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睡蓮学園
偶像(後)
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カメラのファインダー越しに、『地味な子ども』だと男は思った。
うっとおしいほど長い前髪と、ダサい黒縁眼鏡。
私立校故に、校則に縛られず許されているのか、男のクセに肩より少し長い髪を、無造作に一つに結んでいる。
何故、SYUKAが、そこまで好意を寄せているのか、理解できない。
制服姿に、背にはバックパック、右肩に竹刀の入った袋を背負い、紙袋を下げてコンビニから出てくる少年に、男は声をかけた。
「どちらさま、でしょうか?」
街灯があるとはいえ、薄暗い夜道──困惑しつつも、落ち着いた返事が返ってくる。
そんな少年──セイに、男は名刺を渡した。
「スポーツ紙……の、方ですか」
何の、御用でしょう? 警戒するような少年に、男は単刀直入に尋ねる。
「君、SYUKAと、どういう関係?」
「……は?」
思わず、少年があんぐりと口をあけた。
うーんと、腕を組み、彼はゆっくりと、言葉を選ぶ。
「あー……そうですね。オレから言えることは、一言……」
困ったようにため息を吐き、そして──。
「先にちゃんと、裏とって、取材に来てくださいね」
元々、この場に、彼に対する嫉妬心が、無かったとは言わない。
故に、男は思わず反射的に、セイを殴り飛ばした。
突然の不意打ちに防御することもできず、男の拳をまともに顔面にくらい、セイはそのまま尻餅をつく。
壊れたセイの眼鏡のフレームが、かしゃんと音をたてて道路に転がった。
「……ったぁ。何をするんです!」
「ガキがッ! 大人を馬鹿にするなッ!」
セイが鼻を拭った。
学ランの中の白いシャツの袖に、じんわりと赤い血が滲む。
その時、つんざくような悲鳴があたりに響いた。
「あ……朱夏……」
わなわなと震える朱夏が、大きな目を丸く見開き、二人を見つめていた。
隣には、同じく補習帰りと思われる葉月の姿もある。
「な……ななな……」
怒りに震える朱夏が、鋭い剣幕で男ににじり寄る。
その間に、そっと葉月がセイを助け起こした。
「セイ、大丈夫?」
「あー、鼻血出てるけど一応……」
「左頬も、結構すっぱり切ってるけど」
「マジか」
セイがごしごしと頬を拭うと、袖の赤い染みが、葉月の言葉を裏付けるように広がった。
どうせ洗濯するのは自分だと、セイは諦めて、そのまま袖を押さえて止血に努める。
「誰だよお前! ボクのセイに、何してくれてんだ!」
怒り過ぎて朱夏の目には、涙が滲む。
そんな朱夏の言葉に、男はショックを受けたように、あんぐりと口を開けた。
「あー、朱夏。どうどう。落ち着こうか。お兄さんも、ちょっとちょっと……」
葉月がちょいちょいと、男に手招きをする。
「薄暗いから難しいかもだけど、セイの顔、よーく見てみて」
「はぁ?」
訝しむ男に向かって、葉月はドンっと、セイの背中を押す。
「アンタもほら。恥ずかしがらずに、ちゃんとその顔、しっかり見せてあげなさい!」
男にしては小柄なセイをのぞき込む男の顔が、徐々に蒼くなる。
「な……んなぁ?」
鼻と頬を押さえつつ、不機嫌そうにジトッと男を見上げ、睨むセイの顔。
怒りの表情で男を睨む、朱夏の顔。
並ぶ二人は、背格好も顔も、瓜二つだった。
男は思わず後ずさり、そして回れ右をすると、一目散にその場から駆け出す。
「ゲント! いた! シュカとセイ兄ぃ!」
近づいてきた二人乗りのバイクの後ろから、ハクが飛び降りた。
「高卒後の進路志望、『セイ兄ぃと一緒に、二人そろって警察官』を、なめんじゃないよっと!」
遠目から確認し、実は詳しく状況はよくわかっていないのだが、顔を押さえながら座り込んでいる兄と、そこから逃げ出そうとしている男。
どう考えても怪しい、その男の前に立ちふさがると、ハクはそのまま怯むことなく足を引っかけて相手を転ばし、後ろから押さえつけて確保する。
「な、なんで、SYUKAと同じ……」
「あー、そういうこと。……一応、世間的には『SYUKAとGENTOは双子』って事になってますけどぉ」
男を見下ろしながら、にんまりと、ハクが悪戯小僧のように笑う。
「……ホントはオレとセイ兄ぃ入れて、四つ子なんッスよねー」
その彼の顔は、バイクにまたがったGENTOにそっくりだった。
◆◇◆
『――容疑者は、SYUKAの兄を殴り……』
翌日、見事に騒動になってしまった。
むっすりとむくれるセイに、朱夏が所属する事務所の女社長が、穏やかに笑いながらセイを宥めた。
「殴った記者はあのまま逮捕。SYUKAの兄弟の事を知らなかったリサーチ不足のド三流新聞社も、ナンだったらセイちゃんの代理で、ウチから訴訟に持ってってもいいけれど……」
「採用試験前の大事な時期に、あまり騒いで欲しくないのですけど」
「オーケイ。じゃぁ、示談の方向に、話を進めさせてもらいましょう」
そんな事より……と、社長はセイの手を、がっしりと握る。
「この際セイちゃんも、芸能界入ってシュカと一緒にデュエット組まない?」
「その話は、お断りすると、何度も言っているでしょう?」
売れると思うんだけどなー。
十二回目のラブコールをセイに断られた社長は、ちぇッと、小さく舌打ちする。
「……朱夏が芸能界を選んだように、オレも、夢があるんです」
諦めてください。と、セイはきっぱりと社長に言った。
社長室を退室すると、部屋の外に、朱夏が、待ち構えていた。
「話、終わった?」
申し訳なさそうに、朱夏が問う。
「ああ。とりあえずは」
淡々としたセイの返事に、朱夏は不安そうな表情を浮かべた。
どうした? と、セイは朱夏に短く問う。
「その……ボクのやってる事、迷惑だと思った?」
「……いや。お前には、お前の考えがあるんだろう?」
セイだって、理解している。
朱夏が芸能界に留まり、アイドル活動をしているのは、自分たちを捨てた両親に、朱夏の存在を見せつけるため。
朱夏も朱夏で、女性的な容姿がコンプレックスで、わざと地味かつ、野暮ったい格好をする兄に対し、同じ顔をした自分が芸能活動をすることで、迷惑をかけているとは、重々承知しているし、申し訳なく思っている。
セイは歩きながら、ぽつり。と、小さく言葉を漏らす。
「……お前を、「可愛い」とは、絶対に言いたくないけど」
でも。
「お前の努力は、昔からずっと、認めているつもりだ」
そっけないセイの言葉。
何のことだかわからず、朱夏は立ち止まったまま少し考える。が、以前受けたインタビューの内容を思い出し、パッと表情を明るくした。
「なんだかんだで、ちゃーんとチェックしてくれてるセイが、ボクは大好きだよ!」
いきなり朱夏に後ろから飛びつかれ、バランスを崩してセイは転んだ。
先日に引き続き、再度ぶつけた鼻を押さえ、「……訂正」と、震えながら口を開いた。
「……もっとも、後先考えない、その粗忽なところと、性別偽ってるところは、どうかと思うけどな」
そう。セイこと小早川青春と朱夏、ハクこと白秋とGENTOこと玄冬は、一卵性双生児が二組同時に生まれた、二卵性の四つ子だ。
遺伝子が同じ一卵性双生児は、非常に稀な例外をのぞいて、そのほとんどが同性である。
もちろん、青春と朱夏が希少な異性一卵性双生児とか、そんなことは全くなく、正真正銘、朱夏は弟……男だ。
むーっと、朱夏が頬を膨らませた。
──その表情は可愛らしく、どこからどう見ても女の子だが。
「そもそもボク、自分が似合うと思う格好をしてるだけで、自分で自分の事、女だって言ったこと、一度もないんだけどー」
「……お前、罪悪感とか、感じないワケ?」
じっとりと睨む兄に、シュカは目を細め、そして得意げに、にんまりと笑った。
「だって、ボクは、偶像だよ?」
見てる人が偶像に夢を抱いて、幸せなら、それで、いいじゃない?
うっとおしいほど長い前髪と、ダサい黒縁眼鏡。
私立校故に、校則に縛られず許されているのか、男のクセに肩より少し長い髪を、無造作に一つに結んでいる。
何故、SYUKAが、そこまで好意を寄せているのか、理解できない。
制服姿に、背にはバックパック、右肩に竹刀の入った袋を背負い、紙袋を下げてコンビニから出てくる少年に、男は声をかけた。
「どちらさま、でしょうか?」
街灯があるとはいえ、薄暗い夜道──困惑しつつも、落ち着いた返事が返ってくる。
そんな少年──セイに、男は名刺を渡した。
「スポーツ紙……の、方ですか」
何の、御用でしょう? 警戒するような少年に、男は単刀直入に尋ねる。
「君、SYUKAと、どういう関係?」
「……は?」
思わず、少年があんぐりと口をあけた。
うーんと、腕を組み、彼はゆっくりと、言葉を選ぶ。
「あー……そうですね。オレから言えることは、一言……」
困ったようにため息を吐き、そして──。
「先にちゃんと、裏とって、取材に来てくださいね」
元々、この場に、彼に対する嫉妬心が、無かったとは言わない。
故に、男は思わず反射的に、セイを殴り飛ばした。
突然の不意打ちに防御することもできず、男の拳をまともに顔面にくらい、セイはそのまま尻餅をつく。
壊れたセイの眼鏡のフレームが、かしゃんと音をたてて道路に転がった。
「……ったぁ。何をするんです!」
「ガキがッ! 大人を馬鹿にするなッ!」
セイが鼻を拭った。
学ランの中の白いシャツの袖に、じんわりと赤い血が滲む。
その時、つんざくような悲鳴があたりに響いた。
「あ……朱夏……」
わなわなと震える朱夏が、大きな目を丸く見開き、二人を見つめていた。
隣には、同じく補習帰りと思われる葉月の姿もある。
「な……ななな……」
怒りに震える朱夏が、鋭い剣幕で男ににじり寄る。
その間に、そっと葉月がセイを助け起こした。
「セイ、大丈夫?」
「あー、鼻血出てるけど一応……」
「左頬も、結構すっぱり切ってるけど」
「マジか」
セイがごしごしと頬を拭うと、袖の赤い染みが、葉月の言葉を裏付けるように広がった。
どうせ洗濯するのは自分だと、セイは諦めて、そのまま袖を押さえて止血に努める。
「誰だよお前! ボクのセイに、何してくれてんだ!」
怒り過ぎて朱夏の目には、涙が滲む。
そんな朱夏の言葉に、男はショックを受けたように、あんぐりと口を開けた。
「あー、朱夏。どうどう。落ち着こうか。お兄さんも、ちょっとちょっと……」
葉月がちょいちょいと、男に手招きをする。
「薄暗いから難しいかもだけど、セイの顔、よーく見てみて」
「はぁ?」
訝しむ男に向かって、葉月はドンっと、セイの背中を押す。
「アンタもほら。恥ずかしがらずに、ちゃんとその顔、しっかり見せてあげなさい!」
男にしては小柄なセイをのぞき込む男の顔が、徐々に蒼くなる。
「な……んなぁ?」
鼻と頬を押さえつつ、不機嫌そうにジトッと男を見上げ、睨むセイの顔。
怒りの表情で男を睨む、朱夏の顔。
並ぶ二人は、背格好も顔も、瓜二つだった。
男は思わず後ずさり、そして回れ右をすると、一目散にその場から駆け出す。
「ゲント! いた! シュカとセイ兄ぃ!」
近づいてきた二人乗りのバイクの後ろから、ハクが飛び降りた。
「高卒後の進路志望、『セイ兄ぃと一緒に、二人そろって警察官』を、なめんじゃないよっと!」
遠目から確認し、実は詳しく状況はよくわかっていないのだが、顔を押さえながら座り込んでいる兄と、そこから逃げ出そうとしている男。
どう考えても怪しい、その男の前に立ちふさがると、ハクはそのまま怯むことなく足を引っかけて相手を転ばし、後ろから押さえつけて確保する。
「な、なんで、SYUKAと同じ……」
「あー、そういうこと。……一応、世間的には『SYUKAとGENTOは双子』って事になってますけどぉ」
