25 / 32
#24. 消えた彼女(Side智行)
しおりを挟む
日本での国際会議を明後日に控えたその日、僕が家に帰ったのは22時半頃だった。
これでも今日は早く帰宅できた方だ。
キッチンやリビングの電気は消えているが、部屋から灯りが漏れているので、環菜は自分の部屋にいるのだろう。
僕も自分の部屋に戻り、シャワーを浴びて、就寝の準備を整える。
そろそろ日本へ行くための荷造りもしないとなと考え始めたところで、部屋のドアがノックされる音がした。
こんな時間に環菜が訪ねてくるのは珍しい。
不思議に思いながらドアを開けると、寝支度を終えたであろう環菜が佇んでいた。
寝る前だというのに、わずかに薄く化粧をしているようだ。
それに、透け感のあるレースのネグリジェを身にまとっていて、カーディガンを羽織っているものの、肌の露出が多くて目のやり場に困る。
一体どうしたんだろうと思わずにはいられない雰囲気だった。
(こんな時間にこんな格好で男の部屋に訪ねてくるなんて、襲ってくださいって言ってるようなものなんだけどな。自覚ないのかな)
家にいる環菜はいつも僕に興味がない態度なのだから、あの旅行の時のようなことは起きないことは理解している。
だが、こんな姿を見せられたら、嫌でもあの夜の艶かしい環菜の痴態を思い出す。
また理性を試される生殺しみたいな状態だなと思った。
「遅くにごめんね。あの、実は智くんに話があって‥‥。今いい?」
「話?」
上目遣いで僕を見ながら、おずおずとそう切り出した環菜は、少し緊張している様子だ。
「じゃあリビングで話そうか」
「ううん、智くんの部屋がいい。入っていい?」
半ば無理やり中に入って来られて、ちょっと面食らう。
せっかく無自覚に煽ってくる環菜を共用スペースへ連れて行き、少しは落ち着こうと思ったのに台無しである。
しかも、部屋に入るなり、ベッドの上に乗り上げて正座するように座り出した。
(これは襲われても文句言えないと思うんだけど‥‥)
心の中でため息を吐き出しながら、ニコリと笑顔を作ると、環菜と反対側のベッドの端に腰をおろした。
「それで?話ってなに?どうかしたの?」
努めて冷静を装いながら問いかけると、環菜はビクッと身体を一瞬震わせ、僕に目を向けた。
その表情を見て、「おや?」っと思う。
いつも家にいる時に見せるものではなく、婚約者のフリをしている時のそれだったのだ。
「あの、こんなこと言うと、智くんは驚くかもしれないし、不快に思うかもしれないんだけど、聞いてくれる?」
「‥‥いいよ」
不穏な響きに身構えるが、環菜が次に口にした言葉は予想外のことだった。
「‥‥私のこと抱いて?婚約者役じゃなくて、ただの秋月環菜として」
「‥‥は?」
思わず素で変な声が出てしまった。
(今のは聞き間違いか?なんかとんでもないことを言われた気がするんだけど)
「智くんには申し訳ないんだけど、私、いつのまにか智くんのこと好きになってしまったの。自分に興味や好感を持たない相手だから必要とされたのに‥‥。こんなこと言われると、困るよね。ごめんね」
「‥‥え、待って。環菜はフリとか関係なく、僕のことが好きってこと?でも家では興味ない感じだったよね?」
「そう見えるように演じてたの。だって智くんが求めてるのはただの婚約者役だから。もし好きだってことがバレたら、もう一緒にいられなくなると思って必死だった‥‥。ごめんね、好きになっちゃって‥‥」
環菜は本当に申し訳なく思っているのか、目尻に涙を溜めながら、うるんだ瞳で僕を見る。
