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第57話 順番が違うじゃない!ドロシィ視点
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「私(ワタクシ)の目的は十番目の世界へと至ることですわ。強者との出会いは急ぎじゃありませんの」
「ふうん、そう残念、強者との出会いが目的なら全部喋らす事が出来たのに」
「あら、どういう意味ですの?」
「いるよ、貴女よりめちゃくちゃ強い人」
「・・・・はい?私(ワタクシ)に勝てる者?」
三日月の言葉にドロシィの声は少々怒気が含まれる。
「私の彼氏、で強くてカッコいい、負かされたからって惚れちゃダメだよ?」
「・・・・ふふふ、惚気話?あらあら、素敵な殿方なのね。なら少しは期待しちゃおうかしら?強さに恋人補正がついてないことを祈りましょう。雷(ライ)ちゃん!」
ドロシィの言葉に雷竜は空中に浮かぶ。
「オオホホホホホ!私(ワタクシ)好物は後に食べる方ですの。貴女の恋人とやり合うのは次回にしますわ!」
ドロシィは嵐のように荒らして突然去っていった。
「・・・・ハァァァァァァ!怖かった、あれ、ヤバい、」
三日月は月島竜一がドロシィに勝てると『信じてる』が『絶対勝てる』とは言い切れなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うふふ、私(ワタクシ)に勝てる殿方、ですか・・・」
ドロシィの実家のバルバレス家は世界一の大企業で他の追随すら許さない巨大な力を持った一族であった。
ドロシィはそんな家に生まれ、生まれたその日に次期バルバレス家当主に選ばれた。
何代も前に途切れさせてしまったとされた、ご先祖様の力『神雷』を体に宿していたから。
幼い頃より次期バルバレス家の当主になるべく教育を施されてきた彼女だったが十八歳になったある日、『家出』をしてこの世界に来ていた。
『より神の末裔の血を残す為に、『神雷』の保有者を途切れさせない為に結婚して多くの子を成せ』
父親に、現バルバレス家当主に夫候補の写真の束を見せられ、そう命令された時、イラッとしてつい実の父親に拳を叩き込んでしまった。
なぜかは分からない。今までだって両親や周りの期待に答えようと努力を怠った事はない。逃げ出した事など一度もなかった。当主の命令にも逆らった事など、いや逆らおうと考えた事もなかった。
なぜ拒絶したか本当に分からなかった。
心の奥の更に奥から沸き上がってきた何かに突き動かされて殴ってしまった。
『俺に指図するな!』『立ち止まるな!』『振り返るな!』『進み続けろ!』『愛する者は他人に決めさせるものじゃない!いないなら自分で見つけ出せ!』
頭に響く声に突き動かされて家を出た。
家を出たその日の夜に、野宿をして公園のベンチで寝ていたら、いつの間にか『異世界マグノリア』に来ていた。
そして、幼き日に父親に連れて行かれた『雷闘神殿』で見た『石碑』の事を思い出した時、ある程度の知識が頭の中に流れ込んできた。
それからドロシィは世界中を旅した。
旅の途中に出会った古龍種の雷竜の背に乗って、色々な場所を訪れ、沢山の人々に出会い、別れを繰り返してきた。
それから2年の歳月が過ぎ、二十歳になったドロシィは突然夢を見た。
ドロシィが男に犯されている夢。淫夢。こんな妙に現実味がある夢は初めてだった。
最初は下らない夢だと、私はそこまで男に餓えているのかとちょっとショックを受けたが不思議と気分は悪くはなかった・・・が!悪くはないですけど!あれは何なのですの!
私(ワタクシ)があ、あ、あんな、全裸の方がまだマシと思えるようなエッチな下着を着けて、男の男根を美味しそうに舐めているなんてありえませんの!
