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第65話 釘宮慈乃美誘拐担当『三日月友』

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「こちらが、王宮地下への入り口、です。この下に、クギミヤ=シノミ様が、いらっしゃいます。案内したん、ですから治療して、下さい」

王宮の中は逃げ遅れた王国貴族やここで働いていた侍女等、王国兵士、帝国兵士、共和国兵士の死体の辺りに転がっていた。
三国乱れた剣や槍での凄惨な殺し合いが行われていたが三日月友が介入して爆弾で一気にカタをつけた。
で、爆発で重症ではあるが暫く持ちそうな生き残った王国兵士に釘宮慈乃美が囚われている地下へ案内させていた。

「・・・・そう」

地下への階段をじっと見つめていた三日月だったが、案内させた兵士をひょいっと頭上に持ち上げた。三日月もこちらの世界に来た時に肉体能力値が他のクラスメートより少ないが多少上昇しているので大人一人を持ち上げるのには苦ではない。

「な、何を、何をするん、ですか!」

「罠がないか確認する」

そう言うと三日月は力強く兵士を階段にバウンドさせていくように投げつけた。

ぐしゃ!どちゃ!ばきゃ!どごっ!

「あがっ!ぐへっ!がはっ!」

「・・・・なさそう?」

三日月は地下への階段を降りていき、引っ掛かっていた兵士を更に持ち上げて先ほどと同じで兵士を階段にバウンドさせるように投げつけた。

「へ?ちょっと、まっで、やべっ、」

ばきゃ!ぐしゃ!ごきっ!どかっ!

その行為を何度か繰り返していく。

「・・・ようやく辿り着いた。ありがとう、案内してくれて」

「・・・・・・・」

兵士の返事がないただの屍のようだ。
まあ見れば分かる。
頭が潰れて手足だけでなく身体がぐちゃぐちゃになっているのだから。
別に階段には罠なんてなかった。
何度も階段に叩きつけられ最後らへんは持ち上げるのが面倒くさくなった三日月は兵士を蹴り飛ばしていた。投げるより蹴りの方が距離が伸びなかったので力強く何度も蹴られて途中で事切れたようだ。

三日月は顔をしかめた。

地下室の扉を開けると物凄い異臭が漂ってきた。

鼻が曲がりそうな匂いに堪らず三日月はアイテム『ガスマスクM50』を取りだし装着して進んで行く。

「・・・・・ッ!」

「どう・・・・!」

「・・えの・・!」

地下の階層を奥に進んでいくと誰かが言い争っている声が聞こえる。
三日月は爆弾をしまいマシンガンに持ち代える。ゆっくり進んでいくと檻が幾つも並ぶエリアに辿り着く。
三日月は角から覗くと三人の男が言い争い、その中心には全裸で精液まみれになり、身体中、痣や鞭で叩かれた跡がついている無惨にボロボロにされた釘宮慈乃美だった。
三日月はアイテム『ヒューマンレーダー』を取り出し確認する。
レーダーには3つの反応しかない。

どうやら『釘宮慈乃美は死んでいる』ようだ。

「俺は悪くない!悪くないんだよ!」

「お前が殴り過ぎたんだろうが!」

「お前だって散々殴ってただろうが!」

「どうするんだよ、コレ、やべえよ」

三人には見覚えがあった。確か田島獅子王丸の取り巻き、『里山卓(サトヤマ スグル)』に『峰野 慶太(ミネノ ケイタ)』に『伊藤 克(イトウ マサル)』だったはず、異世界に来る前は、田島が月島にボコられる前の取り巻き連中で月島に田島が負けて以来、田島とは距離を置いていたが異世界に来て、再び田島に媚を売っていたと三日月は思い出す。

「やべえよ、どうするんだよ!釘宮は殺すなって言われてたのに!」

「光ヶ丘の奴だって皆を殺したんだ!問題ないって!なんなら『教会の聖女』を拐って無理矢理に魔法を使わせて生き返らせればいいじゃん!」

「そうだよな!俺達は勇者なんだぜ!言うことを聞かないなら殺してもしょうがないよな!」

「そうだよな!その通りだよ!は~、無駄に心配して疲れたぜ。なあなあ、釘宮死んじまったから別の女を連れてこない?」

「ああ、そういやあ連れて来た女は全員死んじまったな」

「こっちに来て女抱きまくりじゃね俺等?」

「30人以上の女は抱いたな」

「ははは、俺等ヤリチンだなヤリチン」

「俺、実はこっちに来て童貞捨てたんだよね」

「俺も俺も」

「異世界様様だぜ。けど戦争とかかったるくね?」

「大丈夫だよ。俺等は『無能力者』なんだぜ?光ヶ丘の奴もいるし田島の間抜けもいるんだから大丈夫だって」

「ああ、そうだった田島の馬鹿はちょっとヨイショしてやりゃあ舞い上がるからな。おだてて戦場の前に前に出せばいいさ」

「馬鹿さ加減は異世界に来ても変わらないよな田島の奴」

「「「はははははははははは!!!」」」

「さて、女を調達しに行こうぜ」

「なあなあ、次はガキでヤらね?俺ロリッ子に興味あったんだよね!」

「マジかよ!女はヤッパリ巨乳だろ!俺は爆乳女を探すぜ!」

「勇者ってだけでホイホイ釣れるからな。最初は疑っていても城まで連れて来たら喜んでここまでくるからな」

「バカ女ばっかで良かったぜ。特別扱いを受けられると勘違いしやがるしな。実際は死ぬまで何人もの男共に犯されるってのによお!」

「んな事良いから早く行こうぜ!なんか今日はやけに地震が多いから女共が家に引っ込んじまうぜ!」

「日本は地震が多いからなんとも感じないが異世界の連中はビビりだよな。ちょっと揺れただけで大騒ぎだしな」

ガチャン!

「あれ?おい、鍵がかかってんぞ!」

扉を開けようとした里山が檻に外側から鍵が掛かっている事に気付いた。

「はあ!マジかよ!たくっ!さっき出て行った兵士のせいじゃね?」

「アイツ勇者特権で死刑な首チョンパしてやる」

「暫く檻の中かよ!死体と一緒なんて勘弁だぜ!」

「・・・死体のマンコってどんな具合なんだろうな?」

「え?何言ってんのコイツ?やべえよコイツ!」

「さすがにソレはないねえよ、マジで」

「だよね!はははは、ああ、くそっ!中途半端にヤったからぶちこみたくてしょうがねえよ!」

「はははは、盛り過ぎだろ!って言いたいけど俺も出したりねえは」

「仕方がない、チンコ入れるのは躊躇うけどコイツでシコるか?」

「え?死体をネタにシコるのかよ!」

「おいおい、なんだかんだでズボン脱いでるじゃねえかよ(笑)!」

「釘宮に別れをしなくちゃな。まあ、後で生き返らせて生セックスしてもらうけどな」

「なら誰が最初に孕ませるか競争しね?」

里山は釘宮慈乃美の髪を自身の男根に巻き付け上下に動かし始め、峰野は釘宮の足を持ち上げ、太腿の間に男根を入れ前後に動かし素股で楽しみ、伊藤は顔や口や胸等に男根を押し当てたりして各々に楽しみだした。

「なあ、死後硬直ってどれくらいで起きるのか知ってる?」

「さあ、1、2時間は大丈夫じゃね?」

「・・・・救いようのない連中」

「「「ウワアアアアアアアアア!!!」」」

突然第3者の声が聞こえて里山達は驚き転んでしまい同時に射精してしまった。

檻の外に見覚えのある人間が立っていた。月島の恋人の三日月友だった。

「三日月!何でここにいるんだよ月島についていったんじゃ!」

「いや、それより檻の鍵を開けてくれよ!」

三人の声を無視して汚物を見るような目で三人を見続ける三日月。

「あっ、もしかして、檻に鍵を掛けやがったのはてめえか!」

「開けろ!さもないと、」

ジャキッ!

三日月は持っていた銃の銃口を三人に向ける。

「そこで死んでいる釘宮慈乃美のようにしてやるとでも言いたいの?」

「ひぃ!いや、これはちがっ!」

「・・・さっきまでの話は聞いてた」

言い訳しようとする三人を三日月は遮断する。

「・・・・そんなに盛っているならコイツらの相手でもしてれば?」

檻の中に年寄りの婆さんの集団が出現した。

「ひぃ!何だよコイツ等どっから沸きやがった!」

「近寄るんじゃねえねえよ!」

伊藤克が婆さんの一人に殴り掛かるがキレッキレッの動きで回避して伊藤を床に押さえつける。

「やめろ!やめてくれ!」

他の二人も枯れ枝のような細腕の婆さん達に簡単に抑えられる。

「なにする気だ!離せ!離せよ!」

「ひいっ!あああっ!どこに指突っ込んでやがる!」

「やめて、助けてくれ!やめてくれ!」

すっかり萎えてしまった男根を勃起させるために、婆さん達は里山達の乳首にむしゃぶりついたり、里山達の口に婆さんの乳首やアソコを押し付けたり、里山達の尻の穴に指を突っ込んだり、男根にしゃぶりついたりし始めた。

「オエエエエエエエエエエエエエエエエ!」

「やめ、やめて、やめてくれ!こんなのヤダアアアアアアア!」

「チェェェェェェェェェェェェンジ!もっと若い子を!こんなババアなんて嫌だあああああああ!」

「・・・本編では若い女性の画だったよ。リプレイでは婆さんの画だけどね」

三日月は檻の鍵を開け、釘宮慈乃美の元に向かう。

ボロボロにされ涙を流し死んでいる釘宮慈乃美の遺体を『収納』した。

そして婆さん達を消した。

「ハアハア、よくもヤりやがったな三日月!」

「くそっ!吐き気が!」

「死ぬまで犯してやるよ!」

バラララララララッ!

里山の身体中に穴が開き床に崩れ落ちる。

「は?」「へ?」

「私のアイテムの中には使用時間が表示されていない物がある。どれほど持続時間があるかわからないからヘタしたら永遠にかもしれないし私が死ぬまでかもしれない。アンタ等死ぬまで苦しんでから死ねと思ったけどやめた。今すぐ・・・死ね。何か言い残す事ある?」

「待って、」「やめっ!」

パラララララララララララ!!

「やっぱり面倒だからいいや・・・無能力者なら死体は持って帰らなくていいよね?」

三日月は檻の外に出る。そのまま地上へと向かう。

檻の中には自身の出した物や汚物にまみれた三人の男達の死体だけが残った。
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