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番外編 恋のライバルはいちえちゃん
第2話
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市江ちゃんはどうして、モテる女ベスト5になるのか。
クラスにモテる女は、あたしと市江ちゃん含めて5人いる。
モテる女ベスト5の中で、市江ちゃんは一番小柄だし、私は1番背が高い。
モテる女4位
身長は159センチ。
痩せすぎ。
モテる女3位
身長157センチ。
痩せぎみ。
モテる女2位
身長155センチ。
標準。
そう言えば、あたしは太りぎみだし、市江ちゃんはいちごのように太りすぎ。
何であたしが太ってしまったか。
いちごの食べ過ぎ?
ママの手料理がおいしすぎて、食べ過ぎてしまうんだよね。
そして、パパがかなりの肥満体質。
例えるなら、モルモット。
ハムスターのように食べるし、ママとは今も恋人かのように仲良し。
町を歩けば、新婚夫婦やラブラブのカップルに間違われて恥ずかしい…。
あたしは、市江ちゃんなんかいなくならないかと、仲良しの友達ながら嫉妬とか覚えるようになった。
あたしが一番になれないのは、市江ちゃんが元凶かもしれない。
気持ちの整理がつかないあたしがいた。
あたしに好きな人がいたとしても、きっと市江ちゃんにとられてしまうだろうし、市江ちゃんになんか勝てやしないんだ。
市江ちゃんに勝てる方法がほしい。
どんな手段でもいい。
市江ちゃんと出会う前の時間に戻って、あたしがトップに立つとかさ。
小学生の頃のあたしは、そんなんじゃなかった。
市江ちゃんなんかに負けない。負けたくない。
あたしらしくなくなってしまうから。
あたしらしさがなんなのかは説明なんてできないけど、あたしが一番に立てないとかいやなの。
あたしの心はいつしか複雑に絡み合うようになった。
一期一会なんて言葉があるけど、あたしはそんなのあてにしない。
あたしは市江ちゃんに勝ってみせる。
市江ちゃんの敗北こそがあたしの勝利。
そんなんじゃない。
あたしの本当はやりたいことは…。
あたしの考えていることは、いじめっ子に確実に近付いていた。
そんなことしなくても、努力で勝てるはずって思いたいけど、そんなに甘くない。
何故、現実なんか見せてしまうの?
中学卒業まで確実に近付いている。
受験もあるし、中学卒業したくないな。
中学生活やり直したいな。
今の中学生活に満足なんてしてないから。
中学一年生に戻れた。
あたしは12歳になれた。
どうしてこうなったかはわからない。
ただ念じたら、戻れたの。
高校受験とか今はしなくていい。
市江ちゃんはいない。
あたしの身長は低くなっている。
太りぎみから標準体型に戻っている。
いちごの食べ過ぎで、太っていたもんね。
いちご離れとかして、
市江ちゃんと仲良くならずに、
友達とか作るもん。
だけど、中学になれば女はグループとか作るから、厄介なんだよな。
あたしは、市江ちゃんと友達になんかなりたくない。
あんなに仲良くしてたのにって思った?
女の友情は深いようでいて、実は冷酷。
信用してはいけないの。
あたしは友達とかできたけど、市江ちゃんとは仲良くならなかった。
市江ちゃんと一緒にならないように、手芸部に所属しなかったもん。
そんな時、うさぎなのか猫なのかわからないような小動物が話しかけてきた。
その時は、友達と一緒に帰って別れた瞬間だったの。
「素質があるね。念じただけで、時間を二年前までに巻き戻せるとは」
何を言っているんだ?
変なことに巻き込まれたくないので、無視することにした。
無視というか、見えていないふり、聞こえてないふり、関わりたくないもんね。
「こっちにも考えがあるからな」
動物が指をパチンと鳴らせば、あたしは変身を始めた。
えー!
驚きを隠せないでいた。
魔法少女?
カワイーっ!