だが、僕の心はむしろ環菜の表情とは真逆で、歓喜が湧き起こる。
(つまり、僕と環菜は同じ気持ちってことか。お互いにその気持ちを隠して、すれ違ってたんだな‥‥)
「謝らなくていいよ。僕も同じ気持ちだから」
「‥‥えっ?」
「僕も婚約者のフリとか関係なく、環菜を好きってことだよ」
「‥‥うそ!?」
「本当だよ。家ではよそよそしい環菜に何度悲しくなったことか。環菜の演技はある意味完璧だったよ」
あれが演技だったのなら、婚約者のフリをしている時のあの僕を好きで堪らないという態度の環菜が本当の姿だったということだ。
それに気づくとなんとも言えない喜びが胸を駆け巡る。
人と思いが通じ合うというのは、こんなに嬉しいものなのかと思った。
僕はベッドの上に座る環菜に近寄ると、すっぽり腕の中に閉じ込めて包み込むように抱きしめた。
環菜も背中に腕を回してギュッと抱きしめ返してくれる。
そこで、さっき環菜が「抱いて欲しい」とお願いしてきたことを思い出した。
「環菜‥‥」
抱きしめた身体を少し離して、環菜のぷっくりと柔らかい唇にキスをする。
そのまま貪るように唇を求めながら、ベッドの上に押し倒し、環菜を見下ろす体勢になる。
「んっ‥‥!ちょ、ちょっと待って‥‥」
「散々待ったよ。婚約者のフリしてる環菜じゃなく、環菜自身をずっと抱きたかった。悪いけど、もう待てないから」
「あ‥‥」
これ以上何も言えないように、唇で塞ぐと、もう環菜もそれ以上は何も言わず、僕たちはただお互いを求め合った。
あの旅行の時よりも、素直に反応して喘ぐ環菜にいちいち煽られ、理性はすっかり吹っ飛んでいた。
あの時も初めて感じる昂りに驚きながら行為に没頭したが、今日は気持ちの通じた相手と肌を重ねることの幸せを初めて実感した。
同じ行為でも、気持ちがあるだけで、こんなに愛しく感じて、こんなに溶けるような気持ち良さを感じるなんて。
(こんなのを知ったらもう手放せないな。まぁもう手放すつもりもないけど)
「‥‥あっ、はぁ、智くん‥‥!」
「環菜、愛してるよ」
「あ、あっ‥‥んんっ。私も愛してる‥‥!」
快感に喘ぎながら、僕の首に必死にしがみつく環菜が愛しくて愛しくてたまらなかった。
ギュッと抱きしめ、重なった肌の甘さに酔いしれる。
何度もお互いを求めながら、気持ちを確かめ合い、僕たちは甘い一夜を過ごしたのだった。
翌朝、目が覚めると、僕の横にはスヤスヤと眠る環菜がいた。
眠る顔はあどけない。
もっとこのままベッドの中で環菜を堪能していたいけど、そういうわけにもいない。
明日には日本へ立たなければならず、その準備に今日も忙しいのだ。
帰ったら荷物もまとめないといけない。
せっかく環菜と気持ちが通じ合ったばかりなのに、しばらく離れなければいけない状況を歯痒く感じた。
(早く仕事を終わらせて、帰ったらまた環菜を抱きしめて眠せてもらおう。しばらく会えないからチャージしとかないとね)
眠る環菜の髪を手ですいて、今までにない満たされた気持ちを感じながら、名残惜しくも出掛ける準備をして僕は家を出た。
「なんか桜庭さんご機嫌ですね!こんなに忙しいのに顔色がツヤツヤしてるし」
仕事をしていると、渡瀬にそんな言葉を投げかけられた。
その言葉に心当たりは大いにあるが、周囲に婚約者だと紹介している環菜と、本当の意味で心が通じ合ったとは今さら言えない。
というか、昨日は具体的に話さなかったけど、今後についてもすり合わせをしていなかったことに思い至る。
(環菜はどうしたいだろう。普通に恋人関係を望むのか、それともこのまま本当に婚約者になってくれるのか‥‥?)
