者という話はデタラメよね?」
「私はそんな話全く聞いたことないよ」
サザンさんに聞いてみるか?いやそんな悠長な事してたらサザンさんを処刑するために軍かライオネルがこの村にくるかもしれない。
「サミ、私は今から旧ラジム村に行って毒竜ヒュドラをなんとかするからサザンさんを捕らえにきた連中には時間をもらって!」
「ヤミさん!駄目だよ危険過ぎる!」
「大丈夫だから!いいサミ、よく聞いて!泉の精霊やモンスターは私がなんとかしてみせる!貴女は村に残って時間を稼いで!」
「今から皆で逃げれば、」
「もう新聞が出回ってる。もし逃げたら有りもしない罪を着せられ酷い目に合わされる!・・・私も、そうだったから」
「ヤミ、さん?もしかしてライオネル殿下やナオミ様に、」
「拷問されたことだってある」
大切にしていた初めてを木の棒で奪われたり、膣を犯された棒で1日中体を殴られたり、爪を剥がされ、髪を力強く掴まれ引っこ抜かれたり、消毒だとお湯を沸かしたケトルを膣に突っ込まれそのまま熱湯を膣内に流されたり、腐りかけの食べ物を床に撒いて精液やら小便をかけ手を使わず口だけで食えと頭を踏まれたり、その食べ物を残すと1日中縄に縛られ逆さ吊りにされたり、寒い時期に全裸にされ冷水をぶっかけられたり、固い物を食べないからいらないよなと歯を一本一本道具を使って抜かれたり、媚薬や麻薬や大麻などの危険な薬物を投与され放置されたりとまだまだこんなものは序の口だった。
「私が必ず倒すから村の皆に命を粗末にするようなことは絶対にさせないで」
ドカカカカカカカカカカカン!
ッ!村の中心地辺りから水柱がっ!この辺りは水脈が通っていないはず!ならば敵!
私とサミは急ぎ石壁から降りて村の中心に向かった。
中心地に着くとそこは地面が割れてその間から水が噴き出していた。そしてその水柱から青髪ロングの超絶美人さんが出てきた。水柱からでてきたはずなのに髪や体に服まで全く濡れていない状態で。
誰だコイツは?刺客だろうか?
「「「「「水の精霊ディーネ様!!!」」」」」
なんてことだ!なんてことだ!泉の精霊こっちに来ちゃたよ!完全にアウトだよ!ライオネル達に見つかったらまずいよコレ!
「えへへ、来ちゃった♪」
なんてことだ!なんてことだ!自覚なしに来ちゃったよこの精霊さん!帰ってなんて言い出しずらいよ!満面の笑みだもん!
「帰ってください」
言ったああああ!!!サミちゃんが真顔で帰れ言いました!精霊さん涙目になってるよ!
「え~ん!サミちゃんが冷たい~!小さかった時はあんなに遊んであげたのに!」
「今大変なことになってるんです!」
「大変って何が?」
「え?だからディーネ様がいた泉から毒竜が、」
「毒竜?何それ?」
え?もしかして泉の精霊も知らなかったパターンか!
「毒竜・・・ヒュドラ・・・あ、カルキノスッ!」
おおおおおい!こいつは黒だったよ!
「忘れてたわ。そういえば清楚(セイソ)ちゃんに頼まれてたんだった!」
「清楚ちゃん?誰ですか?」
「え?ああ、アナタ達が聖女って呼んでいる子じゃないの?清楚ちゃんが清めに使った泉を観光地にしたいって言ったじゃない」
「あの質問いいですか?」
「ん?貴女は初めましてでいいのよね?」
「はい、ヤミといいます?ディーネ様が言った清楚という女の子は何者なんですか?」
「んんんとね、私が大昔に毒神沼蟹カルキノスに殺されそうになっていた時に助けてくれたの光魔法でね。まあ出会った頃はまだ強くなくて封印するのがやっとでね。けど清楚ちゃんはヤボ用があってカルキノスの封印をずっと見張っているわけにはいかなかったの。だから私が泉、その土地に居続けることによって封印が継続される仕組みにしたの。私だってあまりプラプラするタイプじゃないから」
「ヤボ用?」
「世界最強になるための武者修行の旅の最中だったのよね」
・・・世界最強?
