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第20話 戦闘開始
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「いくぞ!つきしまああああ!」
え?ヤル気ないんだが・・・向かってくるので、仕方がなく『竜の宝物庫』から『火剣』を取り出し、光ヶ丘の繰り出してきた聖剣の一撃を受ける。
パッキーーーン!!
はっ?え?ちょっと待って!
はああああああああ!!折れた!!
『火剣』の方が『聖剣』の一撃を受け止めきれず、一撃で破壊されてしまった。
『火剣』正式名称『機鋼火竜剣』
片刃の剣で刃の部分は『火竜の炎』を常に纏っている。敵を焼き斬る剣で手元についている『ダイヤル』を回す事によって炎の火力を調節でき、『トリガー』を弾くと刀身を炎で伸ばしたり、火属性の斬撃を飛ばしたり、峰にあるジェット機構を噴射させ斬撃に勢いをつけたりする事が出来る剣。
火竜が鑑賞用1本、保管用2本、布教用2本の内1本は人に譲渡。4本保持している内の1本が折られた!
世界に5本しかない名刀が呆気なく折れた。
ちょっと待って!なんだその剣の切れ味は!
俺は光ヶ丘の斬撃をかわし続ける。
「ちょこまかと動き回るな!!」
ザシュ!!
光ヶ丘の斬撃が俺を捉え左腕が切断された。
「光ヶ丘君!やりすぎだ!!」
「光ヶ丘てめえ!マジで殺す気か!!」
七瀬と釈迦峰の言葉に光ヶ丘は、
「君達の洗脳を解くためだ!仕方がないんだ!」
「いいぞ!光ヶ丘!殺しちまえ!!ぶっ殺せ!!」
田島獅子王丸が光ヶ丘を応援する。俺がやられているのがいい眺めなのか、その顔は明らかに嬉しそうに笑いながら。
ちっ!駄目だ!左腕が戻らない!
光ヶ丘の聖剣の能力の一つ。
水や火のような流動体を斬る事が出来る・・・正直、聖剣だけしか怖くない。素人の剣なんざどうにでもなると思ったが!
こいつ凄腕の剣士か誰かに指導を受けたな?明らかに素人の剣筋じゃねえ!動きが達人級だよ!
「月島・・・俺は出会った頃からお前が気にくわなかった」
「はっ!俺はお前なんかに興味はなかったけどな」
「そういう所もだよ!!」
「てめえ!マジで殺す気だな!」
「皆の洗脳を解くためだ!お前が死ねば全部元通りだ!」
「いや、洗脳って俺は、」
「じゃなきゃあ、お前みたいな喧嘩しか能がない奴になんでついていく奴がいるんだよ!あり得ないだろ!しかもこの世界で罪もない人を殺した狂人が!」
ああ、面倒くせえ!殺すか?でもなあ、コイツ殺してもなんの面白味がねえしな。
けど、ムカつきが抑えられそうにない!
左腕の斬られた先から『肉体流動化』でも腕が作れない!!
「お前は小学生の時、俺の初恋だった『三日月 友』に始まり!中学の時に好きだった女子は月島の事がが好きだと俺の告白を断り!高校では婚約者まで奪うのか!」
・・・・全部じゃないけど逆恨みだろうが!!
小学生の時は、お前が『三日月 友』に断っても執拗に言い寄ってるって相談されたからボコボコにして、中学はそもそも別だったろ!お前の好きな女なんて知らねえよ!高校に至っては俺関係なくない!勝手についてくるって言ってるだけ!それ当事者同士で話し合えるだろ!
「俺はお前よりも優れている!全てにおいてだ!」
・・・・・うん、もう殺そう。
「家の金も地位も権力も全てにおいて俺が勝ってる!」
ンな訳ねえだろ!家の父ちゃん魔王ですから!!
気分が乗らないだけだったがもういい殺そう。ぶっ殺そ!
「調子に乗ってんじゃねえぞ!」
俺は左腕を『生やした』。
『人間の腕』ではない。『火竜の腕』でもない。それは『悪魔の腕』・・・でもなかった・・・?
あんれえええええ???
俺的には悪魔の腕を生やしたつもりだったんだけど!
