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第45話 白河さんの恩人と片思いの相手 最後
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「これは・・・酷いな」
月島が二階に上がると食い散らかされた千を越える人間の死体で山が出来ていた。
「こいつは輪島と同じ・・・・」
人間の死体に混じって輪島(悪魔)と似たような姿をしていて肌色が青色と黄色の鬼の姿をした奴が倒れ込んでいた。
「バッサリと真っ二つか・・・しかもこの切れ目、剣の腕前は銀月より上かもしれない」
「いやーお褒めいただいて光栄だねえ」
月島が声のする方を見ると窓枠に座っているフードを深く被り顔を隠している人間?がいた。
声を聞く限りは女か?しかし妙だな。まるで靄がかかっているかのように相手の姿がよく見えず霞んで見える。
「で?なんか用か?」
相手が首を傾げる。
「・・・・この鬼みたいな奴はお前が倒したんだろ?赤色の奴は俺が倒したからもう用はないだろ?それともまだいるのか?」
「私がこの人達を殺したって言ったら?」
「別に余計な手間が省けただけだ。それに床に転がっている人間の死体の傷はどれも千切れているか噛みついた跡があるか潰された死体だからな」
「・・・・ふうん、ねえ『月島君』、君が下に落ちた悪魔を倒したんだよね・・・・なるほどなるほど、さっきの『悪魔の力を吸収した』んだね、ふふふ、美味しそうに育ってるね」
「はあ?悪魔の力を吸収?何言って、」
ペロッ
「美味しい」
油断したつもりはなかったが気付くとフードを被った謎の女が接近して、しかも月島の首筋を舌で舐めていた。
ブォン!
月島は即座に殴り掛かるが拳は当たらず、それどころか女は先程いた窓枠に座っていた。
「冗談だよ、冗談、少しからかっただけじゃないか」
女は窓枠から部屋の方へと降りるとズボンのポケットから小瓶を取り出して蓋を開けてから床に置いた。
何をしようとしているのか理解出来ない月島は黙って女の様子を観察する。
「それじゃいくよ~、魔封波!!!」
なにいいいいい!使うの!魔封波使えんの!俺を封印する気か!
ズル、ズルズルズル、ズズズズズスル!
辺りに散らばっていた死体が小瓶に吸い込まれていってる。先程赤色の悪魔が落ちて出来た穴から一階にあった死体が上がって来ている。
死体が、肉片が、内臓が、血が、ドンドン小瓶に吸い込まれ綺麗サッパリ無くなってしまった。
「マジでか・・・・」
俺ではなかったんだが、まさか本当にやるとは思わなかった。
ちょっと期待してた自分がいるのは内緒な。
月島が呆気にとられていると、
「じゃあ、月島君『またね』」
「待ちやがれ!」
月島は手を伸ばし女は羽織っていたローブを残し消えた。
月島はなんとなくローブの匂いを嗅いでみた。
「これは・・・・桜か?」
謎の女は窓から去っていった。
追ったところで無駄と判断してさっさと一階に降りた。
「月島・・・・今のはお前がやったのか?」
下に降りると二人だけで全てが片付いていた。人を殺した形跡皆無だった。
「いや、変な奴がいたけど逃げてった」
「まあ死体処理は面倒だったから助かるか」
「それより銀月、魔封波があるなら悪魔も実際にいるかもしれないな。世界は不可思議に溢れてるなマジで」
「「???????」」
「なんでもない、帰るぞ!」
月島・銀月・白河が廃ホテルを出ると青色のインプレッサが1台だけ止められていた。
「あれ?この新車は?」
「俺のだが?」
「え?じゃあ大虎は一緒に乗って来たんですか?」
月島が白河の言葉を聞いた瞬間にニヤニヤし始めた。
「実はだな!銀月はお前が拐われたのを知って動揺させて事故らせたんだよな!ははははははは!!!」
「おおおおい!!余計な事は言わなくていいからな!」
「ええええ!」
「それでな!あんまり人が使わない峠道だったから事故車放棄して足で走ってたんだよな!携帯電話も事故でぶっ壊れて、偶々新車が手に入って試し乗りに俺が峠に行ってなければお前さんは今頃埋められたか沈められたかだったな。ははははははは」
「え?事故したの放って来ちゃたんですか?」
「俺の知り合いに回収させたから問題ないがな。銀月、貸しだからなてめえ。くくく、それにしてもあの時の必死な顔で走ってる銀月の、慌てようと来たら、ぷぷぷ、あ、思い出したら笑いが!」
「もういいから黙れ月島!!!」
そして数日後、
「フォルテ、どうしたのその左手の小指!」