「退屈はしなかったわね時々あの子も遊びに来てくれたし」
光魔法の使い手であることは間違いないようだ。
「確か聖女はスラムにいる孤児達のために家を提供したとか」
「ああ!気に入らない大物商人をボコボコにして夜逃げして空になった屋敷を子供達に提供したって言ってたわ!」
「確か聖女は流行り病が蔓延した国の人々を光魔法で救ったとか」
「ああ!病に効く特効薬を独り占めした貴族を半殺しにして出させたって言ってたわ!」
「確か聖女は一人で大国同士の戦争を奇跡を用いて止めたとか」
「ああ!両国同士の大将を前線まで引きずり出して正座させて何時間も小言、じゃなかった説教かましてやったって言ってたわ」
・・・聖女って何だったっけ?
うわっ!いきなり謎の声が脳内に流れ込んできた。
『毒神沼蟹カルキノスの生態(緊急事態価格0E)』
・・・なぬ?空中から薄い小さい本が出現して私の手元に落ちてきた。沼蟹?え?毒竜ヒュドラの事を知りたいんですけど?
毒竜ヒュドラの正体は『毒神沼蟹カルキノス』の魔法です。
毒神沼蟹カルキノスは亜空間に潜み、カルキノスの体から出る毒で構成した毒竜ヒュドラを魔法操作して殺した生物の魂を亜空間に引きずり込みその魂を食らう。
毒で構成された巨大な胴体に前足があり九つの首を持つ蛇の毒竜ヒュドラの真ん中にある首の中にある魔石を破壊するとカルキノスを亜空間から引きずり出せる。
毒竜ヒュドラの胴体にある魔石はダミーで弱点とよく間違われ攻撃されるがその魔石はダメージを与えるほどヒュドラの再生能力を上昇させるだけである。
カルキノスの毒は耐性効果を無効化する。
鋏脚に濃い毛が生えており硬質化して飛ばしてくる。
体色は腹部と胸部腹甲が白色でそれ以外は紫色でダメージを負い過ぎると体色が黒色に変色しカルキノスの耐久力・持続力・筋力・技量・魔法が上昇する。
体色が黒くなると地面を毒沼に変えて潜りながら相手の隙をつく戦い方に変化する。
・・・説明だけでも半端なく強そうなんですけど!
『毒魔法+300(緊急事態価格0E)』
『無毒化』の魔法を習得しました。
毒神沼蟹カルキノスの毒は強力で耐性効果を持つ生物や物でもその効果を無効化し毒状態にするがあくまで毒耐性を無力化する性質の毒なので『無毒化の魔法』で毒自体を無力化してしまえば毒はさほど脅威ではないが毒神沼蟹カルキノスはけして弱いモンスターではない。
・・・つまりは真っ向勝負で私が勝てばいい話ね!
闇魔法関係なく毒の問題は解決したわね。
「サミ、ところでラジム村が守護者という話はデタラメよね?」
「私はそんな話全く聞いたことないよ」
サザンさんに聞いてみるか?いやそんな悠長な事してたらサザンさんを処刑するために軍かライオネルがこの村にくるかもしれない。
「サミ、私は今から旧ラジム村に行って毒竜ヒュドラをなんとかするからサザンさんを捕らえにきた連中には時間をもらって!」
「ヤミさん!駄目だよ危険過ぎる!」
「大丈夫だから!いいサミ、よく聞いて!泉の精霊やモンスターは私がなんとかしてみせる!貴女は村に残って時間を稼いで!」
「今から皆で逃げれば、」
「もう新聞が出回ってる。もし逃げたら有りもしない罪を着せられ酷い目に合わされる!・・・私も、そうだったから」
「ヤミ、さん?もしかしてライオネル殿下やナオミ様に、」
「拷問されたことだってある」
大切にしていた初めてを木の棒で奪われたり、膣を犯された棒で1日中体を殴られたり、爪を剥がされ、髪を力強く掴まれ引っこ抜かれたり、消毒だとお湯を沸かしたケトルを膣に突っ込まれそのまま熱湯を膣内に流されたり、腐りかけの食べ物を床に撒いて精液やら小便をかけ手を使わず口だけで食えと頭を踏まれたり、その食べ物を残すと1日中縄に縛られ逆さ吊りにされたり、寒い時期に全裸にされ冷水をぶっかけられたり、固い物を食べないからいらないよなと歯を一本一本道具を使って抜かれたり、媚薬や麻薬や大麻などの危険な薬物を投与され放置されたりとまだまだこんなものは序の口だった。
「私が必ず倒すから村の皆に命を粗末にするようなことは絶対にさせないで」
ドカカカカカカカカカカカン!