純白の左腕。その腕には小さい6枚の純白の羽が生えて、手の甲には月明かりのような優しい光を宿った丸い形の金色の宝石が埋め込まれている。左腕の義手の名は『ルクスブリンカー(光をもたらす者)』。
頭に腕の説明が流れてきた。
・『ルクスブリンカー』
『人間の魂』と『天使の肉体』が合わさり出来た義手。
光属性の力をその身に宿した。
浄化の力をその身に宿した。
光属性に耐性がついた。
んんんんんん?どういう事!
「月島、腕を新しく生やした所で俺の聖剣は防げない!」
光ヶ丘の聖剣の一撃を俺は左前腕部で受けた。
ガキーン!
今度は斬られなかった。いや、寧ろ、
「なっ!俺の聖剣にヒビだと!クソっ!まだだ!」
光ヶ丘が聖剣の刀身を撫でるとたちまちヒビが入った場所は修復され、今度は自分を中心に複数の光属性の分剣を作り出し放ってきた。
光属性とはいっても光の速度ほどではないが、速い!
俺は両腕で翔んできた剣を殴って破壊する。
パキン!ガキン!パリン!ガキャン!バキン!パキン!
翔んできた分剣を全て破壊した。
右腕の『悪魔の義手』は多少傷を負ったが、左腕の『天使の義手』は寧ろ光の剣を吸収していて傷付かなかった。
「本当だったのかい?月島君の母親はかつて『天使の血』が流れていたと噂を聞いた事がある。けどその『天使の力』は昔に失ったと聞いていたのに?まさか!母親から月島君に力が移ったとでもいうのかい?」
七瀬!そういうのも教えといてくれないかな!!
父『大悪魔』+母『世界最強の人間+天使』=俺『???』
分からん!俺って何者何ですか?
「ちっ!これを防ぐか!ならこれならどうだ!」
光ヶ丘の聖剣が眩いほどの光を発する。
「塵一つ遺さず消滅しろ!!」
これは光属性の斬撃を飛ばすというやつか!
「消えろ!つきしまあああああああああ!!」
え?ヤル気ないんだが・・・向かってくるので、仕方がなく『竜の宝物庫』から『火剣』を取り出し、光ヶ丘の繰り出してきた聖剣の一撃を受ける。
パッキーーーン!!
はっ?え?ちょっと待って!
はああああああああ!!折れた!!
『火剣』の方が『聖剣』の一撃を受け止めきれず、一撃で破壊されてしまった。
『火剣』正式名称『機鋼火竜剣』
片刃の剣で刃の部分は『火竜の炎』を常に纏っている。敵を焼き斬る剣で手元についている『ダイヤル』を回す事によって炎の火力を調節でき、『トリガー』を弾くと刀身を炎で伸ばしたり、火属性の斬撃を飛ばしたり、峰にあるジェット機構を噴射させ斬撃に勢いをつけたりする事が出来る剣。
火竜が鑑賞用1本、保管用2本、布教用2本の内1本は人に譲渡。4本保持している内の1本が折られた!
世界に5本しかない名刀が呆気なく折れた。
ちょっと待って!なんだその剣の切れ味は!
俺は光ヶ丘の斬撃をかわし続ける。
「ちょこまかと動き回るな!!」
ザシュ!!
光ヶ丘の斬撃が俺を捉え左腕が切断された。
「光ヶ丘君!やりすぎだ!!」
「光ヶ丘てめえ!マジで殺す気か!!」
七瀬と釈迦峰の言葉に光ヶ丘は、
「君達の洗脳を解くためだ!仕方がないんだ!」
「いいぞ!光ヶ丘!殺しちまえ!!ぶっ殺せ!!」
田島獅子王丸が光ヶ丘を応援する。俺がやられているのがいい眺めなのか、その顔は明らかに嬉しそうに笑いながら。
ちっ!駄目だ!左腕が戻らない!
光ヶ丘の聖剣の能力の一つ。
水や火のような流動体を斬る事が出来る・・・正直、聖剣だけしか怖くない。素人の剣なんざどうにでもなると思ったが!