僕としては、もう環菜以外の女性は考えられないから、婚約者でいて欲しい。
ビザの関係もあるだろうし、なんだったら早く籍を入れてしまいたいくらいだ。
そうすれば問題なく、一緒にいることができる。
ただ一つ懸念なのは、環菜が頑なに何かを隠そうとしていることだ。
日本で何の仕事をしていたのか、なぜプラハに来たのか、そのあたりをいつも誤魔化される。
でも今なら素直に話してくれるかもしれない。
今日帰ったら今後のことを話し合いながら、そのことについてもきちんと聞いてみようと思った。
日本へ渡航する前日ということもあり、今日はそれほど遅くならず20時過ぎには家に着いた。
「ただいま」
玄関でそう声をかけるが返事がない。
今日はカフェでの仕事はないと言っていたから家にいるはずなのに、おかしいなと思う。
中に進むと、キッチンやリビングも真っ暗だ。
環菜の部屋の電気もついておらず、人の気配がしない。
前に環菜が情緒不安定になった時のことを思い出し、嫌な予感がよぎる。
急いで環菜の部屋をノックするも、やはり返事がない。
(何かあったのか‥‥?またあの時のみたいに布団にくるまって震えているのかもしれない)
そう思い、返事を待たずドアを無理やり開け、中を見て驚いた。
驚愕で呆然と立ち尽くしてしまう。
そこに環菜はいなかった。
いや、環菜だけではない。
荷物もすべてなくなっていて、部屋は間抜けの殻になっていたのだったーー。
これでも今日は早く帰宅できた方だ。
キッチンやリビングの電気は消えているが、部屋から灯りが漏れているので、環菜は自分の部屋にいるのだろう。
僕も自分の部屋に戻り、シャワーを浴びて、就寝の準備を整える。
そろそろ日本へ行くための荷造りもしないとなと考え始めたところで、部屋のドアがノックされる音がした。
こんな時間に環菜が訪ねてくるのは珍しい。
不思議に思いながらドアを開けると、寝支度を終えたであろう環菜が佇んでいた。
寝る前だというのに、わずかに薄く化粧をしているようだ。
それに、透け感のあるレースのネグリジェを身にまとっていて、カーディガンを羽織っているものの、肌の露出が多くて目のやり場に困る。
一体どうしたんだろうと思わずにはいられない雰囲気だった。
(こんな時間にこんな格好で男の部屋に訪ねてくるなんて、襲ってくださいって言ってるようなものなんだけどな。自覚ないのかな)
家にいる環菜はいつも僕に興味がない態度なのだから、あの旅行の時のようなことは起きないことは理解している。
だが、こんな姿を見せられたら、嫌でもあの夜の艶かしい環菜の痴態を思い出す。
また理性を試される生殺しみたいな状態だなと思った。
「遅くにごめんね。あの、実は智くんに話があって‥‥。今いい?」
「話?」
上目遣いで僕を見ながら、おずおずとそう切り出した環菜は、少し緊張している様子だ。
「じゃあリビングで話そうか」
「ううん、智くんの部屋がいい。入っていい?」
半ば無理やり中に入って来られて、ちょっと面食らう。
せっかく無自覚に煽ってくる環菜を共用スペースへ連れて行き、少しは落ち着こうと思ったのに台無しである。
しかも、部屋に入るなり、ベッドの上に乗り上げて正座するように座り出した。
(これは襲われても文句言えないと思うんだけど‥‥)
心の中でため息を吐き出しながら、ニコリと笑顔を作ると、環菜と反対側のベッドの端に腰をおろした。
「それで?話ってなに?どうかしたの?」
努めて冷静を装いながら問いかけると、環菜はビクッと身体を一瞬震わせ、僕に目を向けた。
その表情を見て、「おや?」っと思う。
いつも家にいる時に見せるものではなく、婚約者のフリをしている時のそれだったのだ。
「あの、こんなこと言うと、智くんは驚くかもしれないし、不快に思うかもしれないんだけど、聞いてくれる?」
「‥‥いいよ」
不穏な響きに身構えるが、環菜が次に口にした言葉は予想外のことだった。
「‥‥私のこと抱いて?婚約者役じゃなくて、ただの秋月環菜として」
「‥‥は?」
思わず素で変な声が出てしまった。
(今のは聞き間違いか?なんかとんでもないことを言われた気がするんだけど)
