5 / 20
第一章 愛されない娘
005.興味
しおりを挟む
「気を失ってしまったか」
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナが落ちないように抱え込んだ。
ふわふわな黒髪が流れ、ウィンチェスタ侯爵の首元をくすぐる。
「魔術にしか興味を示さなかったノアールが初めて興味を持った子……か」
男女の好意とかそういうものではないと感じていたが、それでもノアールが何かしてあげたいと思ったのなら好きなだけやらせたいと思った。
「まさか10歳も離れているとは思わなかったけれどね」
昨日初めて会ったこの少女の5歳だと思えない仕草、雰囲気、話し方に違和感を覚えた。
少女の黒い瞳を覗き込むと、何か見知らぬものが映った。
「ノアールもとんでもないものを引き当てたものだ。こんな面白そうな子、自分の方が先に見つけたかった」
我慢できずに今日ちょっかいをかけてしまったが。
落ち着いた話し方。
まるで大人の女性と話しているかのような不思議な感覚。
自分の身が危険でも周りを冷静に観察するような態度。
今日会って確信した。
ただの5歳児ではない。
「この国の菓子ではないショコラを手に取るとは」
新作の魔道具と引き換えに国王陛下へ頼み、王宮の料理人に作らせた貴重な菓子。
この国以外の菓子をあれこれ箱に詰め込み、リリアーナの反応を伺った。
フォード侯爵の実の娘ではないという予想はどうやら当たっていそうだ。
フォード侯爵は金髪・青眼。
息子エドワードもフォード侯爵によく似ている。
『水の一族』であり、それは青眼にしっかりと表れている。
我がウィンチェスタ家もそうだ。
『風の一族』のため息子は全員緑眼。
隔世遺伝などいろいろな条件はあるものの、黒髪・黒眼はあまりに容姿が違いすぎる。
「この子は珍しい闇属性を持っているかもしれないと思い、魔力測定器を持ってきたが……」
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナをゆっくりとベッドへ寝かせた。
眠ったままのリリアーナの両手を魔力測定器に触れさせる。
「ははっ、ますますノアールには勿体ないな」
ウィンチェスタ侯爵は嬉しそうに緑の髪をかき上げた。
魔力測定器をしばらく見つめテーブルに戻す。
倒された赤い魔道具を元に戻し、解除ボタンを押した。
同時に白い防音の魔道具も解除する。
小さな少女を気絶させてしまった。
つい夢中で見知らぬ魔法陣に魅入ってしまったせいだ。
「この赤い魔道具は『忘れさせる魔道具』だよ。ごめんね、リリアーナ」
赤い魔道具のボタンを押した瞬間から解除ボタンを押すまでの事を相手は覚えていない。
これは国王陛下に提供したばかりの新作の魔道具だ。
多少羽目をはずしても「宰相にバレない!」と国王陛下は喜んでいたが、果たしてどんな悪戯をする気なのか。
酸欠で苦しんでいた強風は赤の魔道具とは一切関係なく、自分が放った普通の魔術。
どうせ赤の魔道具の効果で何も覚えていない。
説得は面倒。
強風で動きを拘束し、魔力測定器に触るよう脅そうと思ったが。
思わぬ物が見られた。
5歳ではないリリアーナの姿、知らない魔法陣。
「さて次はどんな魔道具を作ろうか。リリアーナに必要な魔道具をノアールにも作らせないと」
ウィンチェスタ侯爵は魔道具をポケットにしまうと、リリアーナのおでこに優しく口づけを落とす。
「おやすみ、リリアーナ」
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナの頭をそっと撫でると、静かに部屋から出ていった。
「……リリー?」
リリアーナは自分を呼ぶ優しい声で目が覚めた。
目の前には眼鏡をかけた緑髪の美少年。
「ほわっ!」
驚きすぎて心臓が止まるかと思った。
「具合が悪いですか?」
「だ、だ、だ、だいじょうぶ……です」
たぶん今、顔は真っ赤だろう。
リリアーナは慌てて飛び起きた。
サイドテーブルには蓋がきちんと閉まったお菓子の白い箱。
ウィンチェスタ侯爵がお菓子を持ってきてくれて、魔道具を見せてもらって?
