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番外編 ピンクの髪のプリンセス
第1話
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わたし、サルビア王女。
名前の由来は、サルビアの花から。
この花の花言葉は、家族愛。
この王国の第二王女。
わたしの口は先祖代々娘は第二王女までしか産まないし、産めないの。
後はみんな何回産んでも、男の子。
この世界ではわたしみたくピンクの髪で、ピンクの瞳は珍しいとされているの。
ちなみに第一王女(わたしの姉)は、ピンクの髪ではない。
第一王女には、ピンクの髪やピンクの瞳は両親がそうでない限り、生まれてこないらしい。
わたしの髪は、腰まで長め。
髪は枝毛がどんなに伸ばしても生えてこない、お母様譲り綺麗な髪と国では評判なの。
性格は、わがまま、おっちょこちょい、天然、マイペース、腹黒、自己中、計算高いなどと言われる。
わたしはお父様が誰なのか知らない、お姉様は知っているみたいだけど。
わたしは、お母様(女王)に女手一つで育てられた。
ミニスカートははけなくて、いつもロングスカート。
わたしは、年上の王子に恋をした。
「王子‥‥」
だけど、わたしはすぐに知ってしまう。
王子がピンク嫌いで、青が好きだと言うことを。
王子は、青い髪の王女に惹かれていく‥‥。
わたしが青い髪で生まれてこれたら、王子と恋をすることができたということよね?
ピンクが好きなはずなのに、ピンクが嫌いになる。
自分はいろんな人から「嫁入りしないか」と言われても、
わたしの好きな王子からはそんなことはない。
王子の夢は、自身の王国を青一色にすることらしい。
だから、自分の髪、瞳、服までもが青だし、付き合う女性の髪や瞳も青かった。
しかも、染めた髪とかじゃなくて、本来の色がいいみたい。
わたしが青で生まれてこれたら、結ばれたのかな?
しかも、王子がプロポーズしたのは、第一王女(わたしの姉)だった。
第一王女の髪や瞳も青かった。
わたしは、失恋したのだ。
喧嘩もじゃんけんも勝つのはわたしだし、欲しいものはわたし優先に買ってもらえた。
第一王女の望みはいつも叶わなかった。
友達もわたしに譲ってくれたし、お母様のことも。おかげで、お母様はいつもわたしを優先してくれた。
いつも、好きになるのは第一王女ではなく、わたしだった。
だけど、あの王子はわたしよりも第一王女を選んだ。
こんなのは、初めてだった。
結婚式は青いタキシードを来た王子、青のウェディングドレスを来た第一王女。
第一王女の手には、青いバラがある。
わたしを選んでもらえなかった。
離婚してくれないかな?
第一王女は、離婚する様子もなく、青い髪や青い瞳の子どもを産み続けた。
孫の代で、そうじゃない子が生まれたけど、そんなの第一王女が産んだわけじゃないから関係ない。
息子のお嫁さんがせめられ、孫とお嫁さんが追い出され、わたしのところに来た。
わたしは、もらい手がいないため独身でいる。
わたしは、負けた‥‥。
付き合ってくれる人はいたけど、婚約してくれる人は現れなかった。
この国では、王女は誰かに婚約してもらわないと結婚ができない掟がある。
今は、わたしは老けたおばあちゃん。
そんなわたしに誰が婚約してくれるかな?
誰か、誰でもいいからわたしに婚約して下さい。
名前の由来は、サルビアの花から。
この花の花言葉は、家族愛。
この王国の第二王女。
わたしの口は先祖代々娘は第二王女までしか産まないし、産めないの。
後はみんな何回産んでも、男の子。
この世界ではわたしみたくピンクの髪で、ピンクの瞳は珍しいとされているの。
ちなみに第一王女(わたしの姉)は、ピンクの髪ではない。
第一王女には、ピンクの髪やピンクの瞳は両親がそうでない限り、生まれてこないらしい。
わたしの髪は、腰まで長め。
髪は枝毛がどんなに伸ばしても生えてこない、お母様譲り綺麗な髪と国では評判なの。
性格は、わがまま、おっちょこちょい、天然、マイペース、腹黒、自己中、計算高いなどと言われる。
わたしはお父様が誰なのか知らない、お姉様は知っているみたいだけど。
わたしは、お母様(女王)に女手一つで育てられた。
ミニスカートははけなくて、いつもロングスカート。
わたしは、年上の王子に恋をした。
「王子‥‥」
だけど、わたしはすぐに知ってしまう。
王子がピンク嫌いで、青が好きだと言うことを。
王子は、青い髪の王女に惹かれていく‥‥。
わたしが青い髪で生まれてこれたら、王子と恋をすることができたということよね?
ピンクが好きなはずなのに、ピンクが嫌いになる。
自分はいろんな人から「嫁入りしないか」と言われても、
わたしの好きな王子からはそんなことはない。
王子の夢は、自身の王国を青一色にすることらしい。
だから、自分の髪、瞳、服までもが青だし、付き合う女性の髪や瞳も青かった。
しかも、染めた髪とかじゃなくて、本来の色がいいみたい。
わたしが青で生まれてこれたら、結ばれたのかな?
しかも、王子がプロポーズしたのは、第一王女(わたしの姉)だった。
第一王女の髪や瞳も青かった。
わたしは、失恋したのだ。
喧嘩もじゃんけんも勝つのはわたしだし、欲しいものはわたし優先に買ってもらえた。
第一王女の望みはいつも叶わなかった。
友達もわたしに譲ってくれたし、お母様のことも。おかげで、お母様はいつもわたしを優先してくれた。
いつも、好きになるのは第一王女ではなく、わたしだった。
だけど、あの王子はわたしよりも第一王女を選んだ。
こんなのは、初めてだった。
結婚式は青いタキシードを来た王子、青のウェディングドレスを来た第一王女。
第一王女の手には、青いバラがある。
わたしを選んでもらえなかった。
離婚してくれないかな?
第一王女は、離婚する様子もなく、青い髪や青い瞳の子どもを産み続けた。
孫の代で、そうじゃない子が生まれたけど、そんなの第一王女が産んだわけじゃないから関係ない。
息子のお嫁さんがせめられ、孫とお嫁さんが追い出され、わたしのところに来た。
わたしは、もらい手がいないため独身でいる。
わたしは、負けた‥‥。
付き合ってくれる人はいたけど、婚約してくれる人は現れなかった。
この国では、王女は誰かに婚約してもらわないと結婚ができない掟がある。
今は、わたしは老けたおばあちゃん。
そんなわたしに誰が婚約してくれるかな?
誰か、誰でもいいからわたしに婚約して下さい。
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