ああ、口の中に出されて溢さずに全部飲み干すと頭を撫でられ照れてる自分。
男は『異形の両腕』で私(ワタクシ)をベッドに押し倒すと私(ワタクシ)の膣に男根を挿入してくる。私(ワタクシ)が男に押し倒されて嬉しそうに喘ぎ声を出して・・・
しかも、射精される寸前に私(ワタクシ)が男の首と腰に腕と脚を回して自分から抱き締めるなんて。
そして射精されてあんなに幸せそうな顔をするなんて!
その後、男に何度も犯され、ドロシィの体を支配していく。
うう、あんな事を本当にされたらお嫁に行けませんの!
暫くするとベッドで男とまぐわっていた光景は消え、先ほどまで体を重ね合わせていた男と『殺し合っている』光景に変わった。
その光景を見た時、これも夢だと思った。
相手の男は『黒い炎を纏った竜』の背に乗り、こちらは雷竜の雷(ライちゃん)の背に乗り、大空を竜で駆け、お互いが魔法を撃ち合っている光景。
両者の攻撃をくらい続け、お互いの竜がボロボロになってしまう。
そして両者はここまで共に戦った竜を労い別れを告げ、両者は竜から飛び降り、自身の力で空を舞い、二匹の竜は力尽き大地へ向け落下していった。
私(ワタクシ)は『神雷』を纏い、男はどこに隠していたのか分からないが、マントを取り出しそれを羽織る。どうやらあのマントは飛行能力を与える物なのだろうか?
この後、暫く戦闘が続くが、ドロシィとその男の力量にあまり差がなく拮抗していた。
それから殺し合っていた光景は消え、これが最後に見た夢の光景。
ドロシィの心臓があった場所に大きな穴が空いて、血塗れになって倒れている。先ほどまで殺し合っていた男は私(ワタクシ)を庇いながら、何者かの攻撃を耐えている姿。
男は何か私(ワタクシ)に向かって叫んでいる。
口の動きでなんとなく分かった。
『心臓ぶち抜かれた程度で死んでんじゃねえぞ!』
・・・・いや死ぬわよ!いくらなんでも死ぬから!
夢を見ていた私(ワタクシ)はそう思ったが、
バチバチバチバチバチバチ!
しかし、倒れていたドロシィはヨロヨロとふらつきながらも立ち上がった。そして身体に『神雷』が走り再生していく。
私(ワタクシ)の体が靄が掛かってしまい姿が見えずらくなってしまった。
『おせえぞ!このポンコツ令嬢!さっさと戦え!』
何なのですのこの男は!私(ワタクシ)に向かってあんな無礼な態度を!
だが夢の私(ワタクシ)は、嬉しそうにしていた。
『無差別格闘爆雷流神雷型、究極奥義・・・・』
そして私(ワタクシ)が知らない技名を叫んで、その時に目を覚ました。
この夢は、所詮ただの夢、だと思いたい!けどもし正夢だったら?
あの子が言っていた私(ワタクシ)より強い男が、もし夢に見た男だったら?ドロシィは男との行為を思い出し・・・結果逃げ出してしまった。
神の末裔にあるまじき事をやってしまった!敵から逃げてしまうなんて!
うう、けど今回はいつも心の奥の更に奥から沸き上がってくる何者かの声も聞こえなかったから、ノーカンですわ!ノーカン!
ドロシィは一人考えに耽っていると、上空に何者かがいるのを発見したのでとりあえずそちらに向かってみた。
「なんだお前は?」
気配の感じた場所にいた者を発見してドロシィは固まってしまった。
『黒い炎を纏った竜』にそれに乗る『男』・・・
夢で見た男、ドロシィと殺し合い、共闘したり、そして体を重ね合わせ男。
『異形の両腕の男』だった。
夢との順番違うじゃない!
これどうすればいいのよ!
戦うの?
けど、雷(ライちゃん)が死んじゃう!
逃げる?
ダメよ!私(ワタクシ)は爆雷の後継者!逃げては駄目!
「・・・・」
「ん?どうした・・・ああ、そういう事か、俺の名は『月島竜一』だ。ほれ名乗ったんだからてめえも名乗れよ」
「私(ワタクシ)!ドロシィ=バルバレスですわ!」
これ・・・夢の通りにならないわよね?