「智くんには申し訳ないんだけど、私、いつのまにか智くんのこと好きになってしまったの。自分に興味や好感を持たない相手だから必要とされたのに‥‥。こんなこと言われると、困るよね。ごめんね」
「‥‥え、待って。環菜はフリとか関係なく、僕のことが好きってこと?でも家では興味ない感じだったよね?」
「そう見えるように演じてたの。だって智くんが求めてるのはただの婚約者役だから。もし好きだってことがバレたら、もう一緒にいられなくなると思って必死だった‥‥。ごめんね、好きになっちゃって‥‥」
環菜は本当に申し訳なく思っているのか、目尻に涙を溜めながら、うるんだ瞳で僕を見る。
だが、僕の心はむしろ環菜の表情とは真逆で、歓喜が湧き起こる。
(つまり、僕と環菜は同じ気持ちってことか。お互いにその気持ちを隠して、すれ違ってたんだな‥‥)
「謝らなくていいよ。僕も同じ気持ちだから」
「‥‥えっ?」
「僕も婚約者のフリとか関係なく、環菜を好きってことだよ」
「‥‥うそ!?」
「本当だよ。家ではよそよそしい環菜に何度悲しくなったことか。環菜の演技はある意味完璧だったよ」
あれが演技だったのなら、婚約者のフリをしている時のあの僕を好きで堪らないという態度の環菜が本当の姿だったということだ。
それに気づくとなんとも言えない喜びが胸を駆け巡る。
人と思いが通じ合うというのは、こんなに嬉しいものなのかと思った。
僕はベッドの上に座る環菜に近寄ると、すっぽり腕の中に閉じ込めて包み込むように抱きしめた。
環菜も背中に腕を回してギュッと抱きしめ返してくれる。
そこで、さっき環菜が「抱いて欲しい」とお願いしてきたことを思い出した。
「環菜‥‥」
抱きしめた身体を少し離して、環菜のぷっくりと柔らかい唇にキスをする。
そのまま貪るように唇を求めながら、ベッドの上に押し倒し、環菜を見下ろす体勢になる。
「んっ‥‥!ちょ、ちょっと待って‥‥」
「散々待ったよ。婚約者のフリしてる環菜じゃなく、環菜自身をずっと抱きたかった。悪いけど、もう待てないから」
「あ‥‥」
これ以上何も言えないように、唇で塞ぐと、もう環菜もそれ以上は何も言わず、僕たちはただお互いを求め合った。
あの旅行の時よりも、素直に反応して喘ぐ環菜にいちいち煽られ、理性はすっかり吹っ飛んでいた。
あの時も初めて感じる昂りに驚きながら行為に没頭したが、今日は気持ちの通じた相手と肌を重ねることの幸せを初めて実感した。
同じ行為でも、気持ちがあるだけで、こんなに愛しく感じて、こんなに溶けるような気持ち良さを感じるなんて。
(こんなのを知ったらもう手放せないな。まぁもう手放すつもりもないけど)
「‥‥あっ、はぁ、智くん‥‥!」
「環菜、愛してるよ」
「あ、あっ‥‥んんっ。私も愛してる‥‥!」
快感に喘ぎながら、僕の首に必死にしがみつく環菜が愛しくて愛しくてたまらなかった。
ギュッと抱きしめ、重なった肌の甘さに酔いしれる。
何度もお互いを求めながら、気持ちを確かめ合い、僕たちは甘い一夜を過ごしたのだった。
翌朝、目が覚めると、僕の横にはスヤスヤと眠る環菜がいた。
眠る顔はあどけない。
もっとこのままベッドの中で環菜を堪能していたいけど、そういうわけにもいない。
明日には日本へ立たなければならず、その準備に今日も忙しいのだ。
帰ったら荷物もまとめないといけない。
せっかく環菜と気持ちが通じ合ったばかりなのに、しばらく離れなければいけない状況を歯痒く感じた。
(早く仕事を終わらせて、帰ったらまた環菜を抱きしめて眠せてもらおう。しばらく会えないからチャージしとかないとね)
眠る環菜の髪を手ですいて、今までにない満たされた気持ちを感じながら、名残惜しくも出掛ける準備をして僕は家を出た。
「なんか桜庭さんご機嫌ですね!こんなに忙しいのに顔色がツヤツヤしてるし」
仕事をしていると、渡瀬にそんな言葉を投げかけられた。
その言葉に心当たりは大いにあるが、周囲に婚約者だと紹介している環菜と、本当の意味で心が通じ合ったとは今さら言えない。
というか、昨日は具体的に話さなかったけど、今後についてもすり合わせをしていなかったことに思い至る。
(環菜はどうしたいだろう。普通に恋人関係を望むのか、それともこのまま本当に婚約者になってくれるのか‥‥?)
