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第2章 好きな人が異常な恋愛体質になった場合
第3話 積極的なアプローチ
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誠君は、行ってしまう・・・!
だけど、私は何をしている?
何がしたいの?
誠君に伝わるようにわかるように、告白しなくてはいけないはずなのに、どうしてだか口が動かない。
振られることがこわい。
誠君ともっと良好になりたいけれど、今の関係を崩すことがこんなにもこわい。
誠君は、曖昧にしてはだめなのに。
私は誠君を取られてしまいそうで、胸が苦しくなる。
廊下で、すれ違った女性がいると、誠君が「モーション先輩!」と叫んで、駆けつけた。
この人が、誠君のいうモーション先輩?
髪は腰まで長くて、綺麗だった。
「モーション先輩、久しぶりです」
「君は、誰なの?
この学校の生徒みたいだけど」
知り合いじゃないんだ・・・・。
「俺ですよ。
俺。
後輩の井藤誠ですって」
「ごめん、誰なのかわからない。
君と私は、どこかで話したりしたことある?」
「あるわけないじゃないですか?
今日が初めてですよ」
初対面なのに、なれなれしくしすぎじゃない?
「あ、そうなんだ。
君は、確か井藤誠君だっけ?
私がモーションというあだ名だということも含めて、いつ私のことを知ったの?」
「あはは、遠くからみれば誰でも知っている人になれますよ」
「つまり、君は私のストーカーをしていたということでいいの?」
「はい。
それと近いです」
誠君、何を言っているの?
これ、完全なる天然じゃない?
モーション先輩は、顔が青ざめていた。
「君は、罪悪感とかないの?」
「え?
何が?」
「私のストーカーとかして」
「あるわけないじゃないですか!
モーション先輩が好きなんですよ。
そのまま連れて帰りたいくらいに。
ですから、モーション先輩、俺と付き合ってくれませんか?」
「無理です!
こんなストーカーじみた人は、こちらからお断りです」
「そんなあ」
ショックを受ける誠君をおいて、モーション先輩はそのまま去っていった。
「振られちゃったよ・・・・。
どうして?
赤音、俺のどこか悪いんだと思う?」
「それは、誰でも振ると思うよ。
まず、自分がされたら、言われたらどう思うかを先に考えるべきだと思う。
でないと、誠君は一生彼女なんてできないと思う」
「そんなあ。
俺の運命の人は、本命として、両思いになれる人は、どこにいるんだろう・・・・?」
「誠君、そんなに落ち込まないでよ。
第一、私がいるじゃない。
それじゃあ、満足できないの?」
「赤音の存在には、感謝している。
感謝しても、しきれないくらい。
この先も、何年先もずっと一緒にいてほしい。
いてほしいの。
だけど、だけどね、それくらい俺には特別な存在がもう一人ほしいんだよ」
だけど、私は何をしている?
何がしたいの?
誠君に伝わるようにわかるように、告白しなくてはいけないはずなのに、どうしてだか口が動かない。
振られることがこわい。
誠君ともっと良好になりたいけれど、今の関係を崩すことがこんなにもこわい。
誠君は、曖昧にしてはだめなのに。
私は誠君を取られてしまいそうで、胸が苦しくなる。
廊下で、すれ違った女性がいると、誠君が「モーション先輩!」と叫んで、駆けつけた。
この人が、誠君のいうモーション先輩?
髪は腰まで長くて、綺麗だった。
「モーション先輩、久しぶりです」
「君は、誰なの?
この学校の生徒みたいだけど」
知り合いじゃないんだ・・・・。
「俺ですよ。
俺。
後輩の井藤誠ですって」
「ごめん、誰なのかわからない。
君と私は、どこかで話したりしたことある?」
「あるわけないじゃないですか?
今日が初めてですよ」
初対面なのに、なれなれしくしすぎじゃない?
「あ、そうなんだ。
君は、確か井藤誠君だっけ?
私がモーションというあだ名だということも含めて、いつ私のことを知ったの?」
「あはは、遠くからみれば誰でも知っている人になれますよ」
「つまり、君は私のストーカーをしていたということでいいの?」
「はい。
それと近いです」
誠君、何を言っているの?
これ、完全なる天然じゃない?
モーション先輩は、顔が青ざめていた。
「君は、罪悪感とかないの?」
「え?
何が?」
「私のストーカーとかして」
「あるわけないじゃないですか!
モーション先輩が好きなんですよ。
そのまま連れて帰りたいくらいに。
ですから、モーション先輩、俺と付き合ってくれませんか?」
「無理です!
こんなストーカーじみた人は、こちらからお断りです」
「そんなあ」
ショックを受ける誠君をおいて、モーション先輩はそのまま去っていった。
「振られちゃったよ・・・・。
どうして?
赤音、俺のどこか悪いんだと思う?」
「それは、誰でも振ると思うよ。
まず、自分がされたら、言われたらどう思うかを先に考えるべきだと思う。
でないと、誠君は一生彼女なんてできないと思う」
「そんなあ。
俺の運命の人は、本命として、両思いになれる人は、どこにいるんだろう・・・・?」
「誠君、そんなに落ち込まないでよ。
第一、私がいるじゃない。
それじゃあ、満足できないの?」
「赤音の存在には、感謝している。
感謝しても、しきれないくらい。
この先も、何年先もずっと一緒にいてほしい。
いてほしいの。
だけど、だけどね、それくらい俺には特別な存在がもう一人ほしいんだよ」
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