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第2章 ツンデレ幼馴染みライハイツ君とお人好しな俺

スクイアットロの過去編~第三のパートナーを迎えて~第4話

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「信じるかどうかなんて、最初からわからないのですよ。

なら、信じることから始めようなのです。

あたしは、スクイアットロ様のパートナーになってみせるのです。

最高で、今までにないくらいに、あたしのことを大切な存在として認めてほしいのですよ」

 どうせ、子供の言うことだ。
 後で、きっと意見を変える。

 いうもみたく、皮肉な発言をしていたら、話がややこしくなりそうだ。
 ここは、ひとまず、見守ることにしよう。

「この根拠、あるなら証明してみるのだ。

思いつきの言動や行動に、おいらは寛容できないのだぞ。

子供だから、なんでも許されると思うでない。

パートナーになるということは、これから乗り越えられないんじゃないかって思うくらいの辛い出来事も待っておる。


いつ、どこで命を落とすとかはわからないのだぞ?」

「あたしの使命は、命かけで世界を守ることなのです。

生半可な気持ちで、挑みませんなのです。

これから、共に戦わないのですか?」

「いいだろう。

これから向かうぞ」

「はいなのです」

 こうして、おいらとライハイトは相棒と関係になったけれど、おいらの中では昔やられたことを許せていなかった。

 いじめ殺しとの数々の戦いを数年も続けた。
 
「はいと君、9歳の誕生日おめでとう」

「おめでとうなのです」

 おいら、ライハイト、ライハイトの母、はいとの母で、はいと君の誕生日を祝った。
 これは、小学校の夏休みの出来事だった。
 
「ありがとう」

 おいらは、数年の時をえて、ライハイトを少しずつ信用するようになっていた。
 
 ここで、暴食のいじめ殺しが近いうちに、現れるとか誰も予想ができなかった。

 ライハイトと、おいらがいつも通りにいじめ殺しの退治に挑んでいると、一人の人間がいた。

「お腹すいた・・・・。

お腹すいた・・・・」

 こうして、目の前で怪物も人間も食べていた。

「いじめ殺しって、食べられるのですか?」

「そんなはずはない。

あれは、暴食のいじめ殺しだ。

ライハイト、気をつけるんだぞ」

「はいなのです!」

 ライハイトは、暴食のいじめ殺しに雷を飛ばした。

「おいしい・・・・。

この雷、すごくおいしい・・・。

もっと、もっと、ちょうだい・・・・」

「これ、どういうことなのですか?」

「暴食のいじめ殺しは、能力も魔法も食べてしまうんだ。

満足するまで与え続けるか、物理攻撃のどちらかで勝つしかないということになるぞ」

 ライハイトはこうして、何度も雷や樹木を飛ばしてみても、暴食のいじめ殺しは「おいしい・・・」と全部、吸収していくだけだった。
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