あれ?
それから何で寝てしまったのだろう?
「今日はこれを買ってきました」
「ノート? 使っていいの?」
「何でも自由に書いてください」
リリアーナはノートとノアールを交互に見つめた後、ゆっくりと両手を伸ばした。
この世界のノートは結構表紙が分厚い。
中の紙も厚めで黄色っぽいので、紙を薄くする技術や白くする技術はないのかもしれない。
「あとはこれ」
ノアールは鞄から新品の羽ペンとインクを取り出し、テーブルに置いた。
「緑のふさふさの羽根?」
別邸の庭で時々見かける鳥は小さいけれどカラフル。
この緑の羽根も孔雀のような光沢がある。
この世界の鳥は全体的に派手なのかもしれない。
インクは黒っぽい茶色。
黄色の紙に茶色のインクだ。
……天才に見えるかも。
リリアーナは海外の筆記体で書かれたおしゃれな黄色っぽいノートを勝手に想像した。
羽ペンとインクは憧れるけれど難易度が高そうだ。
「まずは名前を書いてみましょうか。リリアーナというのは百合の花です。白くて綺麗な花ですよ」
慣れた手つきで羽ペンにインクをつけ、すらすらとノートに書く。
『Liliana』
綺麗な文字でお手本が描かれ「はい」と渡される羽ペン。
恐る恐るインクをつけると、軸のあたりにインクがジュワっと広がった。
「つけすぎ?」
Lの上の方にインクが溜まって音符みたいに。
「少なすぎ?」
今度は途中でかすれてしまう。
「難しい! でもおもしろい!」
リリアーナは夢中で書いた。
字はあまりうまくない。
でも羽ペンだし子供の手は小さいし、こんなものだろう。
勝手に納得し、どんどん書き続ける。
書いて、ノートを眺めて、また書いて。
「よかった」
夢中なリリアーナにノアールはほっとした。
何も持たないリリアーナに何を贈ったらよいのか。
女性に贈り物などしたことがないノアールにはわからなかった。
クラスメイトに相談してみたが、婚約者には装飾品を贈ると言われ、相手がまだ5歳だというとドン引きされた。
いくら政略結婚でも10歳年下は無理だと。
そういうものなのだろうか。
三男ということもあり、継ぐような爵位も領地も何もない。
一生独身で良いので今まで婚約者などいなかったが、いざ婚約してみるとどう接したらよいのかわからなかった。
「他に欲しいものはありますか?」
リリアーナは首を横に振る。
「学園に動かせない作りかけの魔道具があり、荷物の都合もあるので土日しかここにいられませんが良いですか?」
申し訳なさそうな顔で尋ねるノアール。
大丈夫です!
お気になさらずに!
