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9章
149話 *2度目の初夜
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晴柊はベッドで琳太郎に押し倒されたまま、優しいキスを受け入れた。足に、琳太郎の固く立ち上がったモノが当たっている。硬くなったソレは、琳太郎が必死に我慢してくれているのだろうことを晴柊に教えてくれる。琳太郎だって、身体が熱くて苦しくて堪らないはずなのに、その欲を晴柊にぶつけ発散することを必死に抑えてくれている。晴柊の心がじんわりと温かくなる。
「ん、ぅっ……」
琳太郎の舌が、晴柊の舌を絡めとった。晴柊はそっと、彼の頬に手を当て、貪り返すようにして求める。琳太郎の舌が晴柊の上顎をくすぐるだけで、腰が僅かに揺れ、額から汗が滲む。
「触っていいか?」
「聞かなくていいよ。琳太郎の好きにして欲しい。俺、身体そんなヤワじゃないの知ってるだろ。」
まるで繊細なガラス細工のように扱う琳太郎に、冗談っぽく笑って見せる。いつもより呼吸が荒い琳太郎が、プチプチと丁寧に晴柊の服のボタンを外した。
じっと晴柊はそんな琳太郎を見つめていると、晴柊の視線に気が付いた琳太郎が視線を寄こし、目がばちりと合う。晴柊はまるで、初夜の様な恥ずかしさがあった。いや、琳太郎との初夜はこんなロマンチックなものではなかったのだが。
晴柊の服を脱がし終えた琳太郎が、晴柊の鎖骨にちゅっとキスを落とした。そして全身くまなく、というように身体中にキスをしていく。胸元、臍、手首、恥骨、太もも……晴柊はだんだんくすぐったさから笑みを零した。薬のせいで敏感になっているため、少し唇が触れるだけでピクリと体が反応してしまう。
「ふふ、くすぐったい。」
「くすぐったいだけか?」
琳太郎がちゅっと晴柊のモノに口付けした。既に先走りをたらっと垂らしているそれを拭うように、舌を這わせる。
「ぁあんっ!……ぁ、ん……!」
晴柊の足にピンと力が入る。自分がフェラをするのは大分慣れてきてはいたが、自分がフェラされることに慣れてはいない晴柊は、思わず腰が引けそうになる。それを見透かしたかのように、琳太郎ががっしりと晴柊の腰を掴んだ。
「ひゃ、ぁっ……んっ……!」
じゅぷじゅぷと音を立てながら、小ぶりな晴柊のモノを口に頬張り、舌を裏筋に這わせる。唾液と先走りでベタベタになったそれを口内から解放したと思えば、今度は尿道を擽るように先端を尖らせた舌でグリグリと刺激する。晴柊がぎゅぅっとベッドシーツを握り、特段甘い声をあげた。
「ん、ぁあ、んっ…らめ、それ……ぁ、ん……いや、ぁ……!♡」
弱いところを恥ずかしい方法で責められている羞恥心と、快感が晴柊のリミッターを外していく。薬の効果で高ぶっていた感情を必死に押し殺していた晴柊。理性を飛ばしてしまうことが、恥ずかしくもあり怖かった。そしてそれは琳太郎も同じである。
「晴柊、我慢するな。いくら恥ずかしい痴態を見せたところで、俺は引きもしないし、嫌いになったりしないんだぞ。お前が気持ちよくなっているところを見るのが好きで溜まらない。」
琳太郎はそう言うと、晴柊のモノを握りこみ、強めに上下する。自分で触るときよりも強いその扱きに晴柊は耐えられず、琳太郎にしがみつきながら勢いよく果てた。琳太郎の言葉がまるで言霊になるかのように、我慢することを忘れながら。
口から熱い吐息が漏れ出る。荒い呼吸をする晴柊の口を塞ぎ、乳首の周りを指でなぞる。じれったさを感じるように、先端には触れないまま、果てたばかりの晴柊に丁度いい快感を与えていく。
キスしていた口を僅かに離し、顔は至近距離を保ったまま、晴柊をじっと見つめた。まだ恥ずかしそうに、それでも口を半開きにして何かを求めるような晴柊が可愛らしかった。
「触ってほしい?乳首。」
「ぁっ……」
「はは、口じゃなくてココで返事してら。」
素直になれない晴柊の口とは裏腹に、自分のモノをピクンピクンと揺らしながら返事をする晴柊に、意地悪く笑って見せる琳太郎。
「ぅっ……あ、ん……」
「晴柊は、こうやってトントンって優しく触られるのも好きだけど……」
琳太郎が囁くようにして言葉で煽りながら、晴柊の期待したように膨らんだ乳首を、指の腹で軽く押すようにして責める。
「でも、こーやって爪立てられる方が好き。」
そして、カリカリと爪で引っ掻くようにして晴柊の乳首を責める。まるで待っていたエサを与えてもらった犬のように、晴柊は腰を揺らし喜んだ。
