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番外編 ミステリー探偵団

第9話

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 推理小説、
 謎解き、
 クロスワード、
 パズル、
 暗号、
 未解決事件、
 名探偵、
 大人でも解けないようなことを小学生が解く、
 トリック、
 アリバイ、
 そういったことが好きだった。好きでしょうがなくて、その追及心は終わりがなくて、もっと難易度の高いレベルに挑戦したくもなってくる。
 それだけでは、飽きたらなくなってくる。

 パソイコン解剖とか、改造とかして、自分で会社を立ち上げるとかしていいかもしれない。
 だけど、小学生がそれをするべきではないように感じてきた。
 小学生は責任がないし、問題解決能力が低いと世間ではこうなっている。

 あたしは、歩未。小学生二年生。今年で8歳になる。
 将来の夢は、探偵事務所を自分の力で立ち上げて、 売り上げを伸ばして、有名な企業にして、事件を警察以上に次々と解けるような天才になるという、幼稚園が発想するような幻想ばかり抱いている。
 オンラインゲームとかを夜中にやっては、ゲームを取り上げられることもあった。
 夜中のゲームは、ばれなければいいという発想が甘かった。
 ばれないための試行錯誤をしたとしても、小学生の知能はたかが限られていた。

 あたしは、痩せすぎと身体測定で、体重検査をしたときに指摘されるため、痩せすぎにならない痩せ気味を目指していた。
 やせぎみになるために、カロリーの高いものを摂取しなくてはならなかった。
 食べることがめんどくさいので、野菜を食べなければいいという単純な発想に至った。
 野菜以外のジュース、肉とか摂取していれば、自然と太れるという計算でいた。計算といっても、そのへんは考えることがめんどくさいので、思いつきに近いそうな発想だった。
 基本、めんどくさいことは、放置したい。

 先生からは、「来年は三年生になるんだから」とよく言われるけど、三年生になるから何なんだ?
 先生が言いたいだけとしか思えなかった。
 先生は、誰にも縛られることなく、自由に生きているようにしか見えなかった。

 あたしは、先生が嫌い。
 あたしより、先に生まれただけで、何もかも知っているかのように話してほしくなかった。
 プールとかもまず一番最初に入るのも、先生だった。

 クラスの男子は、幼い感じがした。
 左利きはかっこいとか、勇者になりたいとかそんな話ばかりだった。

 女の子の方は、早くも恋バナで盛り上がっていた。
 だれが好きとか、付き合っているとか。
 最近、結婚したばかりの先生もすぐに話題になっていた。
 先生は結婚してても、寿退社しないらしい。
 寿退社すればいいというのが、正直な意見で、先生を他の学校に移しても、何の解決にもなっていないような気がしてくる。
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