そう言ってしまいたいが5歳だしなと少し回答を考える。
「ノア先生の都合のいい日で」
考えた結果、結局5歳っぽくない回答になった。
「土日は食事を一緒に取りましょう」
しばらくノアールは金曜の帰りにここへ来て、月曜日の朝ここから学園へ通うことに。
同棲というよりルームシェアだ。
良かった。
「よろしくリリー」
「はい。よろしくお願いします、ノア先生」
15歳と5歳の二人は照れながら微笑み合った。
「ノアール、リリアーナの所へ行ったのかい?」
家に戻ったノアールは廊下で父に呼び止められた。
「はい。しばらく土日のみ行くことにしました」
「油断していると誰かに攫われてしまうよ? 私なら腕の中に閉じ込めて誰にも見せないけどね」
「まだ5歳ですよ」
「子供はあっという間に成長してしまうのだよ」
肩をすくめながら軽い口調で揶揄う父。
その姿はいつもの父の姿だったのに。
「……ノアール」
冷たい空気に圧倒されたノアールの背筋に寒気が走った。
「魔力を抑え込む魔道具を作りなさい」
聞いた事がない低い声色が廊下に響く。
「できれば魔力をゼロに。ゼロが無理なら魔力を限りなくゼロに近づけるもの」
リリアーナが7歳の神託を受けるまでに完成させる事。
ずっと身につけられるもの、例えば指輪など寝ている時も入浴中も着けていられるものにする事。
父から最低限の条件が告げられる。
見下ろす様な冷たい視線からノアールは目を逸らす事ができなかった。
「……は……い」
返事をしなくてはいけないのに身体の底からの震えが止まらず、うまく声が出ない。
こんな感覚は初めてだ。
優しい父が魔道具大臣として他国を相手にしているのはずっと疑問だったが、これが普段仕事中の父の姿なのか。
初めて見る姿に驚きと恐怖が広がる。
「わからない事は聞きに来るといい」
ふっと父の雰囲気がいつもの優しい父に。
ノアールの肩をポンと叩くと何事もなかったかのように書斎へ歩いて行く。
「魔力を、抑え込む魔道具……?」
廊下に取り残されたノアールはしばらくその場から動けず佇んだ。
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナが落ちないように抱え込んだ。
ふわふわな黒髪が流れ、ウィンチェスタ侯爵の首元をくすぐる。
「魔術にしか興味を示さなかったノアールが初めて興味を持った子……か」
男女の好意とかそういうものではないと感じていたが、それでもノアールが何かしてあげたいと思ったのなら好きなだけやらせたいと思った。
「まさか10歳も離れているとは思わなかったけれどね」
昨日初めて会ったこの少女の5歳だと思えない仕草、雰囲気、話し方に違和感を覚えた。
少女の黒い瞳を覗き込むと、何か見知らぬものが映った。
「ノアールもとんでもないものを引き当てたものだ。こんな面白そうな子、自分の方が先に見つけたかった」
我慢できずに今日ちょっかいをかけてしまったが。
落ち着いた話し方。
まるで大人の女性と話しているかのような不思議な感覚。
自分の身が危険でも周りを冷静に観察するような態度。
今日会って確信した。
ただの5歳児ではない。
「この国の菓子ではないショコラを手に取るとは」
新作の魔道具と引き換えに国王陛下へ頼み、王宮の料理人に作らせた貴重な菓子。
この国以外の菓子をあれこれ箱に詰め込み、リリアーナの反応を伺った。
フォード侯爵の実の娘ではないという予想はどうやら当たっていそうだ。
フォード侯爵は金髪・青眼。
息子エドワードもフォード侯爵によく似ている。
『水の一族』であり、それは青眼にしっかりと表れている。
我がウィンチェスタ家もそうだ。
『風の一族』のため息子は全員緑眼。
隔世遺伝などいろいろな条件はあるものの、黒髪・黒眼はあまりに容姿が違いすぎる。
「この子は珍しい闇属性を持っているかもしれないと思い、魔力測定器を持ってきたが……」
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナをゆっくりとベッドへ寝かせた。
眠ったままのリリアーナの両手を魔力測定器に触れさせる。
「ははっ、ますますノアールには勿体ないな」
ウィンチェスタ侯爵は嬉しそうに緑の髪をかき上げた。
魔力測定器をしばらく見つめテーブルに戻す。
倒された赤い魔道具を元に戻し、解除ボタンを押した。
同時に白い防音の魔道具も解除する。
小さな少女を気絶させてしまった。
つい夢中で見知らぬ魔法陣に魅入ってしまったせいだ。
「この赤い魔道具は『忘れさせる魔道具』だよ。ごめんね、リリアーナ」
赤い魔道具のボタンを押した瞬間から解除ボタンを押すまでの事を相手は覚えていない。
これは国王陛下に提供したばかりの新作の魔道具だ。
多少羽目をはずしても「宰相にバレない!」と国王陛下は喜んでいたが、果たしてどんな悪戯をする気なのか。
酸欠で苦しんでいた強風は赤の魔道具とは一切関係なく、自分が放った普通の魔術。
どうせ赤の魔道具の効果で何も覚えていない。
説得は面倒。
強風で動きを拘束し、魔力測定器に触るよう脅そうと思ったが。
思わぬ物が見られた。
5歳ではないリリアーナの姿、知らない魔法陣。
「さて次はどんな魔道具を作ろうか。リリアーナに必要な魔道具をノアールにも作らせないと」
ウィンチェスタ侯爵は魔道具をポケットにしまうと、リリアーナのおでこに優しく口づけを落とす。
「おやすみ、リリアーナ」
ウィンチェスタ侯爵はリリアーナの頭をそっと撫でると、静かに部屋から出ていった。
「……リリー?」
リリアーナは自分を呼ぶ優しい声で目が覚めた。
目の前には眼鏡をかけた緑髪の美少年。
「ほわっ!」
驚きすぎて心臓が止まるかと思った。
「具合が悪いですか?」
「だ、だ、だ、だいじょうぶ……です」
たぶん今、顔は真っ赤だろう。
リリアーナは慌てて飛び起きた。
サイドテーブルには蓋がきちんと閉まったお菓子の白い箱。
ウィンチェスタ侯爵がお菓子を持ってきてくれて、魔道具を見せてもらって?
あれ?
それから何で寝てしまったのだろう?
「今日はこれを買ってきました」
「ノート? 使っていいの?」
「何でも自由に書いてください」
リリアーナはノートとノアールを交互に見つめた後、ゆっくりと両手を伸ばした。
この世界のノートは結構表紙が分厚い。
中の紙も厚めで黄色っぽいので、紙を薄くする技術や白くする技術はないのかもしれない。
「あとはこれ」
ノアールは鞄から新品の羽ペンとインクを取り出し、テーブルに置いた。
「緑のふさふさの羽根?」
別邸の庭で時々見かける鳥は小さいけれどカラフル。
この緑の羽根も孔雀のような光沢がある。
この世界の鳥は全体的に派手なのかもしれない。
インクは黒っぽい茶色。
黄色の紙に茶色のインクだ。
……天才に見えるかも。
リリアーナは海外の筆記体で書かれたおしゃれな黄色っぽいノートを勝手に想像した。
羽ペンとインクは憧れるけれど難易度が高そうだ。
「まずは名前を書いてみましょうか。リリアーナというのは百合の花です。白くて綺麗な花ですよ」
慣れた手つきで羽ペンにインクをつけ、すらすらとノートに書く。
『Liliana』
綺麗な文字でお手本が描かれ「はい」と渡される羽ペン。
恐る恐るインクをつけると、軸のあたりにインクがジュワっと広がった。
「つけすぎ?」
Lの上の方にインクが溜まって音符みたいに。
「少なすぎ?」
今度は途中でかすれてしまう。
「難しい! でもおもしろい!」
リリアーナは夢中で書いた。
字はあまりうまくない。
でも羽ペンだし子供の手は小さいし、こんなものだろう。
勝手に納得し、どんどん書き続ける。
書いて、ノートを眺めて、また書いて。
「よかった」
夢中なリリアーナにノアールはほっとした。
何も持たないリリアーナに何を贈ったらよいのか。
女性に贈り物などしたことがないノアールにはわからなかった。
クラスメイトに相談してみたが、婚約者には装飾品を贈ると言われ、相手がまだ5歳だというとドン引きされた。
いくら政略結婚でも10歳年下は無理だと。
そういうものなのだろうか。
三男ということもあり、継ぐような爵位も領地も何もない。
一生独身で良いので今まで婚約者などいなかったが、いざ婚約してみるとどう接したらよいのかわからなかった。
「他に欲しいものはありますか?」
リリアーナは首を横に振る。
「学園に動かせない作りかけの魔道具があり、荷物の都合もあるので土日しかここにいられませんが良いですか?」
申し訳なさそうな顔で尋ねるノアール。
大丈夫です!
お気になさらずに!
そう言ってしまいたいが5歳だしなと少し回答を考える。
「ノア先生の都合のいい日で」
考えた結果、結局5歳っぽくない回答になった。
「土日は食事を一緒に取りましょう」
しばらくノアールは金曜の帰りにここへ来て、月曜日の朝ここから学園へ通うことに。
同棲というよりルームシェアだ。
良かった。
「よろしくリリー」
「はい。よろしくお願いします、ノア先生」
15歳と5歳の二人は照れながら微笑み合った。
「ノアール、リリアーナの所へ行ったのかい?」
家に戻ったノアールは廊下で父に呼び止められた。
「はい。しばらく土日のみ行くことにしました」
「油断していると誰かに攫われてしまうよ? 私なら腕の中に閉じ込めて誰にも見せないけどね」
「まだ5歳ですよ」
「子供はあっという間に成長してしまうのだよ」
肩をすくめながら軽い口調で揶揄う父。
その姿はいつもの父の姿だったのに。
「……ノアール」
冷たい空気に圧倒されたノアールの背筋に寒気が走った。
「魔力を抑え込む魔道具を作りなさい」
聞いた事がない低い声色が廊下に響く。
「できれば魔力をゼロに。ゼロが無理なら魔力を限りなくゼロに近づけるもの」
リリアーナが7歳の神託を受けるまでに完成させる事。
ずっと身につけられるもの、例えば指輪など寝ている時も入浴中も着けていられるものにする事。
父から最低限の条件が告げられる。
見下ろす様な冷たい視線からノアールは目を逸らす事ができなかった。
「……は……い」
返事をしなくてはいけないのに身体の底からの震えが止まらず、うまく声が出ない。
こんな感覚は初めてだ。
優しい父が魔道具大臣として他国を相手にしているのはずっと疑問だったが、これが普段仕事中の父の姿なのか。
初めて見る姿に驚きと恐怖が広がる。
「わからない事は聞きに来るといい」
ふっと父の雰囲気がいつもの優しい父に。
ノアールの肩をポンと叩くと何事もなかったかのように書斎へ歩いて行く。
「魔力を、抑え込む魔道具……?」
廊下に取り残されたノアールはしばらくその場から動けず佇んだ。
32
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。


乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。

この度、運命の番に選ばれまして
四馬㋟
恋愛
※章ごとに主人公が変わるオムニバス形式
・青龍の章:
蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。ゆえに不老不死で、お世継ぎを作る必要もない。それなのに私は青帝の妻にされ、后となった。望まれない后だった私は、民の反乱に乗して後宮から逃げ出そうとしたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番(つがい)として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。
・朱雀の章:
美麗(みれい)は疲れていた。貧乏子沢山、六人姉弟の長女として生まれた美麗は、飲んだくれの父親に代わって必死に働き、五人の弟達を立派に育て上げたものの、気づけば29歳。結婚適齢期を過ぎたおばさんになっていた。長年片思いをしていた幼馴染の結婚を機に、田舎に引っ込もうとしたところ、宮城から迎えが来る。貴女は桃源国を治める朱雀―ー炎帝陛下の番(つがい)だと言われ、のこのこ使者について行った美麗だったが、炎帝陛下本人は「番なんて必要ない」と全力で拒否。その上、「痩せっぽっちで色気がない」「チビで子どもみたい」と美麗の外見を酷評する始末。それでも長女気質で頑張り屋の美麗は、彼の理想の女――番になるため、懸命に努力するのだが、「化粧濃すぎ」「太り過ぎ」と尽く失敗してしまい……

転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
rita
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる