いじめ殺し~いじめられっ子からの復讐~

野うさぎ

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番外編 第2章

第6話

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「異世界転生って?」
 「そのまま、言葉通りの意味だよ」
 
  リスニー、一般人を迷わすようなことを言わないでほしい。

「ところで、大事な話があるんだけど」
  世界君が真剣な表情を始めたから、何だろうとドキドキし始めた。
  これは恋とかではなく、何かあるのだろうかという緊張と不安から来るドキドキだった。

「俺と付き合ってくれないか?」
  いきなり、予想外の展開だった。
  そもそも、出会って一日じゃない?
  今日初めて会った人に、告白するとかあり?

「よかったね、日かる。
返事はどうするの?」

「その前によく知らない」
「その青い髪と、青い瞳。
そして、かわいさとかっこよさのギャップ。
だから、付き合ってくれないか?」

  よくわからない。
  わからないけど、返事は出さなきゃ。

「ありがとう。
カップルになろうね」

  こうして、世界君と付き合うことになった。
  はああ、黒幕探しどころじゃなくなったし、数年後には結婚することになった。

  これで本当にいいのかな?
  だけど、これはこれで最高に幸せ。
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