衣装がどうなっているか眺めていたい。
だけど、その前に…。
あたしは、動物を撃退しなくては。
あたしは、動物を倒さなきゃ。
ステッキでぼこぼこにする始末。
「やめてくれ」
あんな奴の思い通りになんかならない。
クラスにモテる女は、あたしと市江ちゃん含めて5人いる。
モテる女ベスト5の中で、市江ちゃんは一番小柄だし、私は1番背が高い。
モテる女4位
身長は159センチ。
痩せすぎ。
モテる女3位
身長157センチ。
痩せぎみ。
モテる女2位
身長155センチ。
標準。
そう言えば、あたしは太りぎみだし、市江ちゃんはいちごのように太りすぎ。
何であたしが太ってしまったか。
いちごの食べ過ぎ?
ママの手料理がおいしすぎて、食べ過ぎてしまうんだよね。
そして、パパがかなりの肥満体質。
例えるなら、モルモット。
ハムスターのように食べるし、ママとは今も恋人かのように仲良し。
町を歩けば、新婚夫婦やラブラブのカップルに間違われて恥ずかしい…。
あたしは、市江ちゃんなんかいなくならないかと、仲良しの友達ながら嫉妬とか覚えるようになった。
あたしが一番になれないのは、市江ちゃんが元凶かもしれない。
気持ちの整理がつかないあたしがいた。
あたしに好きな人がいたとしても、きっと市江ちゃんにとられてしまうだろうし、市江ちゃんになんか勝てやしないんだ。
市江ちゃんに勝てる方法がほしい。
どんな手段でもいい。
市江ちゃんと出会う前の時間に戻って、あたしがトップに立つとかさ。
小学生の頃のあたしは、そんなんじゃなかった。
市江ちゃんなんかに負けない。負けたくない。
あたしらしくなくなってしまうから。
あたしらしさがなんなのかは説明なんてできないけど、あたしが一番に立てないとかいやなの。
あたしの心はいつしか複雑に絡み合うようになった。
一期一会なんて言葉があるけど、あたしはそんなのあてにしない。
あたしは市江ちゃんに勝ってみせる。
市江ちゃんの敗北こそがあたしの勝利。
そんなんじゃない。
あたしの本当はやりたいことは…。
あたしの考えていることは、いじめっ子に確実に近付いていた。
そんなことしなくても、努力で勝てるはずって思いたいけど、そんなに甘くない。
何故、現実なんか見せてしまうの?
中学卒業まで確実に近付いている。
受験もあるし、中学卒業したくないな。
中学生活やり直したいな。
今の中学生活に満足なんてしてないから。
中学一年生に戻れた。
あたしは12歳になれた。
どうしてこうなったかはわからない。
ただ念じたら、戻れたの。
高校受験とか今はしなくていい。
市江ちゃんはいない。
あたしの身長は低くなっている。
太りぎみから標準体型に戻っている。
いちごの食べ過ぎで、太っていたもんね。
いちご離れとかして、
市江ちゃんと仲良くならずに、
友達とか作るもん。
だけど、中学になれば女はグループとか作るから、厄介なんだよな。
あたしは、市江ちゃんと友達になんかなりたくない。
あんなに仲良くしてたのにって思った?
女の友情は深いようでいて、実は冷酷。
信用してはいけないの。
あたしは友達とかできたけど、市江ちゃんとは仲良くならなかった。
市江ちゃんと一緒にならないように、手芸部に所属しなかったもん。
そんな時、うさぎなのか猫なのかわからないような小動物が話しかけてきた。
その時は、友達と一緒に帰って別れた瞬間だったの。
「素質があるね。念じただけで、時間を二年前までに巻き戻せるとは」
何を言っているんだ?
変なことに巻き込まれたくないので、無視することにした。
無視というか、見えていないふり、聞こえてないふり、関わりたくないもんね。
「こっちにも考えがあるからな」
動物が指をパチンと鳴らせば、あたしは変身を始めた。
えー!
驚きを隠せないでいた。
魔法少女?
カワイーっ!
衣装がどうなっているか眺めていたい。
だけど、その前に…。
あたしは、動物を撃退しなくては。
あたしは、動物を倒さなきゃ。
ステッキでぼこぼこにする始末。
「やめてくれ」
あんな奴の思い通りになんかならない。
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