「ふうん、そう残念、強者との出会いが目的なら全部喋らす事が出来たのに」
「あら、どういう意味ですの?」
「いるよ、貴女よりめちゃくちゃ強い人」
「・・・・はい?私(ワタクシ)に勝てる者?」
三日月の言葉にドロシィの声は少々怒気が含まれる。
「私の彼氏、で強くてカッコいい、負かされたからって惚れちゃダメだよ?」
「・・・・ふふふ、惚気話?あらあら、素敵な殿方なのね。なら少しは期待しちゃおうかしら?強さに恋人補正がついてないことを祈りましょう。雷(ライ)ちゃん!」
ドロシィの言葉に雷竜は空中に浮かぶ。
「オオホホホホホ!私(ワタクシ)好物は後に食べる方ですの。貴女の恋人とやり合うのは次回にしますわ!」
ドロシィは嵐のように荒らして突然去っていった。
「・・・・ハァァァァァァ!怖かった、あれ、ヤバい、」
三日月は月島竜一がドロシィに勝てると『信じてる』が『絶対勝てる』とは言い切れなかった。
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ドロシィの実家のバルバレス家は世界一の大企業で他の追随すら許さない巨大な力を持った一族であった。
ドロシィはそんな家に生まれ、生まれたその日に次期バルバレス家当主に選ばれた。
何代も前に途切れさせてしまったとされた、ご先祖様の力『神雷』を体に宿していたから。
幼い頃より次期バルバレス家の当主になるべく教育を施されてきた彼女だったが十八歳になったある日、『家出』をしてこの世界に来ていた。
『より神の末裔の血を残す為に、『神雷』の保有者を途切れさせない為に結婚して多くの子を成せ』
父親に、現バルバレス家当主に夫候補の写真の束を見せられ、そう命令された時、イラッとしてつい実の父親に拳を叩き込んでしまった。
なぜかは分からない。今までだって両親や周りの期待に答えようと努力を怠った事はない。逃げ出した事など一度もなかった。当主の命令にも逆らった事など、いや逆らおうと考えた事もなかった。
なぜ拒絶したか本当に分からなかった。
心の奥の更に奥から沸き上がってきた何かに突き動かされて殴ってしまった。
『俺に指図するな!』『立ち止まるな!』『振り返るな!』『進み続けろ!』『愛する者は他人に決めさせるものじゃない!いないなら自分で見つけ出せ!』
頭に響く声に突き動かされて家を出た。
家を出たその日の夜に、野宿をして公園のベンチで寝ていたら、いつの間にか『異世界マグノリア』に来ていた。
そして、幼き日に父親に連れて行かれた『雷闘神殿』で見た『石碑』の事を思い出した時、ある程度の知識が頭の中に流れ込んできた。
それからドロシィは世界中を旅した。
旅の途中に出会った古龍種の雷竜の背に乗って、色々な場所を訪れ、沢山の人々に出会い、別れを繰り返してきた。
それから2年の歳月が過ぎ、二十歳になったドロシィは突然夢を見た。
ドロシィが男に犯されている夢。淫夢。こんな妙に現実味がある夢は初めてだった。
最初は下らない夢だと、私はそこまで男に餓えているのかとちょっとショックを受けたが不思議と気分は悪くはなかった・・・が!悪くはないですけど!あれは何なのですの!
私(ワタクシ)があ、あ、あんな、全裸の方がまだマシと思えるようなエッチな下着を着けて、男の男根を美味しそうに舐めているなんてありえませんの!
ああ、口の中に出されて溢さずに全部飲み干すと頭を撫でられ照れてる自分。
男は『異形の両腕』で私(ワタクシ)をベッドに押し倒すと私(ワタクシ)の膣に男根を挿入してくる。私(ワタクシ)が男に押し倒されて嬉しそうに喘ぎ声を出して・・・
しかも、射精される寸前に私(ワタクシ)が男の首と腰に腕と脚を回して自分から抱き締めるなんて。
そして射精されてあんなに幸せそうな顔をするなんて!