男を見下ろしながら、にんまりと、ハクが悪戯小僧のように笑う。
「……ホントはオレとセイ兄ぃ入れて、四つ子なんッスよねー」
その彼の顔は、バイクにまたがったGENTOにそっくりだった。
◆◇◆
『――容疑者は、SYUKAの兄を殴り……』
翌日、見事に騒動になってしまった。
むっすりとむくれるセイに、朱夏が所属する事務所の女社長が、穏やかに笑いながらセイを宥めた。
「殴った記者はあのまま逮捕。SYUKAの兄弟の事を知らなかったリサーチ不足のド三流新聞社も、ナンだったらセイちゃんの代理で、ウチから訴訟に持ってってもいいけれど……」
「採用試験前の大事な時期に、あまり騒いで欲しくないのですけど」
「オーケイ。じゃぁ、示談の方向に、話を進めさせてもらいましょう」
そんな事より……と、社長はセイの手を、がっしりと握る。
「この際セイちゃんも、芸能界入ってシュカと一緒にデュエット組まない?」
「その話は、お断りすると、何度も言っているでしょう?」
売れると思うんだけどなー。
十二回目のラブコールをセイに断られた社長は、ちぇッと、小さく舌打ちする。
「……朱夏が芸能界を選んだように、オレも、夢があるんです」
諦めてください。と、セイはきっぱりと社長に言った。
社長室を退室すると、部屋の外に、朱夏が、待ち構えていた。
「話、終わった?」
申し訳なさそうに、朱夏が問う。
「ああ。とりあえずは」
淡々としたセイの返事に、朱夏は不安そうな表情を浮かべた。
どうした? と、セイは朱夏に短く問う。
「その……ボクのやってる事、迷惑だと思った?」
「……いや。お前には、お前の考えがあるんだろう?」
セイだって、理解している。
朱夏が芸能界に留まり、アイドル活動をしているのは、自分たちを捨てた両親に、朱夏の存在を見せつけるため。
朱夏も朱夏で、女性的な容姿がコンプレックスで、わざと地味かつ、野暮ったい格好をする兄に対し、同じ顔をした自分が芸能活動をすることで、迷惑をかけているとは、重々承知しているし、申し訳なく思っている。
セイは歩きながら、ぽつり。と、小さく言葉を漏らす。
「……お前を、「可愛い」とは、絶対に言いたくないけど」
でも。
「お前の努力は、昔からずっと、認めているつもりだ」
そっけないセイの言葉。
何のことだかわからず、朱夏は立ち止まったまま少し考える。が、以前受けたインタビューの内容を思い出し、パッと表情を明るくした。
「なんだかんだで、ちゃーんとチェックしてくれてるセイが、ボクは大好きだよ!」
いきなり朱夏に後ろから飛びつかれ、バランスを崩してセイは転んだ。
先日に引き続き、再度ぶつけた鼻を押さえ、「……訂正」と、震えながら口を開いた。
「……もっとも、後先考えない、その粗忽なところと、性別偽ってるところは、どうかと思うけどな」
そう。セイこと小早川青春と朱夏、ハクこと白秋とGENTOこと玄冬は、一卵性双生児が二組同時に生まれた、二卵性の四つ子だ。
遺伝子が同じ一卵性双生児は、非常に稀な例外をのぞいて、そのほとんどが同性である。
もちろん、青春と朱夏が希少な異性一卵性双生児とか、そんなことは全くなく、正真正銘、朱夏は弟……男だ。
むーっと、朱夏が頬を膨らませた。
──その表情は可愛らしく、どこからどう見ても女の子だが。
「そもそもボク、自分が似合うと思う格好をしてるだけで、自分で自分の事、女だって言ったこと、一度もないんだけどー」
「……お前、罪悪感とか、感じないワケ?」
じっとりと睨む兄に、シュカは目を細め、そして得意げに、にんまりと笑った。
「だって、ボクは、偶像だよ?」
見てる人が偶像に夢を抱いて、幸せなら、それで、いいじゃない?
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