白昼夢、風鈴の音で目が覚めれば。

「最近は暑くてかなわないのに…、よくこんな辺鄙な場所まで来たねえ。いらっしゃい」

「…いえ、こちらこそ二ヶ月程お世話になります」

物書きとしてド田舎でゆったりと生活を過ごしていた桜木修。
そこに押しかけてきた、友人、星月の弟、星月渉。

なんだかんだで二ヶ月程彼を匿う報酬は、彼のこれまでの思い出。
彼を受け入れるために新調したクーラーやら扇風機の準備は完璧だったが、
何故か注文した布団だけが一向に届かないのであった。

仕方なく修はソファで寝ようとするが、自分以外の体温や気配に自分を深く傷つけた元カレを思い出し、渉の前で思わず泣き出してしまって__。





初投稿、拙い部分もあると思いますがどうか温かい目で。

一部暴力表現等があります、お気をつけて。
クーラーの効いた涼しい部屋でどうぞお楽しみください。


表紙は立ち絵風男子メーカー様より制作させていただきました。
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