ッ!村の中心地辺りから水柱がっ!この辺りは水脈が通っていないはず!ならば敵!
私とサミは急ぎ石壁から降りて村の中心に向かった。
中心地に着くとそこは地面が割れてその間から水が噴き出していた。そしてその水柱から青髪ロングの超絶美人さんが出てきた。水柱からでてきたはずなのに髪や体に服まで全く濡れていない状態で。
誰だコイツは?刺客だろうか?
「「「「「水の精霊ディーネ様!!!」」」」」
なんてことだ!なんてことだ!泉の精霊こっちに来ちゃたよ!完全にアウトだよ!ライオネル達に見つかったらまずいよコレ!
「えへへ、来ちゃった♪」
なんてことだ!なんてことだ!自覚なしに来ちゃったよこの精霊さん!帰ってなんて言い出しずらいよ!満面の笑みだもん!
「帰ってください」
言ったああああ!!!サミちゃんが真顔で帰れ言いました!精霊さん涙目になってるよ!
「え~ん!サミちゃんが冷たい~!小さかった時はあんなに遊んであげたのに!」
「今大変なことになってるんです!」
「大変って何が?」
「え?だからディーネ様がいた泉から毒竜が、」
「毒竜?何それ?」
え?もしかして泉の精霊も知らなかったパターンか!
「毒竜・・・ヒュドラ・・・あ、カルキノスッ!」
おおおおおい!こいつは黒だったよ!
「忘れてたわ。そういえば清楚(セイソ)ちゃんに頼まれてたんだった!」
「清楚ちゃん?誰ですか?」
「え?ああ、アナタ達が聖女って呼んでいる子じゃないの?清楚ちゃんが清めに使った泉を観光地にしたいって言ったじゃない」
「あの質問いいですか?」
「ん?貴女は初めましてでいいのよね?」
「はい、ヤミといいます?ディーネ様が言った清楚という女の子は何者なんですか?」
「んんんとね、私が大昔に毒神沼蟹カルキノスに殺されそうになっていた時に助けてくれたの光魔法でね。まあ出会った頃はまだ強くなくて封印するのがやっとでね。けど清楚ちゃんはヤボ用があってカルキノスの封印をずっと見張っているわけにはいかなかったの。だから私が泉、その土地に居続けることによって封印が継続される仕組みにしたの。私だってあまりプラプラするタイプじゃないから」
「ヤボ用?」
「世界最強になるための武者修行の旅の最中だったのよね」
・・・世界最強?
「退屈はしなかったわね時々あの子も遊びに来てくれたし」
光魔法の使い手であることは間違いないようだ。
「確か聖女はスラムにいる孤児達のために家を提供したとか」
「ああ!気に入らない大物商人をボコボコにして夜逃げして空になった屋敷を子供達に提供したって言ってたわ!」
「確か聖女は流行り病が蔓延した国の人々を光魔法で救ったとか」
「ああ!病に効く特効薬を独り占めした貴族を半殺しにして出させたって言ってたわ!」
「確か聖女は一人で大国同士の戦争を奇跡を用いて止めたとか」
「ああ!両国同士の大将を前線まで引きずり出して正座させて何時間も小言、じゃなかった説教かましてやったって言ってたわ」
・・・聖女って何だったっけ?
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