「ぁ、ん、ん゛、ぁっ……!」
「そんで、こうやってぎゅぅって痛くされるのも好き。」
琳太郎が晴柊の乳首を指でつまみ上げる。
「っ˝~~~~~♡♡」
声にならない声が出て、晴柊は気持ちよさから堪らず琳太郎にしがみついた。触りづらくなった琳太郎が晴柊を引きはがそうとしたとき、晴柊は琳太郎の耳元で囁く。
「き、もちっ……きょう、乳首も、ちんち、んもっ……いつもより、いっぱい気持ちいっ……琳太郎も、気持ちよくなって欲しいから、……ん、おしり……はやくっ……♡」
自分ばかり愛撫されていることに痺れを切らしたかのように、晴柊が腰を琳太郎に擦りつけるようにして誘う。普段自分からこういった誘いはしない晴柊なばかりに、琳太郎は薬の効き目を実感する。
「早く慣らしてほしい?」
「んっ……♡琳太郎の、はやく、ほしぃ……♡」
「顔、トロトロじゃねえか。はは、イイ感じに溶けてきてんな。……晴柊。わりーけど、俺ももうそんな余裕ねえんだわ。お前がもうやめてっていっても止められる自信はねえ。どんだけ乱れても声出してもいいから、意識だけは飛ばすなよ。」
体を離した琳太郎は、自分の着ていた服を脱ぎ捨てる。露になった彼の男らしい肉体は、いつ見ても惚れ惚れする。端正な顔立ちも、晴柊の心臓をぎゅんっと鷲掴みにする。自分にはない、オスの色気。晴柊のナカがきゅんっと疼いた。
「いくら弛緩してるっていっても流石にいきなりは入らねえだろうから、ちょっと慣らすぞ。」
晴柊をうつ伏せにさせた後、尻だけを突き出させる姿勢を取らせると、琳太郎がローションを晴柊のアナルめがけて垂らす。そのままヒヤッとしたローションを塗りこむように、晴柊のナカに指を埋め込んでいく。
「ん、ぁっ、う……ひゃっ……あ……」
晴柊は枕を抱きかかえるようにして、気持ちよさそうに声を上げた。もっと、というように尻を揺らす様子が愛おし。今頃目尻を下げひたすら気持ちよさそうな表情をしているに違いない。ああ、やっぱり顔をみたいなと思いつつも、枕で口元を抑えふっふっと短く息を吐きながら気持ちよさそうにしている晴柊の後ろ姿を眺めるのも悪くなかった。
白く、しなった背筋が綺麗だと、琳太郎は晴柊の前立腺を挟むように指で擦り上げながら、ちゅっと腰元にキスをする。入れ込んだ指をナカでピースサインするように、人差し指と中指で広げる。冷たい空気が晴柊の熱いナカに入り込み、きゅんっとナカを占めようとするが、それを許さないように琳太郎の指が押し広げているので、その攻防戦がまた晴柊の羞恥心と被虐心を煽っていった。
「ん、ぅっ……」
琳太郎の舌が、晴柊の舌を絡めとった。晴柊はそっと、彼の頬に手を当て、貪り返すようにして求める。琳太郎の舌が晴柊の上顎をくすぐるだけで、腰が僅かに揺れ、額から汗が滲む。
「触っていいか?」
「聞かなくていいよ。琳太郎の好きにして欲しい。俺、身体そんなヤワじゃないの知ってるだろ。」
まるで繊細なガラス細工のように扱う琳太郎に、冗談っぽく笑って見せる。いつもより呼吸が荒い琳太郎が、プチプチと丁寧に晴柊の服のボタンを外した。
じっと晴柊はそんな琳太郎を見つめていると、晴柊の視線に気が付いた琳太郎が視線を寄こし、目がばちりと合う。晴柊はまるで、初夜の様な恥ずかしさがあった。いや、琳太郎との初夜はこんなロマンチックなものではなかったのだが。
晴柊の服を脱がし終えた琳太郎が、晴柊の鎖骨にちゅっとキスを落とした。そして全身くまなく、というように身体中にキスをしていく。胸元、臍、手首、恥骨、太もも……晴柊はだんだんくすぐったさから笑みを零した。薬のせいで敏感になっているため、少し唇が触れるだけでピクリと体が反応してしまう。
「ふふ、くすぐったい。」
「くすぐったいだけか?」
琳太郎がちゅっと晴柊のモノに口付けした。既に先走りをたらっと垂らしているそれを拭うように、舌を這わせる。
「ぁあんっ!……ぁ、ん……!」
晴柊の足にピンと力が入る。自分がフェラをするのは大分慣れてきてはいたが、自分がフェラされることに慣れてはいない晴柊は、思わず腰が引けそうになる。それを見透かしたかのように、琳太郎ががっしりと晴柊の腰を掴んだ。
「ひゃ、ぁっ……んっ……!」
じゅぷじゅぷと音を立てながら、小ぶりな晴柊のモノを口に頬張り、舌を裏筋に這わせる。唾液と先走りでベタベタになったそれを口内から解放したと思えば、今度は尿道を擽るように先端を尖らせた舌でグリグリと刺激する。晴柊がぎゅぅっとベッドシーツを握り、特段甘い声をあげた。
「ん、ぁあ、んっ…らめ、それ……ぁ、ん……いや、ぁ……!♡」
弱いところを恥ずかしい方法で責められている羞恥心と、快感が晴柊のリミッターを外していく。薬の効果で高ぶっていた感情を必死に押し殺していた晴柊。理性を飛ばしてしまうことが、恥ずかしくもあり怖かった。そしてそれは琳太郎も同じである。
「晴柊、我慢するな。いくら恥ずかしい痴態を見せたところで、俺は引きもしないし、嫌いになったりしないんだぞ。お前が気持ちよくなっているところを見るのが好きで溜まらない。」
琳太郎はそう言うと、晴柊のモノを握りこみ、強めに上下する。自分で触るときよりも強いその扱きに晴柊は耐えられず、琳太郎にしがみつきながら勢いよく果てた。琳太郎の言葉がまるで言霊になるかのように、我慢することを忘れながら。
口から熱い吐息が漏れ出る。荒い呼吸をする晴柊の口を塞ぎ、乳首の周りを指でなぞる。じれったさを感じるように、先端には触れないまま、果てたばかりの晴柊に丁度いい快感を与えていく。
キスしていた口を僅かに離し、顔は至近距離を保ったまま、晴柊をじっと見つめた。まだ恥ずかしそうに、それでも口を半開きにして何かを求めるような晴柊が可愛らしかった。
「触ってほしい?乳首。」
「ぁっ……」
「はは、口じゃなくてココで返事してら。」
素直になれない晴柊の口とは裏腹に、自分のモノをピクンピクンと揺らしながら返事をする晴柊に、意地悪く笑って見せる琳太郎。
「ぅっ……あ、ん……」
「晴柊は、こうやってトントンって優しく触られるのも好きだけど……」
琳太郎が囁くようにして言葉で煽りながら、晴柊の期待したように膨らんだ乳首を、指の腹で軽く押すようにして責める。
「でも、こーやって爪立てられる方が好き。」
そして、カリカリと爪で引っ掻くようにして晴柊の乳首を責める。まるで待っていたエサを与えてもらった犬のように、晴柊は腰を揺らし喜んだ。
「ぁ、ん、ん゛、ぁっ……!」
「そんで、こうやってぎゅぅって痛くされるのも好き。」
琳太郎が晴柊の乳首を指でつまみ上げる。
「っ˝~~~~~♡♡」
声にならない声が出て、晴柊は気持ちよさから堪らず琳太郎にしがみついた。触りづらくなった琳太郎が晴柊を引きはがそうとしたとき、晴柊は琳太郎の耳元で囁く。
「き、もちっ……きょう、乳首も、ちんち、んもっ……いつもより、いっぱい気持ちいっ……琳太郎も、気持ちよくなって欲しいから、……ん、おしり……はやくっ……♡」
自分ばかり愛撫されていることに痺れを切らしたかのように、晴柊が腰を琳太郎に擦りつけるようにして誘う。普段自分からこういった誘いはしない晴柊なばかりに、琳太郎は薬の効き目を実感する。
「早く慣らしてほしい?」
「んっ……♡琳太郎の、はやく、ほしぃ……♡」
「顔、トロトロじゃねえか。はは、イイ感じに溶けてきてんな。……晴柊。わりーけど、俺ももうそんな余裕ねえんだわ。お前がもうやめてっていっても止められる自信はねえ。どんだけ乱れても声出してもいいから、意識だけは飛ばすなよ。」
体を離した琳太郎は、自分の着ていた服を脱ぎ捨てる。露になった彼の男らしい肉体は、いつ見ても惚れ惚れする。端正な顔立ちも、晴柊の心臓をぎゅんっと鷲掴みにする。自分にはない、オスの色気。晴柊のナカがきゅんっと疼いた。
「いくら弛緩してるっていっても流石にいきなりは入らねえだろうから、ちょっと慣らすぞ。」
晴柊をうつ伏せにさせた後、尻だけを突き出させる姿勢を取らせると、琳太郎がローションを晴柊のアナルめがけて垂らす。そのままヒヤッとしたローションを塗りこむように、晴柊のナカに指を埋め込んでいく。
「ん、ぁっ、う……ひゃっ……あ……」
晴柊は枕を抱きかかえるようにして、気持ちよさそうに声を上げた。もっと、というように尻を揺らす様子が愛おし。今頃目尻を下げひたすら気持ちよさそうな表情をしているに違いない。ああ、やっぱり顔をみたいなと思いつつも、枕で口元を抑えふっふっと短く息を吐きながら気持ちよさそうにしている晴柊の後ろ姿を眺めるのも悪くなかった。
白く、しなった背筋が綺麗だと、琳太郎は晴柊の前立腺を挟むように指で擦り上げながら、ちゅっと腰元にキスをする。入れ込んだ指をナカでピースサインするように、人差し指と中指で広げる。冷たい空気が晴柊の熱いナカに入り込み、きゅんっとナカを占めようとするが、それを許さないように琳太郎の指が押し広げているので、その攻防戦がまた晴柊の羞恥心と被虐心を煽っていった。
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