外道降臨~本物の自重無しを見せてやるぜ!悪人プレイで異世界を蹂躙する

アカヤシ

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第15話 ちっぱいこそ究極にして至高のオッパイ・by月島竜一

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「それで?どこ行くの?」

「ん?まずは仲間を迎えにユステリカ王国に行って、くくく、近々この国がゴルディウス帝国とやらに戦争を仕掛けるらしんでなその混乱に乗じて、戦地に近い町や村をターゲットに略奪して資金を稼いだ後の事は、後からの楽しみって事で」

「戦争?ウチがゴルディウス帝国に?私抜きで勝てるの?あの『雷戦姫』に?本気なの?」

「ん?『雷戦姫』?誰だそれ?」

「スンゴイ強い人!」

「・・・・・もう少し具体的に教えてくれるかな?」

ゴルディウス帝国の第1皇女にして帝国最強戦力。
その能力は『体を雷に変化』させ雷鳴の如く戦場を駆け抜け敵を瞬殺していく。

『雷戦姫』の本気の一撃は大山をも一撃で消し飛ばす。

未だに勝てた者は居らず、帝国内では彼女は『無敵』とも言われている。

「ほう、凄まじいな・・・・その言いぐさだとアニスたんは戦った事があるんだな。どうだった?」

「ん~とね!ん~とね!スンゴイ速かった!けど、私は何でか相手の攻撃してくるタイミングが分かったからね!避けたり攻撃出来たけどね!周りの兵隊さん達が弱すぎて勝てないの!兵隊さん達が一瞬すら耐えきれずにバラバラになるの!」

「一対一なら勝てるか?」

「ん~、勝てないの!」

ほう、断言しやがった。それほどの強さという事か!

「あのおっぱい族には勝てないの!」

・・・・・・今なんて言ったのアニスたん?

「バインバインって大きいお胸を揺らしながら戦ってるの!あのおっぱいには勝てないの!」

何でイキナリ胸の話になったの!

『雷戦姫』戦闘力の話をしてたんだけど!

「あのおっきなお胸はまだまだ成長過程なの!2年も会ってないからどれだけ成長したか未知数なの!」

とりあえず胸から離れようか!

「ゼロは胸はおっきい方が好き?」

アニスの突然の質問だったが、

「ちっぱいこそが究極にして至高のおっぱい!!!今のアニスたんこそ完成型だ!!!今の君はちっぱいは・・・さいっこうだあああああ!!」

ゼロはタイムラグなしの即答だった。

ゼロ(月島竜一)は普段はクールぶってるがロリに関わるとキャラ崩壊する。

「そっか!優しい人はだあああい好き!」

アニスはゼロに抱き付いて来た。

はははは、『雷戦姫』なんか、もうどうでもいいや!

ゼロは能力でベッドを作り出した。

「うわっ!何コレ何コレ!ベッドだあ!どうやったの?どうやったの?スンゴイスンゴイ!柔らかい!沈んでくみたい!気持ち良い!」

ゼロのベッドを作り出した能力に最初は驚いていたが、ベッドにダイブしたアニスは今度はベッドの性能に驚いていた。

「今からベッドでアニメたんをペロペロするけどいいかな?」

優しく尋ねるゼロ、チッコイ少女限定のゼロの優しさだが。

「本当にするの?私みたいなちっちゃい子よりおっぱい大きい帝国のお姫様みたいな人がいいんじゃないの?兵隊さんが言ってたみたいに?」

兵隊?兵隊がなんて言った?

「なんで俺達を指揮するのはあんなガキなんだって?強いだけの平民出が俺等の指揮をとるんだって?あんなガキにやらせるからまた負けたんだって言わないの?どうせなら『雷戦姫』みたいな大人の女性に指揮されたいよなあって言わないの?」

はあ?そいつら死刑だな。

俺はベッドにいるアニスたんにルパンダイブをしようとするがラクシャータに止められる。

「なんだよラクシャータ、お前も混ざりたいなら混ざれば良いだろ!邪魔するなよ」

「ちちち、違うよ!誰かがこっちに来てる!人数はかなりいる!真っ直ぐ監獄に近づいて来てるわよ!」

はあああああああ!!ちょっと待てや!!どこのどいつだ!!俺とアニス&ラクシャータのラブエッチタイムイベント突入の流れだったろ!ぶっ殺す!ぶっ殺すからあああ!!

「アニス!!戦えるか?・・・・というのは杞憂だな」

活発な少女の顔は戦闘狂の顔に凶悪な笑みになっていた。

「やって良いの!ヤるよ!殺っちゃうよ!殺っちゃうよ!殺っちゃうよおおおおお!ああああん!武器がないいいい!殴っちゃう?殴っちゃう?よし殴ろう!!グチャグチャにしてあげるうううのだああああ!!!」

俺は能力でゲームに出てくる呂布の武器をイメージした方天画戟を作り出した。

「アニス!武器いるか?」

その武器を見たアニス瞬間、目を輝かせてと言わんばかりに見つめてくる。

俺はアニスに方天画戟を渡した。

「きゃははは、良い武器!これなら私の能力に耐えきれる!!」

ビュン!ヒュンヒュン!ビュオン!ビュオン!ビュオン!ビュオン!

方天画戟を難なく振り回すアニスたん。

「準備運動完了!!よおおし!殺っちゃうよ!」

「ちょっと待った!」

俺はアニスを制止する。

「あっさり殺したらつまらないだろ?まず相手を見て、それからあっさり殺すか?じわじわなぶり殺すか?最初に僅かな希望与えておいて最後に大きな絶望を与えて殺すか?決めようぜ?」

「え~~~、う~ん、う~ん、うん!分かった!」

最初は渋った顔をしたが了承してくれた。

俺達は監獄の入り口が見える草むらの中に隠れた。

しばらくすると千人程度の部隊がやって来た。

「あれは、『ドレイク公爵家』の私兵かしら」

「ドレイク公爵家?なんで分かる?」

ラクシャータはどうやら知っているようだった。

「部隊の中に旗を持っている人がいるでしょ?」

「ああ、いるな。赤い竜の柄・・・・赤い竜?」

ああ、なるほど奴等があの、

「『火竜を従えていた公爵家』よ」

「まさか火竜が死んだのを察知したのか?サイレントキルしたから近くの町や村には気付かれていないと思ったが?」

火竜を殺して楝獄監獄に侵入してからまだ三時間くらいしかたってないのに。

「多分あれじゃない?アニスの公開処刑の関係で部隊が近くの町にいて火竜の死を察知する術を持っていてドレイク公爵が慌てて確認させに来たんじゃない?ドレイク公爵家って歴史だけで中身がスッカスッカの貴族で火竜がいなければ何の取り柄がない奴等だって昔、御父様が言ってた」

「へえ~、そりゃ慌てるだろうなあ~」

その千人の部隊が監獄の入り口で停止して複数に別れて行動し始めた。

「さて、ラブエッチタイムを邪魔されたが奴等にはなんの思い入れもないし・・・・サクッと殺っちまうか?」

「じゃあ、殺っちゃおおおおおお!きゃはははははは!!」

「!(°Д°)!ちょっとまっ、・・・・」

「きゃはははははは!!ばああああ!そおおおら!!」

せっかく部隊が別れたから一つ一つ潰して遊ぼうと思ったがアニスたん新しいオモチャ(方天画戟)を手に入れたからか大はしゃぎして叫びながら兵隊に突っ込んで行った。

「なっ!なんだお前は!」

「敵だ!敵は一人か!・・・・アニス!アニス=べリアルだああああ!罪人が脱獄してるぞ!!」

「赤髭の孫、『真紅の悪魔』だああああ!能力者!前に出ろ!!」

(°Д°)っ!ええええええええ!

ちょっと待って!アニスたん一目で分かるほどの有名人なんすか!

てっきり、実物見ても分からなかった!とか、噂と違うじゃねえか!みたいな事になると思ってたのに見て分かるレベルの有名人なのアニスたん!

大丈夫かな?ヤバいかも?王都に連れて行って大丈夫だろうか?

場合によっては変装させる必要があるかも?

「きゃはははははは!!」

アニスたんは俺の心配を他所に叫び声を聞いて別れていた部隊が引き返して来たがたかが千人の兵隊が集まっても、所詮雑魚は雑魚だった。
結局、彼女にはかすり傷すら負わせられずに千人全員死んだと思ったが。

アニスたんは一人だけ両足を折っただけで、生かしてこっちに向かってきた。

「アニスたん、この人は?」

俺は生き残りを指差し問いかける。

「一番偉そうだから生かしておいたのだ!」

「ア、アニスたん!」

ごめんよアニスたん!これ『教育』する所から始めないと駄目だなこの子って勝手に思ってたけど、そんな事ない!
アニスたんはやれば出来る子だ!

俺は頭を撫でてやると、アニスたんも年相応の笑みを浮かべ抱き付いて来た。

「偉い!アニス良い子?」

「ああ、アニスたんはとっても良い子だな!けど次からは俺の意見を聞いてから突っ込んでくれよ?」

「ん~とね?考えとく!」

くっはっ!全面的な肯定よりちょっと反抗的な所も可愛い!

「貴様!何者だ!いや、それより貴様がやった事は重罪だぞ!アニス=べリアルの脱走を手引きした貴様の所業は大罪だ!死刑だ!死刑だ!そして更にはドレイク公爵家の火竜を殺した罪を入れれば死刑を越えた刑が与えられるだろう!」

「アニスたん!かわいいい!ペロペロしていい!していいかな!」

「あっ、もうやったな!お返しなのだ!チュッ!チュ!」

「なんのこっちはペロペロ返し!!」

「ちちち、ちょっとアンタ達!!何してんのよ!」

「誰この子?殺って良いの?」

「え?さっき一緒に隠れてたよな?この子はラクシャータだ」

「へえ?ふうん?なるほどなるほどね」

アニスはラクシャータをジロジロ見て観察する。

「な、何よ!」

「べっつに!ただね~、綺麗にしたつもりでも~、いやらしい匂いがプンプンしてるよ~!と・く・に!口とかお股から!」

「何嗅いでんのよ!」

「きゃははは!私の『身体強化』能力は力だけじゃない嗅覚も上げられるのだ!だから離れてても貴女からエッチな匂いがプンプンしてるの!くっさいのだ!とってもくっさいのだ!」

「し、し、失礼でしょ!貴女!今すぐ能力を解除なさい!」

「やああああ!エッチな匂いさせた変態者が追っかけてくるのだあああ!」

「待ちなさい!こらああああ!」

「うんうん!小さい女の子がはしゃいで走り回る姿!いいね!すっごくいいね!いいね!ボタン押しちゃうね!グッとくるね!」



アニスを追い回すラクシャータを見て鼻血を出しながらその光景を記憶に焼き付けようとするキャラ崩壊しているゼロ(月島竜一)。



誰も捕らえた兵隊の話を聞いていなかった。

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