こいつ凄腕の剣士か誰かに指導を受けたな?明らかに素人の剣筋じゃねえ!動きが達人級だよ!
「月島・・・俺は出会った頃からお前が気にくわなかった」
「はっ!俺はお前なんかに興味はなかったけどな」
「そういう所もだよ!!」
「てめえ!マジで殺す気だな!」
「皆の洗脳を解くためだ!お前が死ねば全部元通りだ!」
「いや、洗脳って俺は、」
「じゃなきゃあ、お前みたいな喧嘩しか能がない奴になんでついていく奴がいるんだよ!あり得ないだろ!しかもこの世界で罪もない人を殺した狂人が!」
ああ、面倒くせえ!殺すか?でもなあ、コイツ殺してもなんの面白味がねえしな。
けど、ムカつきが抑えられそうにない!
左腕の斬られた先から『肉体流動化』でも腕が作れない!!
「お前は小学生の時、俺の初恋だった『三日月 友』に始まり!中学の時に好きだった女子は月島の事がが好きだと俺の告白を断り!高校では婚約者まで奪うのか!」
・・・・全部じゃないけど逆恨みだろうが!!
小学生の時は、お前が『三日月 友』に断っても執拗に言い寄ってるって相談されたからボコボコにして、中学はそもそも別だったろ!お前の好きな女なんて知らねえよ!高校に至っては俺関係なくない!勝手についてくるって言ってるだけ!それ当事者同士で話し合えるだろ!
「俺はお前よりも優れている!全てにおいてだ!」
・・・・・うん、もう殺そう。
「家の金も地位も権力も全てにおいて俺が勝ってる!」
ンな訳ねえだろ!家の父ちゃん魔王ですから!!
気分が乗らないだけだったがもういい殺そう。ぶっ殺そ!
「調子に乗ってんじゃねえぞ!」
俺は左腕を『生やした』。
『人間の腕』ではない。『火竜の腕』でもない。それは『悪魔の腕』・・・でもなかった・・・?
あんれえええええ???
俺的には悪魔の腕を生やしたつもりだったんだけど!
純白の左腕。その腕には小さい6枚の純白の羽が生えて、手の甲には月明かりのような優しい光を宿った丸い形の金色の宝石が埋め込まれている。左腕の義手の名は『ルクスブリンカー(光をもたらす者)』。
頭に腕の説明が流れてきた。
・『ルクスブリンカー』
『人間の魂』と『天使の肉体』が合わさり出来た義手。
光属性の力をその身に宿した。
浄化の力をその身に宿した。
光属性に耐性がついた。
んんんんんん?どういう事!
「月島、腕を新しく生やした所で俺の聖剣は防げない!」
光ヶ丘の聖剣の一撃を俺は左前腕部で受けた。
ガキーン!
今度は斬られなかった。いや、寧ろ、
「なっ!俺の聖剣にヒビだと!クソっ!まだだ!」
光ヶ丘が聖剣の刀身を撫でるとたちまちヒビが入った場所は修復され、今度は自分を中心に複数の光属性の分剣を作り出し放ってきた。
光属性とはいっても光の速度ほどではないが、速い!
俺は両腕で翔んできた剣を殴って破壊する。
パキン!ガキン!パリン!ガキャン!バキン!パキン!
翔んできた分剣を全て破壊した。
右腕の『悪魔の義手』は多少傷を負ったが、左腕の『天使の義手』は寧ろ光の剣を吸収していて傷付かなかった。
「本当だったのかい?月島君の母親はかつて『天使の血』が流れていたと噂を聞いた事がある。けどその『天使の力』は昔に失ったと聞いていたのに?まさか!母親から月島君に力が移ったとでもいうのかい?」
七瀬!そういうのも教えといてくれないかな!!
父『大悪魔』+母『世界最強の人間+天使』=俺『???』
分からん!俺って何者何ですか?
「ちっ!これを防ぐか!ならこれならどうだ!」
光ヶ丘の聖剣が眩いほどの光を発する。
「塵一つ遺さず消滅しろ!!」
これは光属性の斬撃を飛ばすというやつか!
「消えろ!つきしまあああああああああ!!」
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