心の整理の為に何日か休んだ後、普通に学校に登校したアプリコットが先に学校の教室に来ていた唯一の友達のフォルテに挨拶しようと近づいて気付く。フォルテの小指が無くなっていることに。
「ああ、これ?ちょっとケジメにエンコ、じゃなくてバイト先でしくっちゃてこの様だよ」
「え?フォルテのバイトって清掃のバイトだよね?指が切れちゃうような仕事なんてあるの?」
「はあ~、私としたことがあんな奴等に騙されて護衛を外れてお嬢を危険に晒してしまった。死んで侘びたいけど組長が友達が死んだら娘が悲しむから今回の失敗は小指で勘弁してやるって言われたけど、はあ~」
フォルテはアプリコットに聞こえないような独り言を言いながら盛大な溜息を漏らす。
一方体育館裏では、
「は?付き合ってないのお前等?」
体育館裏は学生の喫煙場所と化しており、多くの学生がここで煙草を吸いにくるが今は月島と銀月だけしかいない。
「分からん、ここ数日間、心と体が熱いんだ!火照って火照って仕方がないんだ!ああ、クソッ!リコ(アプリコット=C=白河の事)の顔を思い浮かべる度に胸が熱く締め付けられるような感覚に襲われる!何なんだこの気持ちは!」
「ええええ、何言ってんのこいつ?キモッ!完全にノロケじゃねえか?初恋チェリーボーイか!セックスくらいした事あるだろ!」
「セックス?ああ、性行為か?あるがそれが?そんな事はどうでもいいんだ!それより今はリコの事を抱き締めたくなる!痣が出来るほど強く!俺の側から離れられないよう縛り付けたくなる!しかし、一方彼女を汚しちゃいけないと思う自分がいる。あああ、月島!俺はどうすればいいんだ?何なんだこの気持ちは!理解出来ない!」
「ん?セックスと抱き締めるって同じじゃ?お前の感覚よう分からん?」
結局、その後は進展する事なく今まで通り、じゃねーよ!
完全にもう付き合ってるだろお前等!ってツッコミを入れたくなる程の無意識イチャラブしやがって、本人達が自覚はしていないようだが周りはアイツ等付き合ってんじゃね確実に!と思ってるくらいだ。
何故か本気で妨害しようとしているフォルテ=マイヤーズを完全に跳ね返すほどのラブ空間を形成している。正直鬱陶しい上に、日に日に銀月が喧嘩レベルがパワーアップしていくのもウザイ。
これで付き合ってないって言われてもな。
それを聞いた連中は嫌味かよってぼやきながら呪詛撒き散らしてたな。
そして月島と白河は異世界に飛ばされて、いるはずがない銀月が来た。
もしかしたら居なくなった白河を銀月は・・・・
そして銀月が処刑されると聞いた白河は・・・・
「俺の出る幕じゃねえよな今回は!行ってこい白河!ケリをつけにな!がははははは!」
月島が二階に上がると食い散らかされた千を越える人間の死体で山が出来ていた。
「こいつは輪島と同じ・・・・」
人間の死体に混じって輪島(悪魔)と似たような姿をしていて肌色が青色と黄色の鬼の姿をした奴が倒れ込んでいた。
「バッサリと真っ二つか・・・しかもこの切れ目、剣の腕前は銀月より上かもしれない」
「いやーお褒めいただいて光栄だねえ」
月島が声のする方を見ると窓枠に座っているフードを深く被り顔を隠している人間?がいた。
声を聞く限りは女か?しかし妙だな。まるで靄がかかっているかのように相手の姿がよく見えず霞んで見える。
「で?なんか用か?」
相手が首を傾げる。
「・・・・この鬼みたいな奴はお前が倒したんだろ?赤色の奴は俺が倒したからもう用はないだろ?それともまだいるのか?」
「私がこの人達を殺したって言ったら?」
「別に余計な手間が省けただけだ。それに床に転がっている人間の死体の傷はどれも千切れているか噛みついた跡があるか潰された死体だからな」
「・・・・ふうん、ねえ『月島君』、君が下に落ちた悪魔を倒したんだよね・・・・なるほどなるほど、さっきの『悪魔の力を吸収した』んだね、ふふふ、美味しそうに育ってるね」
「はあ?悪魔の力を吸収?何言って、」
ペロッ
「美味しい」
油断したつもりはなかったが気付くとフードを被った謎の女が接近して、しかも月島の首筋を舌で舐めていた。
ブォン!
月島は即座に殴り掛かるが拳は当たらず、それどころか女は先程いた窓枠に座っていた。
「冗談だよ、冗談、少しからかっただけじゃないか」
女は窓枠から部屋の方へと降りるとズボンのポケットから小瓶を取り出して蓋を開けてから床に置いた。
何をしようとしているのか理解出来ない月島は黙って女の様子を観察する。
「それじゃいくよ~、魔封波!!!」
なにいいいいい!使うの!魔封波使えんの!俺を封印する気か!
ズル、ズルズルズル、ズズズズズスル!
辺りに散らばっていた死体が小瓶に吸い込まれていってる。先程赤色の悪魔が落ちて出来た穴から一階にあった死体が上がって来ている。
死体が、肉片が、内臓が、血が、ドンドン小瓶に吸い込まれ綺麗サッパリ無くなってしまった。
「マジでか・・・・」
俺ではなかったんだが、まさか本当にやるとは思わなかった。
ちょっと期待してた自分がいるのは内緒な。
月島が呆気にとられていると、
「じゃあ、月島君『またね』」
「待ちやがれ!」
月島は手を伸ばし女は羽織っていたローブを残し消えた。
月島はなんとなくローブの匂いを嗅いでみた。
「これは・・・・桜か?」
謎の女は窓から去っていった。
追ったところで無駄と判断してさっさと一階に降りた。
「月島・・・・今のはお前がやったのか?」
下に降りると二人だけで全てが片付いていた。人を殺した形跡皆無だった。
「いや、変な奴がいたけど逃げてった」
「まあ死体処理は面倒だったから助かるか」
「それより銀月、魔封波があるなら悪魔も実際にいるかもしれないな。世界は不可思議に溢れてるなマジで」
「「???????」」
「なんでもない、帰るぞ!」
月島・銀月・白河が廃ホテルを出ると青色のインプレッサが1台だけ止められていた。
「あれ?この新車は?」
「俺のだが?」
「え?じゃあ大虎は一緒に乗って来たんですか?」
月島が白河の言葉を聞いた瞬間にニヤニヤし始めた。
「実はだな!銀月はお前が拐われたのを知って動揺させて事故らせたんだよな!ははははははは!!!」
「おおおおい!!余計な事は言わなくていいからな!」
「ええええ!」
「それでな!あんまり人が使わない峠道だったから事故車放棄して足で走ってたんだよな!携帯電話も事故でぶっ壊れて、偶々新車が手に入って試し乗りに俺が峠に行ってなければお前さんは今頃埋められたか沈められたかだったな。ははははははは」
「え?事故したの放って来ちゃたんですか?」
「俺の知り合いに回収させたから問題ないがな。銀月、貸しだからなてめえ。くくく、それにしてもあの時の必死な顔で走ってる銀月の、慌てようと来たら、ぷぷぷ、あ、思い出したら笑いが!」
「もういいから黙れ月島!!!」
そして数日後、
「フォルテ、どうしたのその左手の小指!」
心の整理の為に何日か休んだ後、普通に学校に登校したアプリコットが先に学校の教室に来ていた唯一の友達のフォルテに挨拶しようと近づいて気付く。フォルテの小指が無くなっていることに。
「ああ、これ?ちょっとケジメにエンコ、じゃなくてバイト先でしくっちゃてこの様だよ」
「え?フォルテのバイトって清掃のバイトだよね?指が切れちゃうような仕事なんてあるの?」
「はあ~、私としたことがあんな奴等に騙されて護衛を外れてお嬢を危険に晒してしまった。死んで侘びたいけど組長が友達が死んだら娘が悲しむから今回の失敗は小指で勘弁してやるって言われたけど、はあ~」
フォルテはアプリコットに聞こえないような独り言を言いながら盛大な溜息を漏らす。
一方体育館裏では、
「は?付き合ってないのお前等?」
体育館裏は学生の喫煙場所と化しており、多くの学生がここで煙草を吸いにくるが今は月島と銀月だけしかいない。
「分からん、ここ数日間、心と体が熱いんだ!火照って火照って仕方がないんだ!ああ、クソッ!リコ(アプリコット=C=白河の事)の顔を思い浮かべる度に胸が熱く締め付けられるような感覚に襲われる!何なんだこの気持ちは!」
「ええええ、何言ってんのこいつ?キモッ!完全にノロケじゃねえか?初恋チェリーボーイか!セックスくらいした事あるだろ!」
「セックス?ああ、性行為か?あるがそれが?そんな事はどうでもいいんだ!それより今はリコの事を抱き締めたくなる!痣が出来るほど強く!俺の側から離れられないよう縛り付けたくなる!しかし、一方彼女を汚しちゃいけないと思う自分がいる。あああ、月島!俺はどうすればいいんだ?何なんだこの気持ちは!理解出来ない!」
「ん?セックスと抱き締めるって同じじゃ?お前の感覚よう分からん?」
結局、その後は進展する事なく今まで通り、じゃねーよ!
完全にもう付き合ってるだろお前等!ってツッコミを入れたくなる程の無意識イチャラブしやがって、本人達が自覚はしていないようだが周りはアイツ等付き合ってんじゃね確実に!と思ってるくらいだ。
何故か本気で妨害しようとしているフォルテ=マイヤーズを完全に跳ね返すほどのラブ空間を形成している。正直鬱陶しい上に、日に日に銀月が喧嘩レベルがパワーアップしていくのもウザイ。
これで付き合ってないって言われてもな。
それを聞いた連中は嫌味かよってぼやきながら呪詛撒き散らしてたな。
そして月島と白河は異世界に飛ばされて、いるはずがない銀月が来た。
もしかしたら居なくなった白河を銀月は・・・・
そして銀月が処刑されると聞いた白河は・・・・
「俺の出る幕じゃねえよな今回は!行ってこい白河!ケリをつけにな!がははははは!」
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