その後、男に何度も犯され、ドロシィの体を支配していく。
うう、あんな事を本当にされたらお嫁に行けませんの!
暫くするとベッドで男とまぐわっていた光景は消え、先ほどまで体を重ね合わせていた男と『殺し合っている』光景に変わった。
その光景を見た時、これも夢だと思った。
相手の男は『黒い炎を纏った竜』の背に乗り、こちらは雷竜の雷(ライちゃん)の背に乗り、大空を竜で駆け、お互いが魔法を撃ち合っている光景。
両者の攻撃をくらい続け、お互いの竜がボロボロになってしまう。
そして両者はここまで共に戦った竜を労い別れを告げ、両者は竜から飛び降り、自身の力で空を舞い、二匹の竜は力尽き大地へ向け落下していった。
私(ワタクシ)は『神雷』を纏い、男はどこに隠していたのか分からないが、マントを取り出しそれを羽織る。どうやらあのマントは飛行能力を与える物なのだろうか?
この後、暫く戦闘が続くが、ドロシィとその男の力量にあまり差がなく拮抗していた。
それから殺し合っていた光景は消え、これが最後に見た夢の光景。
ドロシィの心臓があった場所に大きな穴が空いて、血塗れになって倒れている。先ほどまで殺し合っていた男は私(ワタクシ)を庇いながら、何者かの攻撃を耐えている姿。
男は何か私(ワタクシ)に向かって叫んでいる。
口の動きでなんとなく分かった。
『心臓ぶち抜かれた程度で死んでんじゃねえぞ!』
・・・・いや死ぬわよ!いくらなんでも死ぬから!
夢を見ていた私(ワタクシ)はそう思ったが、
バチバチバチバチバチバチ!
しかし、倒れていたドロシィはヨロヨロとふらつきながらも立ち上がった。そして身体に『神雷』が走り再生していく。
私(ワタクシ)の体が靄が掛かってしまい姿が見えずらくなってしまった。
『おせえぞ!このポンコツ令嬢!さっさと戦え!』
何なのですのこの男は!私(ワタクシ)に向かってあんな無礼な態度を!
だが夢の私(ワタクシ)は、嬉しそうにしていた。
『無差別格闘爆雷流神雷型、究極奥義・・・・』
そして私(ワタクシ)が知らない技名を叫んで、その時に目を覚ました。
この夢は、所詮ただの夢、だと思いたい!けどもし正夢だったら?
あの子が言っていた私(ワタクシ)より強い男が、もし夢に見た男だったら?ドロシィは男との行為を思い出し・・・結果逃げ出してしまった。
神の末裔にあるまじき事をやってしまった!敵から逃げてしまうなんて!
うう、けど今回はいつも心の奥の更に奥から沸き上がってくる何者かの声も聞こえなかったから、ノーカンですわ!ノーカン!
ドロシィは一人考えに耽っていると、上空に何者かがいるのを発見したのでとりあえずそちらに向かってみた。
「なんだお前は?」
気配の感じた場所にいた者を発見してドロシィは固まってしまった。
『黒い炎を纏った竜』にそれに乗る『男』・・・
夢で見た男、ドロシィと殺し合い、共闘したり、そして体を重ね合わせ男。
『異形の両腕の男』だった。
夢との順番違うじゃない!
これどうすればいいのよ!
戦うの?
けど、雷(ライちゃん)が死んじゃう!
逃げる?
ダメよ!私(ワタクシ)は爆雷の後継者!逃げては駄目!
「・・・・」
「ん?どうした・・・ああ、そういう事か、俺の名は『月島竜一』だ。ほれ名乗ったんだからてめえも名乗れよ」
「私(ワタクシ)!ドロシィ=バルバレスですわ!」
これ・・・夢の通りにならないわよね?
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