幸薄な私達の幸せな在処

こん

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夢を見た。

私が死にかけている夢。

夢中の私は、見知らぬイケメンを庇って胸に剣が刺さっていた。そのイケメンは、血が止まらない私を大事そうに抱えて、泣き叫んだ。

周りに黒い霧のような物が見えた。

場面転換

知らない場所に来ていた。お城が見える、ここは王都だろうか。

そこにいたのは、さっきのイケメンだった。だけど、雰囲気が違う。

場面転換

お城の中だろうか、大きい広間の目立つ所には豪華な椅子が置いてある。

その豪華な椅子には、人が座っている。王だろう。

イケメンは何かを必死に訴えていた。とても辛そうな顔で。

場面転換

そこは………血だった。さっきの王様がいた広間が血で染まっている。王様は血塗れで死んだまま椅子に座っていた。

広間の真ん中には、血塗れのイケメン。持っている剣が血塗れなのと、本人が死体の転がる中にいる事からこれは彼がしたのだろう。

そんな彼は、狂気的な笑いを浮かべていた。



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