僕としては、もう環菜以外の女性は考えられないから、婚約者でいて欲しい。
ビザの関係もあるだろうし、なんだったら早く籍を入れてしまいたいくらいだ。
そうすれば問題なく、一緒にいることができる。
ただ一つ懸念なのは、環菜が頑なに何かを隠そうとしていることだ。
日本で何の仕事をしていたのか、なぜプラハに来たのか、そのあたりをいつも誤魔化される。
でも今なら素直に話してくれるかもしれない。
今日帰ったら今後のことを話し合いながら、そのことについてもきちんと聞いてみようと思った。
日本へ渡航する前日ということもあり、今日はそれほど遅くならず20時過ぎには家に着いた。
「ただいま」
玄関でそう声をかけるが返事がない。
今日はカフェでの仕事はないと言っていたから家にいるはずなのに、おかしいなと思う。
中に進むと、キッチンやリビングも真っ暗だ。
環菜の部屋の電気もついておらず、人の気配がしない。
前に環菜が情緒不安定になった時のことを思い出し、嫌な予感がよぎる。
急いで環菜の部屋をノックするも、やはり返事がない。
(何かあったのか‥‥?またあの時のみたいに布団にくるまって震えているのかもしれない)
そう思い、返事を待たずドアを無理やり開け、中を見て驚いた。
驚愕で呆然と立ち尽くしてしまう。
そこに環菜はいなかった。
いや、環菜だけではない。
荷物もすべてなくなっていて、部屋は間抜けの殻になっていたのだったーー。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
泉南佳那
恋愛
イケメンカリスマ美容師と内気で地味な書店員との、甘々溺愛ストーリーです!
どうぞお楽しみいただけますように。
〈あらすじ〉
加藤優紀は、現在、25歳の書店員。
東京の中心部ながら、昭和味たっぷりの裏町に位置する「高木書店」という名の本屋を、祖母とふたりで切り盛りしている。
彼女が高木書店で働きはじめたのは、3年ほど前から。
短大卒業後、不動産会社で営業事務をしていたが、同期の、親会社の重役令嬢からいじめに近い嫌がらせを受け、逃げるように会社を辞めた過去があった。
そのことは優紀の心に小さいながらも深い傷をつけた。
人付き合いを恐れるようになった優紀は、それ以来、つぶれかけの本屋で人の目につかない質素な生活に安んじていた。
一方、高木書店の目と鼻の先に、優紀の兄の幼なじみで、大企業の社長令息にしてカリスマ美容師の香坂玲伊が〈リインカネーション〉という総合ビューティーサロンを経営していた。
玲伊は優紀より4歳年上の29歳。
優紀も、兄とともに玲伊と一緒に遊んだ幼なじみであった。
店が近いこともあり、玲伊はしょっちゅう、優紀の本屋に顔を出していた。
子供のころから、かっこよくて優しかった玲伊は、優紀の初恋の人。
その気持ちは今もまったく変わっていなかったが、しがない書店員の自分が、カリスマ美容師にして御曹司の彼に釣り合うはずがないと、その恋心に蓋をしていた。
そんなある日、優紀は玲伊に「自分の店に来て」言われる。
優紀が〈リインカネーション〉を訪れると、人気のファッション誌『KALEN』の編集者が待っていた。
そして「シンデレラ・プロジェクト」のモデルをしてほしいと依頼される。
「シンデレラ・プロジェクト」とは、玲伊の店の1周年記念の企画で、〈リインカネーション〉のすべての施設を使い、2~3カ月でモデルの女性を美しく変身させ、それを雑誌の連載記事として掲載するというもの。
優紀は固辞したが、玲伊の熱心な誘いに負け、最終的に引き受けることとなる。
はじめての経験に戸惑いながらも、超一流の施術に心が満たされていく優紀。
そして、玲伊への恋心はいっそう募ってゆく。
玲伊はとても優しいが、それは親友の妹だから。
そんな切ない気持ちを抱えていた。
プロジェクトがはじまり、ひと月が過ぎた。
書店の仕事と〈リインカネーション〉の施術という二重生活に慣れてきた矢先、大問題が発生する。
突然、編集部に上層部から横やりが入り、優紀は「シンデレラ・プロジェクト」のモデルを下ろされることになった。
残念に思いながらも、やはり夢でしかなかったのだとあきらめる優紀だったが、そんなとき、玲伊から呼び出しを受けて……
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる