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第3話 行き当たりばったりではヤバいかもしれない!

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「と、言いたいがキサラの『躾』で時間をくったからな出発するぞ。おいギース、ポーションよこせ。ラクシャータの傷を治すから」

「・・・・ポーション?なんだそれは?」

「ん?ああ、飲むと傷が治る薬品だな。もしかして存在しないのか?」

「う~ん、回復魔法とかならあるけどな~、そういうのは聞いた事ないな」

「キサラ、お前は知っているか?」

「申し訳ございませんご主人様!ポーションなる物の話を聞いた事がございません!」

ギースやキサラの反応を見て閃いた。

「くくく、面白い事思い付いた!おいキサラ、ラクシャータの口を開けさせて固定しろ!」

「はい!ご主人様!」

命令される事に喜びを感じるキサラは俺の命令を遂行する。

「やめて!キサラ!やめなさい!」

「ラクシャータ様、私達はご主人様の性処理肉便器なのですから。ほら、暴れないで下さいね」

ラクシャータの口を開けさせて固定したのを確認すると俺はズボンのチャックを下げ、男根を出す。

「ぶふっ!デカッ!小さいガキが好きとか言ってた癖にでけーな!」

俺の男根を見たギースが嘘だろ!と驚愕していた。

「馬鹿だな~、だから良いんじゃねえか。入りそうにない穴に無理矢理捩じ込む快感がたまんねえんじゃねえか。それよりキサラ、しっかり固定しろよ狙いが逸れるからな」

じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

「げえ!やべっ!やめて!ぐえ!」

ラクシャータはキサラに固定されて動けないし口を閉じることすら出来ずに俺の小便をモロに受け止めてしまう。

「ふう、スッキリした。おい、キサラ離していいぞ」

解放されたラクシャータは必死に吐き出そうする。

「何するの!このクズ!ぐえっ!げえっ!」

「骨折を治してやったんだから良いだろ」

俺の言葉を聞いたラクシャータは己の両腕両足を確認すると言葉通り骨折が治っていた。

「は?え?え?どういう事だダンナ!」

「俺の小便をポーションに変化させたんだよ!ぎゃははは!重症の傷すら治る奇跡の薬!村や町で売りだしゃあ、大金出して買い求めて来るだろうな!正体を隠して販売するんだよ!まあ、別にペニスからじゃなくても指先からでも出せるが、その薬の正体が俺の小便だと知ったら、ぷはははは!」

「悪魔だ!悪魔がいるぞ!ダンナ!あんたは大悪党だな!」

誉めるな誉めるな!照れるだろ!

「ラクシャータは縛らなくて良いぞ。キサラお前がそいつを見張れ。え~と、お前名前は?」

そういえば『レビテーション』の使い手の青年の名前を聞いてなかった。

「俺っすか?俺の名前はマリルと言います!」

「マリル?なんか女みたいな名前だな?そういえば中性的な顔してんな?女か?ほれ脱いで見ろや」

「虐めっすか!やめて下さいっす!ちゃんとした男っすよ!」

「まあいいや、他の連中にも出発するぞと伝えてこい」

「わかりましたっす」

マリルは走って伝言を伝えに言った。

「おら、行くぞ!」

それから2日経過した。

その間、俺はラクシャータに手は出していない。
どうせならじっくりねっとり徹底的に虐めてやりたいからな。アジトについてからの楽しみにとってある。と言いつつ媚薬やらなんやらを投与して反応を見て楽しんではいる。直接は触ってないよ。

アジトについてからの予定を想像しニヤニヤしている所に突如、ぞわっと悪寒を感じた。

「おい、予定変更だ!」

「は?何言ってんだダンナ?あと1日もしない内に目的地に着くのに?」

「嫌な予感がする。方向転換させろ!今すぐこの場から離れるぞ!全速力だ!急げ!」

「分かった!てめえら!聞いてたな!今すぐ離れるぞ!ついてこい!」

俺達は来た道を引き返す。
かなりの距離を引き返し、俺は馬車を停止させるよう指示した。

「ダンナ?これからどうする?」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

突如、大規模爆発が起きる。
俺達が進んでいた方向だ。
かなり離れた場所にいたはずだが爆風や瓦礫?がここにまで到達した。
爆風が収まり爆発が起きた方向を見るとキノコ雲が上がっていた。

「は?何が起きた?爆発?あんな規模の爆発させる兵器なんて聞いた事がない!魔法か?」

ギースやその部下とラクシャータやキサラまで顔を青ざめさせ唖然としていた。
どうやらラクシャータやキサラの関係者の仕業ではないようだ。

「ダンナ?何で分かったんだ!あのまま行ってたら俺等も巻き込まれてた!何で!」

「嫌な予感がしただけだ。もの凄いな」

ギース達が見た事も聞いた事がないなら、もしかすると異世界から、俺と一緒に来ていた連中の可能性の方があるかもしれない。

勝てるか?

核爆発ほどの規模ではないにしろ、それに匹敵するような爆発を起こせるような奴に。

「おい、確かアジトの近くに村がなかったか?」

「あれじゃあ、もう吹き飛んでるだろ」

「お金さえ払えば盗賊の俺等にも酒を売ってくれたんだがなあ」

ギースの部下共を無視して考える。
早急に自身の能力を解析、把握、強化する必要があるな。
敵対するかもしれないしな。

「おい、ギース。お前はアジトを失なったんだろ?ここから近い他のアジトは?」

ギースは首を横に振る。

「他のアジトは囮用のアジトか危険性があるアジトだ。あそこが一番危険性が低かったんだがな」

「仕方がないか。この場所からも急いで離れた方がいいな。爆発の調査やらなんやらで軍も動くかもしれない」

「ダンナ!」

突然ギースとその部下が土下座をしてきた。

「俺達をダンナの部下にしてくれ!」

「言っとくが俺はお前等を使い捨てるかも知れねえぞ?それでも良いのか?やめといた方が良いんじゃねえ?」

「あんたとなら何かでっかい事を為す事が出来るかもしれない!」

「はあ?んん、それが悪名でもか?最後には惨めに処刑されて人生が終わるかもしれないぞ」

「傭兵稼業に盗賊稼業。罪もない人間を殺したり売ったりしたんだ、もう真っ当な人生を送れるなんて思っちゃいねえ。死に方なんて出来る訳がない。なら悪行重ねて一番深い地獄に行くのも悪くはねえなってな!」

「良いだろう。とりあえず一番近い町に行くか?今後の活動計画や色々考える事が多いからな」

ちっ!ラクシャータの調教計画は暫く中止だ!

まずは敵対存在が現れた時の為に戦えるように自分の『能力』を完全に理解し使いこなす必要があるな。





※月島 竜一(ダンナ)が危険視した大規模爆発を起こした『能力者』は月島 竜一の幼馴染の1人、『三日月 友』であり、自身の能力確認の最中に操作ミスしてやらかしちゃた物であった。
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