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番外編 年下上司と天然OL

第2話

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そう、ペットは、里親募集から飼った。
今の年齢は、三毛猫が15歳で、黒猫が14歳で、うさぎが13歳だった。
里親として迎えた時の年齢は、うさぎが7歳で、黒猫が8歳で、三毛猫が9歳のころだった。

まさか、夜中に猫と遊んでいるなんて、言えなかった。

「寝不足か?」
「多分、そうです」

上司の名前は、渡鍋《わたなべ》さん。

上司はうるさい。
何で、私ばかりかまうのかな?
渡鍋さんよりも高身長で、イケメンはいるもん。
そう言えば、何で渡鍋さんは、男の人だけど、身長が170センチないのかな?

私、渡鍋さんより低いって思うでしょ?
だけど、ヒール履けば抜かせる。
私はヒール履けば余裕だし、渡鍋さんを見下ろすことができる。

寝不足かどうかなんて他の社員には気にしないけど、私にはやたら気にするから、
神経質、細かすぎ、
私は一人じゃ何もできない落ちこぼれと思っているから、そんな行動にでるの。

渡鍋さんのことが、私もなぜか理由はわからないけど、気になってくる。
ただ、渡鍋さんに書類のケアレスミスを注意された時は、すごく嫌な上司と感じる瞬間はあるけれど、
それ以外は、渡鍋さんはすごく優しくて、私のことを気にかけてくれる。

他の上司は、私のことをさんざん、目の前で文句とか悪口とか言う。
「出来損ない」「わからず屋」
何で、私は、こんなにダメ人間なのかなと、落ち込むことさえあった。

落ち込んでいられないと喝を自分に入れてみても、それは長くは続かなくて、
精神的にも、肉体的にも、疲れ果てていた。

そこで、私は、自分はどうしてこんなに出来損ないなのか悩むようにもなる。
たまたま、スマホでなんとなく、休憩中にいじってみたら、インターネットで、「ADHD診断」という記事を見つけた。
「大人の発達障害」という記事も気になった。
ケアレスミスが多い、物忘れが多い、整理整頓ができない。私に当てはまっていた。

発達障害なんて、私は気にしたことがないけれど、さっそくその診断に申し込んで、受けてみることにした。
いざ、その診断をしてみれば、医師から、「軽度の発達障害がある」と言われた。
「あなたは、ADD。多動はないけど、不注意が入っていますね」
「どうゆうことですか?」
「知的はそんなに見られませんが、不注意は見られます」

そう、私は発達障害だった。
そこに絶望して、明日からどのように生きていいのかわからなかった。
私に事務仕事はむいていないことは身に染みた。
だから、10年で勤めた仕事を辞める決意をした。
この会社になんて、居づらかった。

そこで、私は退職願として、私は渡鍋さんに伝えた。
「私は30日後に退職します」
「辞めるの?」
「はい」
「なぜ?」
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